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« April 2012 | Main | June 2012 »

May 2012

ファミリー・ツリー

Famiry ハワイで生れ育った弁護士のマットには妻と二人の娘がいたが、仕事に明け暮れる日々である。ある日、妻がボートで事故にあい昏睡状態になってしまう。マットはこれを機に良き夫であろうとするが、妻は浮気をしていて離婚を決意していたことを知る。

 仕事を理由に家庭を顧みなかった男が、妻の死に際して真実を知り家族の絆を再認識してゆく物語。どこにでも居そうな父親をジョージ・クルーニーが情感たっぷりの演技で見せる。
 妻が事故にあってからというもの、マットは娘と向き合うことになる。二人の娘は反抗的で、どう接してよいのかさえ分からない。家族の絆を取り戻そうとしても、失ったものは簡単には戻らないわけだ。そして、妻が回復したならやり直そうと決意していたものの、回復の見込みがないという。さらに追い討ちをかけるのは、妻が浮気をしていた事実であった。知らないほうがよかったのか?知ったからこそ自身の至らなさを痛感するのだろうか。妻から聞けないゆえに真実を求めて浮気相手を捜すことになる。しかし、友人たちは皆、知っているあたりやりきれない。
 母親の浮気を許せないのは娘も同じで、3人と何故か娘のボーイフレンド?で浮気相手を捜す小旅行となった。家族で旅行などなかったようで、ぎこちなかったマットと娘たちとの間に信頼も生まれてくる。
 そして、マットはもう一つ問題を抱えていた。先祖から受継いだ広大な土地を所有していたわけだが、法律に従い売ることになっていた。一族の会議で売却先を決めることになるなか、親戚とはいえ金が絡むと絆は危ういものとなる。マットにとって売却先には妻の浮気相手も絡んでいて複雑なところ。
 物語はやりきれない話ばかりで楽しい話ではない。絆とは何か?マットでなくとも再認識させられるはず。それにしても、失って気づくも家族の絆はけっこう強いものかもかもしれない。(*´ェ`*)

評価:moon2

ダーク・シャドゥ

Darkshadow アメリカに移り財を成したコリンズ家。しかし当主のバーナバスは魔女によってヴァンパイアにされ、街の住人によって生き埋めにされてしまう。それから200年が過ぎた現代、偶然目覚めた彼は、没落したコリンズ家を見て一族の再興を誓う。

 ジョニー・デップとティム・バートン監督のコンビで描くファンタジー。いや、ホラーでありコメディでもあるのだろう。もとは60年代のTVドラマらしく内容までは知らないところだが、この映画ではデップとバートンの作品らしいブラックな雰囲気が見て取れる。
 物語は魔女とは知らずに愛人関係を持ったバーナバスが、彼女をフッたことから呪いをかけられてしまった。両親や恋人が殺されたうえ、自身はヴァンパイアにされ死ぬこともできない。身から出た錆びとはいえ笑えない話だろう。そして200年後に目覚めると変わってしまった街と没落した一族を見ることになる。コリンズ家はずっと呪われていたわけだが、この面々も個性的で曲者ぞろいだ。
 そして彼らと共にコリンズ家再興のために奮闘するバーナバス。相変わらず癖のある役を演じるデップがはまっている。やることなすことズレていて、200年のジェネレーション・ギャップが面白いところ。ヴァンパイアにして何とも憎めないキャラである。
 そしてエヴァ・グリーン扮する美しき魔女アンジェリーク。魔女は姿を変えながらコリンズ家のライバル会社の社長となり、街の名士でもある。謀らずも因縁の対決が再び勃発することになる。とはいえ200年が経っても未練のある二人の戦いは微妙な展開となった。ハッキリ言って、どうでもいい男女の喧嘩はエスカレート、笑えないレベルになってゆく。もっとも、モンスター同士の戦いに決着はつくのか?と思っていたら意外な結末だった。
 でも、その後が定かでないあたりスッキリしない。コリンズ家はどうなったのか・・・。バーナバスが恋する、かつての恋人と生き写しのヴィクトリアについても、物語として分かりにくいところだ。ゆえに、せっかくのハッピーエンド(?)も素直にいい話に思えない。まぁ、楽しめたのは確かだが、デップとバートンの作品はもっとアクが強くてもよいのかもしれない。ヽ(○´3`)ノ フッ


評価:moon2


幸せの教室

Kyousitu  仕事熱心なラリー・クラウンは、長年勤めたスーパーを突然リストラされてしまう。その理由は学歴だと知り、再就職のため大学に入学することに。新生活に希望を抱くラリーだったが、スピーチ・クラスの教師メルセデスは仕事への情熱を失っていた。

