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March 2013

プラチナデータ

Platinadata 全国民の遺伝子情報《プラチナデータ》から犯人を特定する最先端の捜査システムが完成し、検挙率100%の社会が訪れようとしていた。その最中、DNA捜査関係者の殺人事件が起きる。そこでシステムが導き出した容疑者は、なんとシステムの解析主任である神楽だった。

 近い将来は実現しそうなDNA捜査ですが、ここではDNAからプロファイリングが行われ、人の外見、行動までも予測できるらしい。そこまでわかるなら確かに検挙率100%の社会もうなづけるかも。だけど、全てはDNAで決まっているのか?といった疑問も投げかけている物語でもある。
 そもそも犯人のDNAが残っていなければ意味のないことでは?僅かな手掛かりから神楽のDNAが検出されたからといっても、いきなり容疑者にされてしまうとは如何なものか。まぁ、神楽は天才科学者でシステムは完璧なものだと思っていたわけで、そんな彼が容疑者となり逃亡する羽目になるとは面白い展開です。劇中では防犯カメラを駆使したハイテクな追跡システムも登場していて、逆手にとって逃走する神楽との攻防から完璧なシステムなどないのだなーって思わせる。
 いっぽう現場の叩き上げの刑事の浅間は言わばアナログ的だろうか。それでも鋭い勘を頼りに神楽を執拗に追いつめてゆく。対照的な二人の駆け引きが見どころ。物語は複雑な事情や陰謀、さらに人間関係も絡んでどうなるのか予断を許さない。楽しめるけれど、いろんなドラマが入っていて何だかお腹一杯な感じがしてくる。結局、犯人は意外なところに・・・一人の犯行なのか?ちょっと強引な気もするなぁ。テーマとしては深いだけに纏まりきらない印象もする。
 《プラチナデータ》とは何かを考えると、完璧なシステムを作るためには完璧なデータが必要だし、データをどう使うのかで価値も変わるのだろう。神楽は自身のことさえわかっていないわけで、そもそもデータで計れないもの・・・感情があるってことかな。
(*^.^*)

評価:moon1


ジャックと天空の巨人

Jack 農夫の青年ジャックは馬を売りに市場へ出かけたものの、ある修道士から数粒の豆を託され馬と交換してしまう。それは伝説に出てくる巨大な豆の木となって天空への道を開いた。天空には、かつて地上を追われた巨人たちが住んでおり、復讐の機会を伺っていた。

 遠い昔、人間と巨人たちが戦い、巨人族は天空の世界に追いやられているという。有名な童話『ジャックと豆の木』を基にした作品だけれど、映像にするとスケールが大きなファンタジーの世界のよう。そこに陰謀やロマンスといったアレンジがされていて大人も楽しめる作品になっていた。
 ここで登場する巨人たちは人間に復讐する機会を伺うも地上に降りる術はない。ひょんなことから伝説の豆の木が復活して起こる騒動は、ちょっと残酷で怖いリアル版の『ジャックと豆の木』といったところだろう。豆の木を伝い地上へ降り立った巨人たちと人間の戦いが始まってしまう。その数100体くらいだろうか。騎士たちとの攻防は映像としては不思議で迫力のあるシーンとなっている。そのあたり3Ⅾ版は楽しめるけれど、字幕なら尚よいかも、吹き替えはイマイチですね。
 そして、もう一つの見どころは王女とジャックのロマンスだろう。このへんはオリジナルな内容となっていて、ジャックが恋する姫を救いに天空へと向かい活躍するわけだ。まぁ、ハッピーエンドで終わるのは当然としても上手くいきすぎかも?さらに物語として何か物足りない感じがするのはなぜだろう。そう思って振り返ると、細かい話は全て端折ってないだろうか。そこはアレンジされてる部分なのだけど、冒頭の陰謀がらみの事件とか・・・。ジャックの生い立ちとか・・・。伯父さんとかどうなったのだろうって気になるところ。
 どうやら物語を追うよりも映像で楽しむ作品らしい。( Д) ゚ ゚


