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November 2012

人生の特等席

Jinsei メジャー・リーグで長年にわたり名スカウトとして活躍してきたガス。しかし、寄る年波から視力が弱っていた。周囲に気づかれないよう振舞うものの、大事なドラフト前の視察で窮地に陥る。そこで視察に同行したのは疎遠な娘ミッキーだった。

 クリント・イーストウッドが久しぶりに主演を務める作品。まぁ、いつものごとく頑固で不器用な生き方しかできない男を演じている。対する娘のミッキー役にはエイミー・アダムスで敏腕弁護士というわけである。ぶっきらぼうな父と疎遠な娘は互いに想いを伝えられずに口を開けばケンカになってしまう。ガスはミッキーと向き合おうとしていないようだ。
 何故にわだかまりがあるのかといえば、二人のやり取りから断片的に過去が見えてくる。ガスは野球がすべてのような男で、幼いミッキーを連れて野球場を回っていたこと。そのせいかミッキーはやけに野球に詳しい。そして幼い頃に母親が亡くなってから、親類に預けられたままになっていたらしい。そのあたり父親への不信感があるようだ。ただ、その理由は最後にガスの口から衝撃的な事実として語られる。父親の心を知ると何とも切ない。
 そして想いがすれ違う父と娘、ここでの二人は人生に行き詰まっている。野球もデータが全ての昨今、ガスはアナロク的に選手を見抜いてきた。それも視力が弱っては叶わず、もはや引退がちらつく。ミッキーはといえば、弁護士としての成功を目前にしていたものの同僚に仕事をさらわれてしまった。人生の目標を失ってしまったようだ。
 そんな二人が野球場を訪れたことは、時間を巻き戻してゆく。ギクシャクした関係の二人も野球を通してなら互いに向き合うことができている。ミッキーは仕事を離れて本当にやりたかったこと、本当の自分に気づいたわけだ。あえて避けてきたもの、ガスの生き方が人生の特等席だなんて・・・そんなことを言われたら父親としては涙ものではないか。ミッキーがピーナッツ売りの少年をスカウトするあたりは強引な展開だけれど、何はともあれハッピーエンドが心地よい。
( ^ω^)おっ


評価:moon1


ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q

Evaq まったく予想できない展開をみせてくれる期待を裏切らない作品。ゆえにストーリーの謎を解こうにも謎は深まるばかり。つまり説明は難しい・・・でも、これが ヱヴァンゲリヲンの世界なのだろう。

 長きにわたりメディアミックスで盛り上がる『ヱヴァンゲリヲン』 TV版から再構築した新劇場版も3作目を迎えてエンディングに向かうと思いきや、何やら予想だにしない展開となっていた。前作《破》のエンディング&予告が気になっていただけに、その結末をみたかったのだが・・・
 あのときシンジはどうなってしまったのか?レイは?
ところが、そのあたりはすっ飛ばして、すでに14年後の世界となっていた。何とも、これまた意味ありげだ。しかも14年が過ぎてもシンジやヱヴァのパイロットたちの姿は変わらない。どうやら歳をとらないらしい(???)。
 それにしても、この14年間はどうしていたのだろうか?シンジはどこに?ネルフとミサト大佐?達の反ネルフの戦いが続いていたのだろうか。空白が埋まらないまま、まったく意味が分からないまま進行する物語、カギを握るのはシンジということなのか。どうも周囲の冷たい視線が気になる、いったい彼が何をしたというのか・・・。観ている側もわからないところ、自らも置かれた立場が分からないまま戦いの渦中に置かれてしまう。
 前作から随分と待たされた感のある新劇場版:Q 。これまでの謎が明らかになった部分とさらに謎を投げかけている部分とが交錯して悩ましい。それにしても、難解な物語に何故惹きつけられるのか?そもそも人類の根源や未来など、答えの見つからないテーマではなかろうか。結末は無数にあるはず、同じようで同じではない物語に答えがあるのではないかと思えてしまう。エンドロール後の予告を見てしまっては、またしても次回まで悶々としそうだ。(・_・)エッ....?