 リストラされてもどこまでもポジティブな中年男のラリー・クラウン。いっぽう結婚生活が破綻して憂鬱な日々を過ごす女性教師メルセデス・テイノー。そんな二人の出会いが互いの人生を変えてゆくという、トム・ハンクスとジュリア・ロバーツの演じるいい大人の恋物語である。
 ここでの主人公ラリーは、仕事熱心でやる気も人一倍なのだが何故か突然のリストラにあう。大学を出ていないと出世できないという理不尽な・・そして厳しい現実に直面するわけだ。当然ショックをうけて最初は落ち込んでいたものの、ラリーはやはりポジティブだった。再就職のために大学へ入学して必要なスキルを身につけようとしている。しかも若い友達もできて学生生活を楽しんでいる様子。これなら明るい未来を感じずにはいられない。そういえばラリーはすでに離婚しているわけだが、理由は語られていない。しいて言えばヒトがよすぎるのだろうか。
  対照的に破綻した結婚生活を酒で紛らす日々のメルセデス。授業への情熱も失っていている。ゆえに人当たりもきつくなり、生徒の信頼も得られない。そんなこんなで二人が出会い、ラリーの前向きな姿勢に影響をうけてゆくことに。ラリーもクラスメイトから影響を受けていて、良いオジサンからイケテル良いオジサンになってゆくようだ。そんな彼を見て、クラスの仲間たちも前向きになっている。いい雰囲気の教室だろう。
 メルセデスが自ら意味のない講義と言っていたスピーチは、ラリーを変えていたわけだ。さえない中年男が語るスピーチは皆をひき付ける。それはメルセデス自身が忘れかけていたものではなかろうか。なんだかちょっぴりいい話のようである。
 そのなかで二人の関係はどうしてこうなるのかといった感じだった。成り行きは予想できるだけにひと波乱あってもよさそうだが、すんなり行きすぎかも。ラリーよりも変わったメルセデス先生から、一言スピーチを聞きたいものである。(* ̄ー ̄*)


評価:moon2

宇宙兄弟

Uchuu 子供の頃、宇宙に憧れ宇宙飛行士になることを約束した六太(ムッタ)と日々人(ヒビト)の兄弟。やがて弟は日本人で初めて月に立とうとしていた。そのころ、違う道を歩む兄は会社をクビになってしまう。日々人と再会した六太は、夢を実現するために宇宙飛行士選抜試験に挑む。

 夢は宇宙飛行士、いくつになっても夢をあきらめずに挑み続けるという、何とも清々しい物語。原作はコミックということもあって突飛なところはあるものの、宇宙飛行士選抜試験のシーンなどじつに興味深い。これから宇宙飛行士を目指す人には参考に(?)なるかも。
 物語は兄弟で宇宙に行くという夢を実現させるため、ムッタはあきらめていた夢を再び追いかける。そう、子供の頃の夢はいつしか厳しい現実の前に失われてしまうのだろう。ごく普通のムッタの人生には共感できるはず。うだつの上がらぬ兄のコンプレックスなど、なるほどねーって感じがひしひしとする。
 いっぽう、夢をまっすぐに追い続けたヒビトは宇宙飛行士になっていた。どうやってなったかは描かれていないが、いまでも夢を追い続けているということだろう。兄を信じて宇宙飛行士選抜試験へ応募しているあたり何の疑いも持っていない。
 こうして宇宙飛行士選抜試験に挑むなか、昔の想いが再燃してゆく熱い物語だ。ただしムッタがごく自然体なのが印象的で、どうも緊張感もなく宇宙飛行士には向いていないのではとも思えるわけだが、意外に几帳面なところもあって頼もしく見えてくる。そんなこんなで6人が残った最終試験。長期間の閉鎖環境での試験など、こんな試験をするのかと観ていて楽しい。
 そんなほのぼのとした物語が一転、月へ行ったヒビトは月面バギーの事故に遭遇し、生命の危機に直面している。物語としてこれは重要なことのはずだが、ヒビトはどう乗り越えるのか。試験中のムッタは試験を続行するわけで、そのあたりは兄弟の想いがどうつながっているのか伝わらないところだった。
 まぁ、アクシデント部分はさておき、劇中では「夢を追いかけることは素晴らしい」ってことが全編をとおして伝わってくる。ヒビトを見送るシーンでは人類で最初に月に降りた一人、バズ・オルドリン本人(たぶん?)が出演するサプライズもあって、夢について語るあたり重みのあるものになっている。どうやら子供たちや夢を忘れた大人たちにも夢を見させてくれる作品である。
( ̄ー ̄)ニヤリ


