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November 2011

マネーボール

Money 惜しくもリーグ優勝を逃したオークランド・アスレチックスは、主力選手を引き抜かれ補強する予算も無く来期は絶望的となった。ある日、ゼネラル・マネージャーのビリーはイェール大経済学部卒のピーターと出会い、彼の主張するデータ重視の運営論に活路を見出す。

 メジャーリーグのオークランド・アスレチックスでゼネラル・マネージャーを務めるビリー・ビーンの半生をもとにした作品。後に《マネーボール理論》と呼ばれるチーム・マネジメントを実践してゆくさまが興味深い2002年の実話でもある。
 人は追い詰められると、意外な行動にはしるものである。ビリーはGMとしてチーム作りに奔走するも、先立つものはマネーであった。有力選手を雇えない貧乏球団が金満球団に勝つ為の方法とは?それは独自のデータに基づく特異な選手起用で、野球の伝統的価値観を覆すものだと周囲から批判されることになる。もはやヤケクソ、気の短いビリーにとって、ある意味、賭けであろう。他球団が敬遠する癖がある選手や、キャッチャーを一塁手へ起用するなど、全てはデータで判断し戦力を補ってゆく。
 もっとも思惑通りにチームが機能せず当初はチグハグで連敗続き、批判の声も大きくなるなかチーム作りに腐心している。それでも諦めずに続けた結果、リーグの連勝記録を更新するという奇跡の快進撃がはじまる。そのあたりは劇中でも爽快なところ。理論は正しかったのかと思えてくる。でも、結局のところ昨年同様にリーグ優勝は逃しているわけで、はたして奇跡を起こしたのは理論なのか?人間の力なのか?判断はつきそうにない。
 さんざん批判されたビリーのチーム・マネジメント。今では多くのチームがデータ重視のチーム・マネジメントを実践しているわけで、新しい試みや常識を覆すことの困難さが見えて面白い。そして選手をデータや金額でやり取りしていたビリーであったが、彼自身が他球団からの高額のオファーを受けることになるのは運命の悪戯なのか。しかし、その決断がビリーらしい。かつて高額な契約金に進路を決めた苦い経験からだろう。人生を決めるのは、もはや金ではない。ちょと、カッコよすぎだけれど、今のチームで勝つことこそ、それを証明できるのかもしれない。
(*^ー゚)bグッジョブ!!


評価:moon1


コンテイジョン

Bkg_people 香港への出張を終え帰国したベスは体調を崩し2日後に死亡した。時を同じくして、彼女と同じような症状が世界中で確認される。疾病予防管理センターやWHOはウィルス感染の拡大を防ごうとするものの、噂や恐怖はウィルスよりも急速に広がってゆく。

 新種のウィルスによる世界規模の感染を描いたパニック・ムービー。ネタとしては新しくはないが、さまざまな立場から事態を捉えているようだ。その時、人々はどういう行動をとり何が起こるのかといったところで、医師の立場、研究者の立場、政府の立場、製薬会社に市民や一人の父親としての立場など、それぞれの視点で見ることになる。それらを演じるマット・デイモンにマリオン・コティヤール、グウィネス・パルトロウ等々、豪華キャストにも注目だろう。
 ここでの新種のウィルスは、感染の速さと死亡率の高さから人々はパニックに陥る。シミュレーションを見るようで、いかにも起こりそうな事態だ。政府や製薬会社は、ワクチンの開発や製造に必死で取り組むものの数が足りない。人々は人との接触をさけ都会を離れようとしている。さらに特効薬の噂から薬局に市民が押し寄せる騒ぎまで。それを煽るのは、事態をいち早く嗅ぎつけたフリー・ジャーナリスト。ブログで政府を批判しデマを拡散しているのだが、多くの支持を得ている。おかげで買占めや略奪、暴動まで起こってしまう。
 いっぽうで発生源を探るため感染経路を調査するWHOの医師や、感染者を隔離するため奔走する疾病予防管理センターのスタッフ。ワクチンを開発する為に、自ら治験する研究者の姿がある。感染、拡散するのはウィルスだけではなく、恐怖や時に勇気ある行動だったりするのだろう。騒然とした状況の中にも人それぞれのストーリーがある。
 そのあたり個々のエピソードを見るようで、纏まったストーリーとはなっていない。もっとも、他人同士が気づかずに接触して感染が広まるのは既知のこと。さらに世界と繋がっているというのは、これまでに語られてきたはず。ここでは人との接触による感染だけではなく、インターネットという新しい繋がりが恐怖を拡散させる現代らしいパニックを描き出している。
 他人事ではない感じがするのは、それだけ身近な問題だからだろう。ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ


評価:moon2


インモータルズ

Imortal 地上を見守るオリンポスの神々が懸念するのは人間たちの争い。ギリシャは邪悪な王ハイペリオンによって征服されようとしている。主神ゼウスは人間の勇者テセウスを差し向けるものの、ハイペリオンは闇の神タイタン族を解き放ってしまう。

 はるか昔、この世界では光と闇の神が戦争をしていたというギリシャ神話をモチーフにした作品。そんなわけでファンタジーっぽい作品かとおもっていたら、意外にも斬新な映像表現を用いたスタイリッシュなアクション・ムービーとなっていた。ただし、グロいシーンや残酷な表現もあって、痛快に楽しめる作品ではないようだ。
 物語は邪悪なハイペリオンが闇の神の封印を解く鍵である《エピロスの弓》を手に入れるためギリシャへの侵略をはじめる。ハイペリオンを演じているのは、いかにも悪そう?な、このごろ悪役がハマッテいるミッキー・ロークだ。非情な侵略を繰り返すなか、勇者テセウスと対峙することになる。テセウスは下層階級の農夫なのに、何故か剣術に長け恐れを知らない。差別された身分ゆえに国のために戦うことを拒んでいたものの、ハイペリオンに母親を無残に殺害され戦いを決意している。
 この事態に神々も気をもんでいるわけだが、神は人間同士の争いに介入してはならない掟があるのだとか。大波を起こすとか、間接的に助けることしか出来ないわけだ。もっとも、こんなときの為にテセウスを鍛えたのは老人に姿を変えたゼウスらしい。なんと全能神が師匠なのである。
 ところが、ここでのハイペリオンもテセウスも神を信じていない者同士である。むしろ恨みを抱いているということだろう。似て異なる二人の対決が一つの見せ場となっている。しかし、《エピロスの弓》を手に入れたハイペリオンによって、闇の神タイタン族が解き放たれてしまう。すると、ついにオリンポスの神々も降臨!ここが注目である。《光と闇》神々の戦いは常識を超えたアクションを見せる。『300』のスタッフが携わっているということで期待してしまうところ。折角なので3D版で観てみる。しかし、3Dへの変換具合がよくないのか、かえって見にくい映像になってしまったようだ。映像が売りの作品だけに残念なところである。(ノ∀`) アチャー


評価:moon2

1911

1911 1911年、中国は欧米列強の脅威にさらされ、清王朝は衰退の一途をたどる。事態を憂いた孫文たち革命派は、ついに武装蜂起を決意した。指揮を託された黄興(こうこう)は同志たちと総督府に攻め込むが失敗。この戦いで多くの仲間を失い悲しみに打ちひしがれる。

 ジャッキー・チェンの映画出演100本目を飾る作品にして、中華民国建国のきっかけとなる辛亥革命100周年を記念して創られた作品。ジャッキーが総監督と主演をかねているあたり、作品に強いこだわりが感じられる。100本目ということで、振り返れば昔の作品が懐かしいかぎり。ここでは息子ジェイシー・チャンとの親子で共演というのも注目なのだろう。
 今作はテーマが意味深いだけに、いつものジャッキーとは違った一面を見せる。当然いつになく真面目な作品になっている。でも、ちょっぴりサービスなのか?カンフーも見せてくれる。まぁ、過剰な演出も無く歴史物の作品として淡々と描かれているようだ。
 ジャッキーが演じているのは革命軍の指令官・黄興で、革命の功労者でありながら、あまり知られていない。劇中では武装蜂起の失敗で同志を失った責務に苦しむも、高まる革命運動によって再び立ち上がる姿が描かれている。蜂起した民衆や若者の姿が印象的で、違った視点から革命をとらえているようだ.
 歴史物の作品として楽しめるが、気になるところは孫文や黄興をはじめ、個々の登場人物について深くは描かれていないこと。主演のジャッキーはもとより、誰を中心に描いているのか曖昧な感じもする。どこか脇役のようにみえるジャッキーである。あくまでも歴史を振り返るような作品ではなかろうか。もっとも、革命の主役は民衆であって辛亥革命の意味を強調しているのかもしれない。
 100本目と100周年、これで一区切りなのだろうか?ある意味、まだまだといったところかも・・・ジャッキーの更なる活躍を見たいものである。(o・ω・)ノ))


