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July 2013

風立ちぬ

Kazetatinu 大正から昭和へと移りゆく時代。工業技術で世界に遅れていた日本で、いつか美しい飛行機を作りたいと夢見ていた少年、堀越二郎。戦争の足音がせまるなか、二郎は航空設計技師となった。

 模型誌『モデルグラフィックス』に連載された宮崎駿の漫画『風立ちぬ』をスタジオジブリによって劇場アニメ化。実在の人物で零戦の設計を手掛けた堀越二郎の半生を描いている。もっとも、ここでは同時代の作家、堀辰夫をミックスした人物となっていて、恋愛など彼の小説も下敷きになっているようだ。二人をモデルにしているわけですね。
 ゆえに物語は子供向けの作品ではないようで、シリアスなドラマが続いてゆく。アニメではなく実写で見たいくらい深い人間関係が描かれています。でも大正から昭和初期の日本の原風景が見て取れるだけに、面白いかは別にして子供が観るのもよいのかな。
 純粋に美しい飛行機を作りたかった主人公の堀越ですが、当時の世界においては戦争の道具ということ。このあたりは淡々と描かれています。戦争が技術を発展させ、技術の発展がまた戦争の火種にもなるということ。でも、作品のなかでは戦争を否定も肯定もしていない。ある意味、矛盾に満ちた世の中を描いているようだ。冒頭では関東大震災による破壊と復興、そして生と死。後半は震災で出会った菜穂子と二郎の再会から結婚、妻の死を受け入れる姿も淡々と描かれていた。これは純愛でしたね。
 期待と違ったのは、堀越二郎の物語なので飛行機がもっと登場するのかと思ったらドラマがメインのようです。でも最後に成功した九試単座戦闘機のテストシーンがあって飛行機ファンも納得でしょうか。
 夢の中など抽象的なシーンもあって分かりにくいところも多々ですが、ここでは純粋に生きている二郎の姿に時代を超えて共感できそうです。(*´ェ`*)


評価:moon2

ワイルド・スピード EURO MISSION

Waisupi6 国外逃亡中のドミニクたちのもとに宿敵であるFBI捜査官のホブスが現れた。国際的な犯罪組織壊滅のため協力してほしいという。組織には死んだはずのドミニクの恋人レティが関わっていることを告げられ、真相を確かめるため最強のチームが集結する。

 クルマ好きにはたまらないカーアクション満載の作品。シリーズとして数えること、ついに6作目へと突入です。前作『MEGA MAX』のエンディングで示された謎が明らかになるわけで、ドミニクの恋人で死んだはずのレティ(ミシェル・ロドリゲス)が再登場しています。ゾンビでもクローンでもないけれど、一体どういうことなのか?
 いっぽうでドミニクたちはといえば、リオデジャネイロの犯罪組織から1億ドルを奪って優雅な引退生活を送っていた。ブライアンにも家族が増えて幸せなようです。けれど、彼らのもとにFBI捜査官のホブスが現れて協力を依頼してきた。かなり強引な展開、何でもありになっているけれど、ストーリーとして繋がっていて楽しめる内容ですね。
 相手は国際的な犯罪組織で国家機密をねらっている。しかも凄腕のドライバーを雇い逃走するという。取り逃がしてばかりのホブスにとって、毒には毒ってわけでドミニクたちは考えうる最強のチームなのでしょう。でも、相手は元軍人だし銃撃戦はキツイのでは・・・。 もちろん見どころの凄腕のドライバーどうしの追走劇はスリリングです。レティが組織にかかわっている理由も生きてる理由も明らかになります。やっぱり強引でしたね。
 そして例によって車が飛ぶ飛ぶ!ちょっと飛びすぎのカーアクション。いろんな車が見られるし、V8アメリカンや日本車も多数登場しています。そして、もはやお約束。どこで調達しているのか?ブライアンにはGT-Rは外せないらしい。きっと登場するのだろうと楽しみにしてましたが、ここぞの場面での登場でした。回を重ねて激しさを増すカーアクションだけれど、果ては戦車まで登場とは・・・これも車?かな。
 相変わらずスリリングで二転三転する展開は面白いですね。「ありえねー」ってシーンもあるけれどO.K。それで、すべては丸く収まったのだろうか?ドミニクたちは恩赦によって自由の身に・・・。ついにシリーズも完結か・・・と思っていたら、なんとエンディングではステイサムの登場に、またもや波乱の予感が。こっれて、まだ続くのね・・・!(・oノ)ノ


評価:moon2

真夏の方程式

Manatu 海底鉱物資源開発の説明会で玻璃ヶ浦に招かれた湯川は、滞在中の旅館で一人の客の変死事件に遭遇する。図らずも捜査に協力することになった湯川は、旅館を営む家族が秘めた悲しい真実に直面する。

 天才物理学者が難事件を解き明かすTVドラマ『ガリレオ』の劇場版2作目となる作品。TV版よりも複雑なドラマとシリアスな展開がいいですね。舞台をとある海辺の町に移して起こる事件ですが、やはり今回も「関係ない・・・」ってわけにはいかない。元警視庁の刑事が昔の解決した事件を調べていて亡くなったわけで、岸谷刑事がいつものごとく登場。やっぱり捜査に協力する羽目になります。
 そんな中にも、資源開発と環境保護の問題が挿入されていて、科学では割り切れない問題を提示していて興味深いところです。そして子供が嫌いなはずの湯川が旅館の少年との交流を絡めて描かれるなど意外な一面を見せてくれる。蕁麻疹が出ないのはなぜだろう。現象には必ず理由があるのでわ?最後まで少年を気遣うあたり感傷的な湯川先生ですね。実に人間的です。
 そして、しだいに明らかになってゆく事件の背景にあるのは、互いを愛するがゆえの家族の間の秘密や嘘。そこには選択というキーワードが見えてきます。今回の事件では物理学はあまり関係ないところだし、犯人も分かってしまう。でも複雑な人間関係と絡み合う心理。答えの出せないもどかしさが何ともいえない余韻となってますね。ある意味、非論理的なことばかりですが、物理学とは対照的で際立って見える。
 そういえば湯川先生が以前に語っていた非論理的な事象の『愛』だけれど、今回の事件の謎を解いた方程式の答えではないでしょうか。どの答えを選ぶかは当事者の選択という曖昧なまま余韻となっていますが、実に面白い作品です。(´・ω・`)ショボーン


評価:moon1

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