評価:moon2

クラウド アトラス

Cloudatlas 過去から未来へと姿を変えて生きる魂。時代や場所は変わっても人の想いはつながってゆく。それは世界を変えてゆくことにも。

 過去、現在、未来の6つの時代を平行して描くという斬新な構成の作品。ラブストーリーからアクション、SFなど、それぞれ異なったジャンルの作品となっているあたり、一粒で何度も美味しいだろうか?でも、シーンごとにランダムに切替わっては、いやはや観ていて混乱してしまいそうだ。
 主人公は奴隷船の公証人の青年や作曲家志望の青年、企業の汚職を暴くジャーナリストに編集者、さらにクローン少女に文明崩壊後の世界の羊飼いとさまざま。試みとして面白いのは役者が時代ごとに複数の役をこなしていること。豪華なキャストが登場していて、ときに脇役にまわったりするのだがメークが凄くて誰だかわからないではないか・・・。エンドクレジットで「そうだったの!」って驚くも、もう少しわかりやすくてもよいのではなかろうか。これでは時代を超えた魂の繋がりというところで意味があるのか無いのかわからない気もする。
 そこで注意して観ていると各エピソードが微妙にリンクしているのだが、いかんせん6つのエピソードを追いかけるので精一杯かも。これだと何とも理解しがたい物語になってしまう。それを踏まえて、もう一度観たなら違う印象を受けるかもしれない。
 すべてはつながっている・・・この作品から伝わるのは人のつながりや時代のつながりってこと。過去の出来事が連なり未来を形づくる。ここで人は姿を変えた魂が生き続けているものの、失敗や挫折を繰り返している。これが人生なのだろうか?何だか時代をまたぐ壮大なドラマを見たけれど、終わりのないドラマのようである。┐(´-`)┌


評価:moon2


ジャンゴ 繋がれざる者

Djangounchained_poster1 1858年のアメリカ南部。奴隷ジャンゴは賞金稼ぎのキング・シュルツによって自由の身になった。二人は協力して、お尋ね者を次々と仕留めてゆく。やがて、生き別れになったジャンゴの妻が農園主カルビン・キャンディのもとにいることを突き止めた。

 奴隷制度が残るアメリカ南部で、なんと元歯医者と黒人の賞金稼ぎコンビが誕生。シリアスなテーマを過激な表現とノリで魅せるクエンティン・タランティーノ監督による異色の作品である。
 元歯医者のシュルツは、すかした男で奴隷制度に反対しつつも、お尋ね者を殺すことを厭わない。何とも手際のよさと、とぼけたクールさがイイ。そして元奴隷のジャンゴは酷い目に遭っていたらしく復讐に燃えている。利害の一致した二人が手を組んで賞金を稼ぎまくるという、時代に逆らうアウトロー。ある意味ヒーロー的なコンビである。この辺りは痛快だ。
 ところが舞台となるアメリカ南部、当時の奴隷制度を過激に表現していて残酷なシーンも多々でてくる。それに輪をかけて賞金稼ぎのコンビも殺しまくっているではないか。もはや正義も糞もないようだ。痛快を通り越して次第に不快な感じがしてくる。
 もっとも本題はここから、ジャンゴの目的は妻を取り戻すことで、ディカプリオ扮する農園主カルビン・キャンディとの交渉が見どころだ。黒人のジャンゴや賞金稼ぎでは相手してもらえるはずもなく危険な男を相手に一芝居打つことになる。シュルツは近づくために奴隷商人を演じていて、駆け引きは緊張感が漂う。ここは楽しめる部分だったが、結局は激しい銃撃戦となってしまった。全てをぶっ壊すかのような相変わらず過剰すぎる演出にセオリー無視の展開。スッキリしたような、しないような・・・これまでは一体なんだったのか? 繋がれざる者ってタランティーノのことでは・・・┐(´-`)┌


評価:moon2

オズ はじまりの戦い

Ozu カンザスのサーカス一座の奇術師オズは、乗っていた気球ごと竜巻に飛ばされ不思議な世界に迷い込む。そこは邪悪な魔女に支配された魔法の国オズ。人々は預言に残る偉大な魔法使いが現れ救ってくれると信じていた。同じ名前のオズは救世主と間違われることに。