評価:moon2

ステキな金縛り

Sutekina 失敗ばかりで後がない弁護士・宝生エミは、ある殺人事件を担当することになった。無実を主張する被告人には完璧なアリバイがあるというが、なんと事件当時、落ち武者の幽霊に遭い金縛りにあっていたという。唯一の証人である幽霊の六兵衛を探し出したエミは、前代未聞の裁判を始める。

 多彩なキャストによる軽妙な掛け合いと、たたみかけるドタバタ劇が相変わらずな、三谷幸喜監督、脚本のコメディ。なんと今作の舞台は法廷となっている。これを笑いのネタにするとは、どうなってしまうのか予測不能だ。
 しかも、被告人の無実を証明するのは、なんと落ち武者の幽霊。見える者と見えない者がいて、この証人の存在を証明するのさえ難しい。本題そっちのけで幽霊を証明することに奔走しているエミ。幽霊をまったく信じていない堅物の検事との掛け合いも面白い。何でもありの展開でも、これを笑いに変えてしまうあたりは役者の演技あってのもの。他では見られない、それぞれが個性的なキャラを演じている。まるでコントのようで思わず声を上げて笑ってしまう。それでもなぜか纏まってしまうのが三谷作品なのだろう。
 そのあたり笑いのなかにも、いくつかのエピソードがはいっている。現代の裁判を通して、無実でありながら裏切り者として処刑されたという六兵衛の名誉を回復するという一面。亡き父への想いを弁護士の仕事にかたむけるエミ。ちょっぴり感動のエピソードがアクセントで裁判の行方も気になるところ。
 惜しむらくは、いろんな人物が登場するのは相変わらずだが、裁判ということで少し間延びしてしまっただろうか。それぞれのエピソードのつながりや、テンポのよい、たたみかける笑いがほしかった。
 それでも見える者、見えない者。信じる者、信じない者。真実と偽り。どうなることかと思えた幽霊裁判は、意外にも裁判らしいモノになっている。
 笑いと少し涙の物語。法廷という舞台が、まさにステージとなったようだ。(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャ


評価:moon1

ミッション:8ミニッツ

Mission8 シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事件が起こり、事件を解明すべく政府の極秘ミッションが進行していた。乗客が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すのだという。スティーヴンスは事件の真相に迫るため何度も8分間の任務を繰り返す。

 それはタイムマシンなのか?ここでは過去の出来事に時間を遡って体験するという装置が開発されていた。どういう仕組みかは分からないが、亡くなった人の意識はその場に残っているらしい。そこで、乗客が亡くなる前の8分間という限られた時間の中、他人の意識に入り込み事件の真相を探るミッションが始まる。
 ミッションに参加するのは軍のヘリ・パイロットであるスティーヴンス。観ているがわも彼の置かれた状況が分からないが、彼は閉ざされたカプセル内で繰り返されるミッションによって記憶が混乱している。自分の置かれている立場さえ理解しがたいものの、非常事態ゆえに繰り返されるミッション。爆弾を探し、手がかりを求めて乗客に接したり、ときに常軌を逸した行動にでたりとさまざまな試みを続ける。真実はどこにあるのか?すべてが謎だらけで物語に引き込まれる。
 そのあたりスティーヴンスの存在自体が謎の一つでもあった。しかし、後半は謎も解けて違った展開を見せる。それにしても、ミッションによって何度も死を体験することになるのだから、当人にしてみれば苦痛でしかないのかも。過去を遡って見るものは現実なのか?それとも仮想現実なのか?すべてはプログラムの世界だというが、スティーヴンスにとっては現実と変わらない世界を体験できている。
 そんな彼に課せられた使命は、列車爆破の犯人をさがして次の事件を防がなければならないこと。しかし、スティーヴンスは列車爆破を未然に防ぐことができるのではないか・・・と考えている。過去を変えることはできるのか?そして装置を切ったなら彼はどうなってしまうのか。
 最後までどうなることかとハラハラ。繰り返されるシーンで構成されていて、毎回微妙に違う展開となるのが面白い。できれば別の視点からも観たいところだった。ところで、過去を変えることに必死なスティーヴンスは、ある意味、自身が変わってしまったようだ。奇妙な物語は、難解ゆえに、いまひとつ釈然としない物語でもある。(・_・)エッ....?


評価:moon2


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