評価:moon2

シルク・ドゥ・ソレユ3D 彼方からの物語

Cirque 田舎町に来たサーカスに訪れたミア。なぜか空中ブランコ乗りの青年が気になっていた。そしてミアが見つめる中、青年はブランコを握り損ねて落下、不思議なことに地面の中に消えてしまう。思わず駆け寄ったミアも地面へ吸い込まれ異世界へと迷い込む。

 世界的に有名なショーが3D映画となった。これまで見たいとは思いつつ見に行けなかっただけに必見である。でも、これって映画なのか?ドキュメンタリーではなく、ストーリー仕立てにいくつかのショーをつないで一つの物語とした新しい試みの作品である。
 そこはジェームズ・キャメロン制作の3D作品としてかなり期待していたものの、ストーリー仕立てのパートは物語の導入部分のみゆえ、映画っぽいのはそこだけだった。映像表現とパフォーマンスの融合を期待していたのだが、全編ではそういったものではなかった。ゆえにセリフもほとんどないなか、ストーリーは何だかわからないものになってゆく。しいて言えばミアの不思議な冒険が続いてゆくのはわかるけれど、映画としての物語は途中からどうでもよくなってしまう。
 そのぶんショーとして純粋に究極のパフォーマンスを見ることができるわけで、しかも3Dの効果もあってかショーではありえない至近距離からの眺めを見ることができた。いやはやショーの中にいるような感覚を味わえるは、この作品ならでわのもの。CGではないかと思えるほどのパフォーマンスに只々、見入ってしまうばかり。
 何だか余計に実際のショーを見たいと思えてきた。(゚0゚)

評価:moon2


のぼうの城

Nobou 時は戦国時代、天下統一を目指す豊臣秀吉は関東の北条家に大軍勢を差し向ける。2万の大軍に包囲された支城の忍城では、でくのぼうを揶揄して『のぼう様』と呼ばれる城代、成田長親がいた。はなから開城を決めていたはずが、僅か500の兵で長親は戦うことを決意する。

 戦国時代、2万の大軍に500の兵で抗戦し勝利したという実在の武将・成田長親のエピソードを描いた同名のベストセラー小説を映画化。いったい何で戦えるのか?どうやったら勝てるのか?とても興味をそそられる内容である。
 いうまでもなく戦力の差は歴然、まぁ、まともに戦っては勝ち目はなさそうだ。ところが人気だけはある長親のもと、皆が奮闘して初戦を勝利する。戦闘シーンは何だかレッド・クリフを思いだしてしまった。実際のところ城の周囲を水路や水田で囲まれた地の利があっての難航不落だろう。それゆえ石田三成がとった戦術は水攻めということになる。そのあたりが見どころでもあって、なんともダイナミックな当時の戦を垣間見る。
 それにしてもこの水攻め、大げさすぎるのではなかろうか。まるで津波のように押し寄せる水、震災の映像をもとに作ったのではとさえ思える。(実際はその前に作ったらしい)おかげで一年公開が延期になったというわけだ。
 異色の武将が主人公ということで笑えるシーンは多々あり、映像的にも歴史物のエンターテイメント作品として楽しめた。ただし、後に残るものが無いような気がする。全体的にポップな作風で長親の『のぼう様』ぶりが薄れている。はたして成田長親は『でくのぼう』なのか、知略に長けた人物なのか。劇中での野村萬斎を見てもつかみどころがない人物となっていた。
面白いエピソードだけに真面目に描いてもよかったのではなかろうか。
(*^m^)

評価:moon2

リンカーン /秘密の書

Rinkan 母親をヴァンパイアに殺された少年エイブラハム・リンカーンは、復讐を果たすために戦闘術を学び、やがてヴァンパイア・ハンターとなった。しかし、南部の州を動かすほどの勢力となった彼らに立ち向かうには政治の世界へと踏み出すことになる。

