December 2016
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

Recent Trackbacks

Categories

  • HOBBY
  • 日記・コラム・つぶやき
  • 映画・テレビ
  • 書籍・雑誌

« January 2015 | Main | March 2015 »

February 2015

アメリカン・スナイパー

Amerikansunaipa 国を護りたいという一心で海軍に入隊したクリス・カイル。やがてネイビー・シールズの一員となり、2003年にイラクに派遣される。狙撃手として海兵隊員を護る任務についた彼は、その腕前からレジェンドと呼ばれていた。

 伝説のスナイパー、クリス・カイルの半生を描いた物語です。彼については知りませんでしたが、射殺した敵が160人以上という記録がある英雄とのこと。自他ともに認める、その腕で仲間たちを護ってきたわけです。兵士たちが言うようにレジェンドに違いありませんが、相手からすれば悪魔ということになるのでしょう。クリスには多額の賞金が懸けられています。
 ここでは戦争を描くうえで実話をもとにしていますから説得力がありますね。カウボーイだった彼が30歳を過ぎて何故軍に入隊したのかなど少年時代に遡って描かれています。力を持つ者は、戦い護ることが使命ということなのでしょう。しかし、戦場での任務は過酷です。劇中では、普段目にすることのない現実が臨場感のある映像で見ることになります。そこには異常とも思える敵の姿がありました。これが戦争なのだと気づかされますが、相手が女や子供であっても気を許せませんし、ときには非情な決断も迫られます。判断を誤れば仲間を失うことにもなるわけです。クリスは良き父親ですから、しだいに心を蝕まれていくことになります。
 いっぽうで遠く離れた家族はどうしているのか。戦争とは関係ないかのような生活があるんですね。戦うことは遠く離れた家族を護ることとはいえ、家庭を犠牲にしている現実があります。クリスはこのギャップに苦しんでいますが、帰りを待つ家族もまた辛い思いをしているんですね。
 この作品の中、戦争がもたらすのは何なのかを考えさせられました。結末はあまりにも悲しい現実を突きつけます。(u_u。)


評価:moon1

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

Fifutexi 平凡な女子学生のアナは、学生新聞の取材で若き起業家のグレイのもとを訪れた。グレイの洗練された振る舞いと容姿に心惹かれ、また恋愛未経験のアナにグレイは興味を持つ。二人が親密な関係となったある日、グレイはある契約を持ちかける。

 知りませんでしたが、原作は世界的ベストセラーの官能小説らしい。この手の原作をどういった映画にするのか気になるところですね。序盤は平凡な女子学生と若き大富豪の恋を描いたシンデレラストーリーのようです。美男美女ですしね。ところが、グレイには支配的な性格と歪んだ性的嗜好を持っていることが明らかになります。恋はしないと言い放つグレイですし、アナの心は離れるかと思ったら意外な展開に・・・。
 二人は互いに好意を持ちつつも複雑な関係でしかいられません。グレイは起業家らしく契約を交わそうとするし、アナも契約交渉したりと笑ってしまいそうなところですね。なんたってグレイが求めるのは俗な言い方すれば変態プレイですもの。二人は、あらま~そんな事やこんな事していますけど、何だかなーって感じですね。映像的には諸にボカシや黒塗り入っていて、変なAVっぽく見えてしまいます。も少し上手く撮ればいいのに興ざめです。
 やがてグレイの心の闇が明らかになってゆくわけです。過去の出来事が影響しているらしいし、アナにも同じことを求めているのですね。相手を支配し従属させるってことだけど、アナも反発しているところもあるし男女の駆け引きみたいにも見えます。結局、アナによって変わってゆくのかなって思いたいのですが、曖昧なまま終わってしまいます。はたしてどちらに転ぶのか?ここが一番大事でしょう。何だか何が言いたいのか分からない作品になっているようです。観たいのは、もっと深い心の内なんだけど・・・。(/ω\)ハズカシーィ


評価:moon3

ミュータント・タートルズ

Myutanto ニューヨークで暗躍する犯罪組織「フット」。その真相を追いかけるテレビレポーターのエイプリルは、犯罪現場で組織と戦う何者かを目撃した。エイプリルは事件に巻き込まれ再び謎のヒーローと出会うが、それは言葉を話すミュータントのカメだった。

