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June 2011

アンダルシア 女神の報復

Andarusia サミットでパリに滞在中の外交官・黒田は、密命をうけて日本人投資家が殺された事件の調査をはじめた。第一発見者の銀行員・新藤結花やインターポール捜査官・神足に会うが様子がおかしい。黒田は何者かに狙われた結花を保護する為、バルセロナの日本領事館へ向かう。

 外交官、黒田康作の活躍を描いたシリーズも劇場作品としては『アマルフィ 女神の報酬』に続いて2作目となった。今回の舞台はアンダルシアということで、スペイン各地を巡るスケールの大きな作品である。世界遺産や名所をまえに繰り広げるドラマは、映像としてクオリティの高いものになっている。
 そういえば『アマルフィ』のときは黒田が活躍するも、彼の素性が分からずに釈然としなかったものである。今回は裏の顔が後のTVドラマで明らかになっており、彼の行動には納得のいくところだろう。外交官であり、邦人テロ対策室のエージェントという極秘の任務を遂行する男である。
 物語は、殺された日本人投資家・川島がマネーロンダリングに関わっているのではないかとの情報を得ての調査だったが、なぜか捜査を打ち切ろうとする捜査官の神足。取り引きのあったビクトル銀行行員・結花の言動も腑に落ちない。調査を進めるなか、ビクトル銀行のブローカーによるテロリストへの不正融資へと事態は進展してゆく。
 しかし、捜査に介入する黒田と神足は対立してしまう。結花や神足の過去を絡めて事態は複雑になってゆく。そこには川島は警視総監の息子ということで、日本から圧力がかかっているわけだ。政治も絡んで窮地にたたされる黒田である。上司から調査の打ち切りを宣告されるが、黒田の決断は・・。諦めないのが彼のポリシーだろう。このとき神足はどちらにつくのか・・・。最後まで波乱の展開であった。ただ、事件に関わる女性は一人とあっては、サブタイトルから物語のキーとなるのが誰かは分かってしまうではなかろうか。そして黒田にとって最大の危機にも、もしもは無いだろうと思ってしまう。
 そうはいっても、十分に楽しませてくれる。まるで洋画を見ているような感覚で、大げさな展開にも何故か納得してしまうところだ。
 いつものように事件が解決したなら別の国へ赴任する黒田である。今度は何処に行くのだろう。おもわず続きを期待してしまう。( ^ω^)おっ


評価:moon1

SUPER8 /スーパーエイト

Super 14歳の少年ジョーは、事故で母親を亡くした寂しさを隠しながら仲間たちと8ミリ映画の撮影に熱中している。ある晩、撮影中に不可解な列車事故に遭遇してしまう。やがて街では不思議な事件が頻発するようなった。

 SUPER8とは何だ?タイトルからは予測できない内容に興味を惹かれる。そして1979年が舞台という時代背景は、なんだか自分が子供の頃と重なって見えるもの。劇中のニュースがスリーマイル島の事故を伝えていて、そうだったと思い起こされるが偶然だろうか・・・。ここでの少年たちが夢中になっているのは8ミリ映画だった。しかもゾンビ映画とは・・・(確かに流行ってた)。
 ジョーは事故で母を亡くし、そこには友人アリスの父親との因果があるらしい。父親同士は嫌っている。でも、そんなことはジョーとアリスには関係ないことのよう。淡い恋心を抱いていた。そんな人間的なドラマの中に入ってくるのは謎の生命体という意外な展開。UFOに興味があれば、エリア51の噂は耳にするはず。軍が隠す秘密とはなにか、という想像力を掻き立てられるところだ。ここでは輸送中の異星人と、宇宙船の残骸という謎のキューブである。偶然にも少年たちは隠された秘密を撮影してしまい追われることになる。
 やがて街では怪事件が頻発し、軍の回収部隊が現れて街は混乱することになる。しかし、リアルを求めて事故現場や、軍の活動を背景に撮影を行うあたり、子供の無邪気さには苦笑してしまう。やはりゾンビ映画か・・・。深刻な事態にも、ほのぼのさせる。
 しかし、街で起きていることの原因は何か?現像が終わったフィルムを観て真実を知った少年たち。しかもアリスが何者かに連れ去られてしまい、危険を覚悟でジョーたちは立ち入り禁止の街へ踏み込む。ジョーやアリスの父親たちも必死だ。
 それにしても、異星人はどんな姿か気になるところ。想像とは違い、姿が「クローバーフィールドHAKAISYA」に出てきた奴に似て、これじゃまるでモンスターのようだ。でも、見た目で判断してはいけないだろう。まさにスティーヴン・スピルバーグとJ・J・エイブラムズが組むとこうなるのか・・・といった作品だった。親子の愛、子供たちの純真な心。冒険への憧れ。そこから生まれる異星人とのコンタクト。もっとも、子供たちにとっては全てが未知との遭遇なのだろう。(´,_ゝ`)プッ


評価:moon2


400本目!