 リンカーンといえば奴隷解放で有名な大統領だったはず。なんでこうなるのか?すごい設定だが、ここでは夜な夜な斧を武器にヴァンパイアと戦うもう一つの顔を持っていた。表の顔は政治家で裏の顔はヴァンパイア・ハンターという奇想天外な物語となっている。奴隷制度はヴァンパイアの食糧供給の隠れ蓑だということで、南北戦争の裏側にはヴァンパイアたちとの決戦があったわけだ。
 歴史上の偉人をいじることには抵抗もあるが、どうなることかと思っていたら、あんがい纏まったストーリーと設定に違和感はなかった。子供のころに母親を殺され復讐を誓うあたりや、斧の名手であることなど人物像が重なってくる。そして奴隷解放はヴァンパイアとの政治的な攻防というわけである。史実とファンタジーが融合しているところが微妙な面白さとなっているようだ。
 そしてヴァンパイアとの戦いではスタイリッシュなアクションを見せてくれる。武器は刃に銀のコーティングを施した斧。華麗な斧さばきでヴァンパイアを倒してゆく。斧で戦うリンカーンって・・・なんだか冷静に見るとすごい画になっているなぁ。ヒーロー的な強さを発揮するも多勢に無勢、南北戦争はやがて人間対ヴァパイアの戦いになってゆく。劣勢に追い込まれるなか、起死回生の策はヴァンパイアの弱点である銀の弾丸だった。そこにはリンカーンとヴァンパイアとの知られざる駆け引きがあったということになる。そして劇中では歴史のとおり北軍の勝利となって有名な演説で締めている。歴史の中の秘密ということで、うまく辻褄があうあたりが小気味いい。史実では後に暗殺されることになるのだが・・・。こんな大統領がいたなら一票入れたいものである。(*^ー゚)bグッジョブ!!


評価:moon2

バイオハザード ダムネーション

Bio 激しい内戦が続く東スラブ共和国で「戦場でモンスターを見た」という奇妙な噂が流れ始めた。潜入した合衆国エージェントのレオンは生物兵器の手がかりを捜すが、ほどなく撤退命令が下された。しかし、被害の拡大を防ごうとサポートのないまま単独で戦いつづける。

 まるで映画のようなビジュアルと拡がるストーリーが魅力のGAME『バイオハザード』その世界そのままにゲームキャラたちの活躍を描いた劇場用アニメの第二弾が登場。もともと映画的なだけに違和感もなく、フルCGと3Dが融合した映像は、まるで実写のような感覚で観られる。
 そしてストーリーは先ごろ発売のGEME『バイオハザード6』の前日談のような内容で、闇で生物兵器が売買されているらしい。そこで使用された疑いのある東欧の国の内戦にレオンが潜入して調査しているというもの。GAMEでお馴染みのモンスターたちが登場するわけで、やはりGAMEシリーズを知っていると分かりやすいところ。そして主人公のレオンと因縁の深い女スパイのエイダとの共演に注目だろう。エイダと女性大統領のスベトラーナとの対決もみどころ。
 ここで反政府軍が生物兵器として使っているのは、不気味な姿の手強いリッカーというモンスターだった。大量に登場するも政府軍が投入した生物兵器タイラントとの戦いでは、あっけなくやられて泣けてくる。モンスター同士の戦いが見られるとは映画ならでわの展開だ。今作ではリッカーがキーとなっているようで、レオンが助けられる場面も・・・。ゲームではとても厄介な相手なのだが、何だか愛着がわいてくる?
 ちょっぴり感動できて普通に映画として楽しめる内容だが、当然ながら表現やアイテムはゲームファンを意識したものとなっていて、よりゲームの世界をひろげてくれる。もっとも、謎を残すエンディングを明らかにするにはゲームをクリアしなければ・・・。(^-^;


評価:moon2


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