評価:moon1


Black & White

Black CIAエージェントのエフディーアールとタックのコンビは捜査の失敗から内勤になった。暇をもてあましたタックは恋人紹介サイトでローレンと知り合うが、なんとエフディーアールも彼女をナンパしていた。エージェント同士の場違いな戦いがはじまる。

 一人の女性を巡って二人の男が争うという、何ともベタな展開の作品。ところが男たちはCIAエージェント、しかも相棒でライバルという複雑な関係が面白い。
 どんな男たちかといえば、真面目なタックにたいしてエフディーアールは遊び人といった風情だ。二人とも腕は立つけれど、少々過激な捜査が災いして犯人を取り逃がしてしまう。内勤にまわされたことから暇をもてあまして、どうしたことか恋人探しを始めるラブコメディだ。二人が好意を寄せるローレンは失恋したばかり、男運は無いようで元カレへの当てつけの為か事を急いでいる。そこで友人が勝手に登録した恋人紹介サイトでタックと知り合い。さらにエフディーアールにナンパされる急展開に戸惑い気味。
 3人とも軽いノリに見えるが、ライバル同士で争うのはゲームのつもりなのか、それとも本気なのか・・・。男二人はイケテルだけに彼女にこだわらなくてもよさそうなものだが、そのあたりが分からないところだ。この争いは何なのか?と思ってしまう。CIAの情報網を使って彼女の好みを調べたり、互いの行動を追跡したりの大作戦。まさに職権乱用もはなはだしい。どちらもいい男を演じられてはローレンにしても一人に決められないわけだ。
 そんなこんなでも、相棒として勝負にルールを決めてクールに装う二人。次第に本気モードに突入してゆくと、いつものようにエスカレートして妨害工作まで・・・。ついにコンビ解消か?どちらが勝つのか最後までわからないところがミソだろう。まぁ、こんなことあるわけないような、おバカな展開が続いてゆく。でも、彼らがCIAエージェントでなければ、ありがちな恋愛ドラマのようである。
 最後は犯人に命を狙われるピンチに本当の姿をさらけだすことに・・・。隠し事の多い二人には、それが一番ストレートなアピールだっただろう。成り行きからはタックを応援したいところだが、収まるところに収まった感じだろうか。結局はよく似た二人ゆえに、勝負は白黒つきそうにない。┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~


評価:moon2


テルマエ・ロマエ

Terumae 古代ローマの浴場設計技師ルシウスは、アイデアに行き詰まり仕事を失った。公衆浴場で考え事をしていると、何かに引き込まれ日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。そこで進んだ風呂文化に感銘を受けたルシウスは、見たことを設計に取り入れローマで一躍有名になってゆく。

 古代ローマから現代の日本へ、それをつなぐのはテルマエ(風呂)・・・。なんとも斬新な設定で漫画チックな作品だと思ったら、これは人気コミックの実写化である。古代ローマの話ゆえに多数の外国人キャストが登場、そこに混じって主演の阿部寛をはじめ濃い日本人キャストがいい感じにローマ人になっている。もっとも、物語はルシウスに関わってゆく漫画家志望の真美(上戸彩)や実家の温泉旅館の常連たちと繰り広げるコメディである。
 そこで、あらためて見ると「日本の銭湯や風呂って面白い」。富士山の壁画にフルーツ牛乳などなど、当たり前のことが別の視点でみると何でだろうって。懐かしさも感じられるのは、昔ながらの銭湯が失われつあるからなのか。ローマのテルマエが温泉リゾートに見えてくるあたり、風呂を愛する共通の文化は奥が深そう。
 物語の前半は、ルシウスが銭湯にカルチャーショックをうけるさまが滑稽だ。そしてローマで独自の解釈で再現しているさまが、これまた微妙で笑える。そういうローマと日本を行き来するドタバタした展開も、しまいには真美たちまでも古代ローマへとタイムスリップしてしまう。時は戦争のさなか。些細なことから皇帝の後継者候補が代わり、歴史が変わってしまうかもしれないという。もっと大げさな展開と思ったら、何でこうなるのか・・・戦場にテルマエを作ることでローマ軍を勝利に導くことになる。
 真美たちの協力で湯治場を作ったルシウス。全ては元どおり、めでたしめでたし・・・なわけだが今ひとつ落ちがほしいところかも。倒産寸前の実家の旅館はどうなったのか?ルシウスは何で真美のもとに現れるのか?そのあたりは気になるだけに、物語の中に真美が一人浮いている感じもする。
 まぁ、理屈はいらない娯楽作ゆえ、深く考えてはいけないのだろう。実写映画だけに銭湯シーンはリアルだ。風呂が国家の命運を左右するとは、スケールが小さいような大きいような物語だが、温泉につかって考えごとをしたなら、いいアイデアも浮かぶかもしれない。(。・w・。 )


評価:moon1


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