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September 2012

天地明察

Tenchi江戸時代、碁打ちとして徳川家に仕えていた安井算哲は、会津藩主、保科正之の命を受け全国各地の緯度を測る北極出地の旅にでた。過酷な旅を成し遂げた算哲に、今度は改暦という重責が任される。

 同名のベストセラー小説を映画化。江戸時代前期の囲碁棋士で天文暦学者、安井算哲の改暦にひたむきに挑む姿を描く。時代劇に天文学という分野からアプローチした作品は新鮮な感じだ。そして淡々した物語は、どこか落ち着いて観ていられる。
 ここで主役である安井算哲(二代目らしい)という人物は何者なのか?囲碁の名人で算術に長け、星を見るのがなにより好きだという。そして初めて日本独自の暦を作ったというのだが、功績のわりに知られていない。この映画を観て初めて知ったわけで、知っていたならもっと興味深く観られたのだろう。
 物語の舞台となる時代では800年も使われてきた唐の暦にズレが生じており、現代よりも暦が生活に密着していて大きな問題となっている。そこで改暦を命じられた算哲だが、当時においては一大プロジェクトだった。それは地球が丸いなんて思ってもみない時代ゆえ、北極星を観測して全国各地の緯度を測ったり、太陽や星の動きを観測する装置を作ったりと江戸の天文学はなんとも面白い。
 しかし暦が政治や宗教にまでかかわっていて、ある種の既得権益となっている。これを正すことは国を揺るがす問題ゆえに命がけの使命なのである。劇中では反発する勢力から襲撃されて、いかにも時代劇的な展開となっていた。それとは対照的に気になるのは、セリフに現代語が多用されていてかえって耳についてしまうこと。まぁ、その分わかりやすいのだが・・・
 ドラマとしては時代劇であることを忘れてしまいそう。そして、ひたむきな算哲をささえる妻えんとのドラマもみどころのひとつ。一度は挫折するものの改暦を成し遂げるわけで、それを証明するため日食が起こる日を言い当てるクライマックスはドラマチックだ。
(*^ー゚)bグッジョブ!!


評価:moon1


バイオハザードV リトリビューション

Baio 巨大企業アンブレラ社の開発したウィルスが拡散して変貌した世界。人類を救う希望はアリスだという。アンブレラの施設に囚われたアリスを救出するため、レオン率いるチームが派遣されたが施設の防御システムに阻まれる。

 ゲームの世界を飛び出した物語もついに5作目へ突入。ゲームが元ネタの作品は続かないものが多い中、これだけ続くのは設定が互いにリンクしあっているからだろうか。長いシリーズゆえに最初のころの話は忘れてしまいそう、でも冒頭では過去を振り返ってくれるのでおさらいできた。
 ところでシリーズとして気になっていたのは、しだいにゲームの世界観が薄れていたこと。オリジナルのようなサバイバル・ホラーとしての怖さが欲しい。そう思っていたら、今作はゲームを意識したような・・・いやはや、まるっきりゲーム的な表現が目立っている。かなりの拘りようでゲームファンが楽しめる内容だった。そこではミラ・ジョボビッチのスタイリッシュなアクションも見られるし、ホラーとしてのグロい表現も散見される。1作目の監督ポール・W・S・アンダーソンによる原点に還った作品なのだろう。
 物語は前作『アフターライフ』の気になるラストシーンからの続きとなっていた。再び登場のジルがアンブレラの指揮官となっていて、船上のアリスと対決・・・。やはりゲームとそっくりなシエンナ・ギロリーである。ただし前作から引っ張ったわりに、対決はあっけないところかも。まぁ、その代わり後半は存分に戦ってくれる。
 今作では囚われてしまったアリスがアンブレラの海底施設からの脱出を謀るというものだった。スケールが大きいのか小さいのか分からないゲーム的な設定だろう。そこで注目はゲームではお馴染みの謎の女スパイ、エイダが登場となる。その他、レオンなどゲームキャラが総出演していて楽しい。さらに、1作目で死んだはずのキャラまで復活しているあたり、監督のやりたい放題?かも、シリーズの総決算的な内容となっている。
 今回もGAME『バイオハザード』のファンというミラ・ジョボビッチのアクションや演技を堪能できた。すでに物語は先が見えているようなのだが、新たな展開を迎えるのだろうか。バイオの世界に馴染んできただけに、いつかアリスをゲームに出演させてほしいところでもある。w(゚o゚)w

評価:moon2


デンジャラス・ラン

Drun南アフリカのとあるCIAの隠れ家に、世界中で指名手配されている男が連行されてきた。彼は元CIAエージェントのトビン・フロスト。しかし、秘密の場所は突然武装グループの襲撃を受ける。隠れ家の管理人で新米CIA職員のマットは、フロストを連れて決死の脱出をはかる。

 世界中から狙われる危険な男と新米CIAエージェントの危険な逃避行を描く作品。やっぱり悪役が似合うデンゼル・ワシントンだ。演じるのは元CIAエージェントのトビン・フロスト、他人の心を操る天才なのだとか。相手の心を見透かし、しかも自らの心は見せない、何をするのかわからない危なさを感じさせる。冒頭では暗殺者を巧みにかわして領事館に出頭するあたり、知能的で何か企んでいる様子だ。
 いっぽう新米CIAのマットは隠れ家の管理人。いつ人が来るのか分からない最果ての地ゆえに退屈な日々を過ごしていた。ごく普通の生活に戻りたがっているのだが、突然訪れた緊急事態。命からがらフロストを連れて逃げることになる。
 そこで沸いてくる疑問。そもそもフロストは何故CIAを裏切ったのか?なぜ世界中の諜報機関から狙われているのか?フロストの目的は?読めない行動が不気味でスリリングな展開が続く。もっとも、元エージェントのフロストはあっさりとマットから逃げ出してしまった。孤立しても追い続けるマットだが、支援をえられないままの強引な捜査は異国の地では逆に警察に追われることになってしまう。暗殺者に警察と入り乱れての駆け引きに、すっかり翻弄されることになる。しかし、ほんとうに翻弄されるのはCIAの作戦本部だったりする。遠く離れた作戦本部はマットが頼りなものの、彼が裏切ったのではないかと疑心暗鬼になっている。
 そしてフロストとマットの逃避行の末、やがて明らかになる真実。しだいに正義と悪の境界が曖昧になってゆくようで、もはやフロストを悪とは呼べないかも。いやはや、すっかりヒーローではないか・・・。マットも真実を知ってしまっては、もう戻れないはず。立場が逆転してゆくあたり、観ている側も見事に翻弄されたかもしれない。最後は何だか曖昧な感じだが、正義が実行されたと思いたい。 ( ̄Д ̄;;

評価:moon1


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