  世界中で親しまれる児童文学『オズの魔法使い』少女ドロシーが魔法の国で繰り広げる冒険は勇気や友情の物語だった。そこで登場する偉大な魔法使いオズは実は発明家だったというオチがついていたが、ここではオズがどうやって《偉大な魔法使い》?となったのかを描いた前日談というわけである。魔法の国やオズの過去が明らかになっていて興味深い。
 それにしてもカンザスでサーカスのマジシャンをしていたとは・・・キャラの設定が何とも面白い。オズは「偉大な男」を夢見るも、うだつが上がらない。少し傲慢ながらも口の上手さには長けていて女性関係には節操がないようだ。とても「偉大な男」にはなれそうにないが・・・。そんなオズが魔法の国へ迷い込んだことから、ひと騒動がおこる物語である。竜巻が入口ってところはドロシーと同じですね・・。
 そして魔法の国オズは邪悪な魔女が支配する世界だった。でも出会うのは美しい3人の魔女たちで、偉大な魔法使いに間違われたことを幸いに思わず悪い癖が・・・何とも憎めないキャラである。南の魔女グリンダの退治を依頼されるも策のないオズ。途中、旅の仲間も増えて賑やかだ。そのあたり『オズの魔法使い』をフィーチャーした内容となっている。
 そんなこんなで邪悪な魔女を倒すために、偉大な魔法使いを演じるオズの活躍が見どころ。得意なトリックを駆使した魔法の数々が楽しい。ツッコミどころも多々あるけれど、まぁ、ご愛嬌。3Ⅾ版のほうが楽しめたかも。
 結局のところ、苦しむ人々を助けようとするオズは良い心を持っていたのだろうか?何だか結果オーライな感じが気になる。魔女を退けたオズのトリックも見かたによっては魔法なのかも。勇気に免じて、この国では「偉大な男」ってことでO.Kかな?`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!


評価:moon2

フライト

Flight その日、ベテランのウィトカー機長にとって、いつもと変わらぬフライトのはずだった。睡眠不足にもかかわらず乱気流を難なく乗り切る。しかし機体にトラブルが発生して突然急降下を始めた。ウィトカーは神業のような操縦で不時着し、多くの命を救うことができたが・・・

 突然襲った飛行機事故。ごく普通のフライトの風景が一変してしまうわけで、冒頭からリアルな映像に引き込まれる。パニックに陥る乗客や、必死に対応する乗務員。機長や副操縦士の緊迫したやりとりなど、その場に乗り合わせている気分になる。
 そんな危機的な状況を救うのはデンゼル・ワシントンが演じるウィトカー機長だった。コントロールを失った機体の急降下を止めるために、なんと背面飛行してしまう。前代未聞の着陸はかなり衝撃的シーンだが・・・これって予告で見ていては驚きは半減すると思う。
 そんな機長の神がかりなテクニックで何とか不時着することができて感動的だ。数名の死者は出てしまうものの、多くの乗客を救ったことでウィトカーは英雄になるはず。ところが血液からアルコールが検出されたものだから問題視されてしまう。まぁ、前の晩に飲んだのが残っていたのでは・・って感じだけれど、そこからこの映画の本題らしい。事故の責任を問われれば終身刑になるかもしれないって・・・彼の操縦がなければ全員助からなかったはずで、初めはウィトカーに同情してしまうところ。ところが、次第に明らかになってゆく彼の私生活。かなりめちゃくちゃだ。
 この物語はパイロットの話かと思っていたら、なんとアル中の話ではないか・・・。ウィトカーは四六時中、酒を手放せないし酔いを醒ますのにコカインって・・・オイオイ、こんな奴の飛行機には乗りたくない!しかも保身ために証拠隠滅や同僚にも口止めするとは、恋人の乗務員も亡くなっているというのに。
 かなり最低な奴に見えてくるけれど、後半は再び同情してしまう。これがアル中なのかと。調査会の疑惑を払拭するため会社や弁護士たちがウィトカーのアル中を隠そうとしている。それでも自分でもどうしようもないらしい。最後は良心が勝ったようだけれど、どれが本当のウィトカーなのか?酔ってなかったら奇跡の着陸も無かったのでは・・・
(;´д`)トホホ…


評価:moon2


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