 アメコミやアニメで人気のヒーロー《ミュータント・タートルズ》が実写化です。以前にも映画になっていますが、今作はリブートということで繋がりはないようです。よく見ればビジュアルはリアルになっていて、奇妙だけれど人でもなくカメっぽくもない独特のスタイルがいいですね。ミュータントらしく、いわゆるキモカワといったところでしょう。マスク姿のいで立ちはダークなヒーローみたいで強そうです。
 それにしても人間化したカメが主人公という異色のアメコミ・ヒーローですから、どんな作品になるのか気になりましたが程よいコメディを楽しめました。ミュータント4人?の性格がそれぞれに個性的で掛け合いも笑えますね。それに彼らは忍者ですから、カメなんだけど素早い動きをみせると案外かっこいいものです。映像も昔の作品より進化しているゆえにスタイリッシュなアクションを魅せます。マイケル・ベイ製作の作品らしいアクションと3Ⅾが効いていますね。
 彼らがどうしてミュータントになったのか?研究所から逃れることができたのか?といったところでエイプリルとの繋がりが明らかになるあたり、リブート作品としての面白いところです。今作は人知れず戦うヒーロー“タートルズ”が誕生する物語。ノリのいいカメさんたちですから、なんで戦うのか・・・とか、あまり深く考えないで見た方が楽しめます。
 まぁ、ラジー賞にノミネートされているようだけれど、そんなことは関係ないですねぇ。ところどころアメコミ・ヒーローのパロディみたいでユルイ感じで観られます。次作もあるらしいので展開が楽しみです。( ^ω^ )


評価:moon2


チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

Mortdecai ゴヤの幻の名画が何者かに盗まれた。美術商のチャーリー・モルデカイは、諜報機関の友人から依頼を受けて盗まれた絵を探すことになる。しかし、その絵にはマフィアやテロリストたちも狙う、とんでもない財宝の秘密が隠されていた。 

 ジョニー・デップが胡散臭い美術商を演じるコメディです。いつも個性的なキャラを演じていますが、今作ではチョビ髭のみという控えめなビジュアルです。いい加減で能天気、いかにも怪しい美術商だけれど、妻には弱いという一面もある憎めないキャラのようです。そこにツンデレな妻や屈強でもおバカな用心棒ジョックなど、チャーリーの周りも何やら賑やかですね。
 物語は絵画修復師の殺人事件と名画の盗難が明らかになるところから始まります。そこで裏の世界にも通じているモルデカイが捜査に協力することになるわけです。名画の行方を追っているのはマフィアやテロリストで、自ずと騒動に巻き込まれてゆく。サスペンスっぽいストーリーも全編コメディゆえにユルイ感じですね。モルデカイは持前のいい加減さで危機を乗り越えていきます。
 劇中ではユアン・マクレガーやグウィネス・パルトローらが真顔でジョークを言うあたりがナンセンスで面白いところですが、笑いどころは微妙でした。アメリカンなジョークについていけない・・・。チョビ髭ネタ・・・もう、そればっかりでは間が持ちませんね。名画に秘められた謎から大騒動に繋がっていくのですから、もう少し映像的な面白さが欲しいところです。
 今回は“チャーリー・モルデカイ”の映画初登場でしたから、なんだかんだ言っても、ジョニー・デップが何かしてくれるのでは?と期待してしまいます。まぁ、今作ではキャラとしてイマイチ残念なところでしたね。原作はシリーズとなっていますが、映画のほうはどうなるのか?┐(´-`)┌


評価:moon3

エクソダス:神と王

Ekusodasu 紀元前1300年。エジプトの王ラムセスと兄弟同然に育てられたモーゼだったが、その出自は奴隷のヘブライ人だと明らかになる。ラムセスと袂を分かつと、長年にわたって苦しむヘブライの民を救う為、エジプトとの戦いに身を投じてゆく。

 旧約聖書ではモーゼのエピソードで知られる『出エジプト記』をもとに映像化です。何度か映画になっていますが、設定はだいぶ違っているので歴史物の作品を観るような感覚で見ることができました。ここでのモーゼは王となるラムセスと共に育った信頼の厚い側近となっています。しかし、自らも知らなかった出自が明らかになり追放されてしまうわけです。さすがに奴隷の子が王族では不味いでしょうけど、ラムセスとの間の微妙な関係も匂わせています。
 モーゼは信仰心がさほど強くはないわけですが、神託を受けてヘブライ人を解放する為に戦います。ここで彼の前に現れる神は少年の姿で、現実なのか幻想か曖昧な表現になっています。神を名乗ってもいませんし、一方的な神託に時には反論することもあるモーゼです。神との関係も何処か微妙ですね。
 そして、この作品でもエジプトを襲う十の災厄や海峡で海が割れるシーンが映像としてのみどころです。映像表現には圧倒されますが、やはり神の所業かどうかは曖昧なままでした。おかげで宗教的な意味合いの薄い作品になっています。ここでのモーゼは戦いには長けていますが特別な力はありません。神と対話するモーゼであっても、その行く末に確信は持てないようです。神の如く振舞うエジプト王とヘブライの民を率いるモーゼの戦いは、互いの信念がぶつかりあうことになります。
 モーゼの心の内にしか神は見えませんし、奇跡は自然が起した偶然なのかもしれません。聖書の中のお話しですが、いったい神とは何なのか?を問う作品のようです。w(゚o゚)w


評価:moon1

« January 2015 | Main | March 2015 »