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April 2013

リンカーン

Rinkan 1865年、アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが再選を果たしたものの、南北戦争は4年目に突入していた。戦争の終結を模索する中、奴隷制度を廃止するための憲法修正第13条をめぐって、議会ではさまざまな駆け引きが繰り広げられていた。

 奴隷解放で有名な合衆国大統領リンカーンを描いた伝記ドラマ。これまでも映画になっているのでは・・と思ったら意外にも作品は少ないようで、シリアスに描かれている本作ではリンカーンの実像に迫れるのではないかと期待するところ。もちろんバンパイアは出てきません!
 ゆえに、もっと多くのことを知りたいところですが、ここでは暗殺されるまでの最後の4か月を見るというものだった。時代は南北戦争の最中でもあり、戦争をどう終結させるのか?奴隷制度を廃止できるのか?せめぎ合いに苦悩する姿を見るわけである。同じ共和党内の取りまとめや、反対する民主党議員の切り崩しなど、劇中では議会の裏工作のシーンが坦々と続いてゆく。なかなか描かれなかった部分とはいえ、ちょっと退屈な感じがするところ。
 その反面、それはリアルな政治の世界を垣間見るようでもある。賛成派、反対派とも戦争終結後を見据えての駆け引きをしている。リンカーンが戦争を終わらせることに悩むかといえば、戦争が終わってしまうと奴隷解放宣言の効力が失われて再び奴隷制度が復活してしまうらしい。そういうことで戦争終結までに憲法修正第13条の批准を議会で通す必要があるというわけだ。北部と南部はそれぞれ有利に進めたいがため、和平交渉を模索したりするのだが、この辺は分りにくいところですね。
 そして愛国心から兵士に志願する息子と、これに反対する妻との板挟みというエピソードもはいっていて、政治のドロドロとは関係なく苦悩しています。政治と現実世界とのギャップが見えて大統領の苦悩が感じられる場面だろう。
 そして議会での採決が大きな見どころとなっていて、三分の二の賛成が必要というなか僅かな差で可決したという事実が意味するもの。これが世界を変えた瞬間なのだけれど危うい世界のようである。
( ̄○ ̄;)!


評価:moon1

ヒッチコック

Hitchcock 1959年、映画監督アルフレッド・ヒッチコックの作品は高い評価を得ていたが、次なる作品に選んだのは実在の殺人鬼を描いた『サイコ』だった。しかし、奇抜な内容ゆえに映画会社からの出資を断られ、自己資金で製作に挑むものの数々の困難に見舞われる。

 サスペンスの帝王アルフレッド・ヒッチコックの素顔と、彼を支えた妻アルマとの知られざる逸話を描いた作品。ここでは代表作となった『サイコ』を制作する舞台裏を見ることになる。
 そこで改めて映画『サイコ』を観てみると、現代の作品に通ずるサスペンスの要素が詰まっていて心理的な恐怖が感じられた。当時としてはかなりの衝撃ではなかっただろうか。それを踏まえて今作を観ると「あの場面では、そんなことが・・・」って感じで楽しめること請け合いですね。何よりヒッチコックを演じるアンソニー・ホプキンスをはじめとして登場するキャストは皆そっくり。何の違和感もなく当時の制作現場を見ているようである。
 それにしても私財を投入してでも撮りたい映画が『サイコ』だったとは、反対する映画会社やスタッフとのやりとりは興味深い内容だ。ゆえにヒッチコックといえども新たな試みに苦労しているわけで、完成するまで一筋縄ではいかぬもの。そんな中、仕事においても彼を支えた妻の存在がクローズアップされている。
 劇中で妻は友人の脚本家ウィットと共同執筆を始める。微妙な熟年夫婦の関係が垣間見えてくる。それを浮気と疑って関係がギクシャクするなど、ここでもサスペンスの要素があって『サイコ』の心理的な描写と重なるあたり、二人の関係はどうなることかと思わせる。嫉妬するヒッチコックが、ちと怖いかも。それでも危機を乗り越えて作品を完成させるのは、二人が最高のパートナーだから・・・。互いに再認識できたようで目出たしってとこかな。
『サイコ』の制作の裏にこんなエピソードがあったなんて思うと、サスペンス・スリラーも違って見えてくるようだ。
Σ( ̄ロ ̄lll)


評価:moon1

ライジング・ドラゴン

Photo 清の時代に奪われ世界に散った宝《十二生肖》。アンティーク・バイヤーのMP社は12体の像を捜すために、アジアの鷹と呼ばれるトレジャーハンターJCを雇う。高額の報酬につられ仲間と共に挑むJCに数々の困難が待ち受ける。

 久しぶりに観るジャッキー・チェン主演のアクション・ムービー。最近ではシリアスな作品が多いゆえに、これが最後のアクション映画ということならば見逃すわけにはいかない。
 今作でジャッキーが扮するのは“アジアの鷹”と呼ばれるトレジャーハンターのJC(ジャッキー・チェン)だった。でも以前の作品とのつながりはあまりないかも。清の時代に奪われ世界に散った宝《十二生肖》を求めて世界を股にかける。だけど、アンティーク・バイヤーからの依頼の品って他人の所有物・・・。複製を作りすり替えって、これって泥棒ではないのだろうか?偽造品の売買や博物館所蔵品の返還運動も絡めて描いているけれど、この理屈・・・何だかスッキリしない。雇主との駆け引きや陰謀が絡んでドタバタした展開だった。やっぱりジャッキーに期待するのは勧善懲悪ストーリーだろう。
 そうはいってもジャッキー作品の集大成というだけに、いろんな要素のつまった映画になっている。アクション、冒険、コメディなど、どこか過去の作品、古き良き香港映画のテイストが感じられる。まぁ、今となっては何でもありのユルイ設定のようだ。
 そして一番の見どころはジャッキーが陸・海・空と繰り広げる、自ら体を張ったアクションにつきる。冒頭から全身ローラー・スーツで疾走するという初めて見るアクションや、スカイダイブ、コミカルな小技の効いたカンフーなど見ていて楽しい。久しぶりに、いかにもジャッキーらしいアクションを堪能できた。エンドロールのNG集もGoodです。体を張っているのがよくわかるだけに最後って思うのも納得だけど、まだまだ切れのある演技を見せているだけに惜しまれるなぁ。でも、ひょっとして・・・・
(*^ー゚)bグッジョブ!!


評価:moon2

君と歩く世界 

Kimito 南仏のマリンランドでシャチの調教師であるステファニーは、ショーの最中に事故で両足を失う。失意のあまり心を閉ざしていた彼女だが、生きる希望を与えたのは不器用で粗暴なシングルファーザーのアリだった。

 失意のヒロインを勇気づける、ちょっと変わった男。ありがちなラブストーリーと思っていたら、ここで見るのはもっと深い心の物語のようである。
 なんといっても事故で膝から下を失ったステファニーを演じるマリオン・コティヤールの演技に惹かれます。CGとは思えないくらい生々しく痛々しい。事故以前の彼女はショーではシャチを自在に操り、魅力的な彼女は私生活でも思いのまま人生を謳歌しているようだ。バーで喧嘩するくらいだから、むしろ乱暴に生きていたのかも。そんな彼女の生活は事故で一変してしまう。憐れみや同情の目で見られることは耐えられないことだろう。
 いっぽう、アリは5歳の息子を持つシングルファーザーで、生活に困窮して姉のもとに転がり込んでいる。元ボクサーってことだけど職にありつけずに酒場の用心棒をしたりしている。なんでこうなったかは理由は語られないのだが、落ちた生活にも気持ちは落ち込んではいないようだ。そんな生活が普通なのか、ステファニーにも憐れみや同情の目を向けたりはしないあたり彼女を勇気づけてゆくことになる。
 意外な一面を持つアリだけれどストリーファイトで稼いだりヤバイ仕事をしたりと、何だか乱暴に生きているようだ。失うものが無いって感じだろう。でも、人生を楽しんで精一杯生きている。そこはステファニーが惹かれるところかも。
 これは恋なのか?友情なのか?不思議な関係の二人。このままでいいわけないけれど、不器用で鈍感なアリは気が付かない・・・。ちょっとイライラ!
 でも最後は失いかけて気づいたはず、大切なモノがあるってこと。後半は駆け足な展開になっていて伝わらないけど、まぁハッピーエンドなのだろう。
「人は折れた骨が治るとより強くなる」ってベタなこと言ってるなぁ、ちょっとイイお話しでした。Σ(;・∀・)

評価:moon1

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