ついに!
やっと?

shine映画レビュー400本目!!

ということで、何か企画しようと思っていたのですが
アイデアが浮かばず、すでに205本目になってしまいました・・・coldsweats01

そこで、400本の映画を振り返って、お気に入りの作品、印象に残った作品を
を纏めてみました。


2003年

「インファナル・アフェア」 
ハリウッドでリメイクされた「ディパーテッド」がアカデミー賞を獲ったのは
記憶に新しいところ。でも、オリジナルのほうが緊張感があってお気に入りです。


2004年

「シービスケット」
実話をもとにした作品。挫折から這い上がる競走馬と男達を描いた勇気と感動の物語。
馬と一緒に走っている気分になれます。

「ヴィレッジ」
最後の種明かしに、作品のイメージが一変してしまうところが痛快です。
シャマラン監督には期待してるのですが・・・

 
2005年

「エターナル・サンシャイン」
解りにくさを楽しめる作品でした。映像に仕掛けがあって思わず2度見て納得したものです。


2006年

「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」
グヴィネス・パルトロウ主演で上演した舞台「プルーフ」を、同じく主演で映画化した作品。
数学の証明と自身の証明をかけたところが何とも哲学的なストーリーでした。

「イルマーレ」
けして遭えない二人、時を隔てた遠距離恋愛が不思議な面白さ。
リメイク作品ですが、お洒落な現代のファンタジーになっています。

「007/カジノ・ロワイヤル」
新ジェ-ムズ・ボンドのダニエル・クレイグが魅せるハードなアクションが痛快でした。
シリーズのイメージを覆すストーリーも新鮮です。新作が待ち遠しい。


2007年

「ボーン・アルティメイタム」 
ジェイソン・ボーン・シリーズ最後の作品です。2作目、3作目と次第に面白くなってくる
珍しい(?)作品です。ノンストップの展開が時間を忘れさせてくれます。


2008年

「最高の人生の見つけ方」
見つけ方ではなく、送りかたではなかろうか。こんな爺さんになりたい・・・

「おくりびと」
死をもって生きることの意味を考えさせられる作品ですね。思わず泣けました。

「ダークナイト」
バットマンの映画ですが、統一されたテーマで気持ちいいくらいに纏まった作品でした。


2009年

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
不思議な物語ですが、人生を逆に辿ってみると、見えてくるものがあるようです。

「Disney’sクリスマス・キャロル」
3D版がお勧めの作品です。空を飛ぶ感覚を味わえる、まるでアトラクションのよう。


2010年

「インビクタス」
実話をもとにした作品。スポ根に政治が絡んだ重いテーマですね。
奇跡のような現実に涙が出そう。

「インセプション」  
難解な精神世界を映像化。分かったような分からないような・・・
考えると眠れなくなりそう。


  

スカイライン -征服-

Skyline ロサンゼルスの親友に会いにきたジャロッドとエレイン。翌朝、強烈な青白い光に目を覚ますと、窓の外では無数の巨大な飛行物体が空を埋め尽くし、地上から人間を次々と吸い上げていた。

 またしても異星人の侵略をうける地球。突如現れたエイリアンによって征服されるという映画は数あれど、彼らにどうしたら対抗できるのだろうか?などと思っていたら、ただ、ひたすら傍観するしかなかったようだ。ここには、ヒーローも奇跡も存在しない。もちろんウィルスで撃退なんてこともないわけだ。ごく普通の市民が、この事態にあったならどうするのかという視点で描かれている。そのあたりジャロッドたちの驚きや反応はリアルなもの。人々は、もはや息を潜めること、逃げることしかできない。いや、それすら難しい。
 物語は、当然ながら何処かで観た展開だ・・・。それよりも、メカやエイリアンの姿に過去のいろんな映画を思い出してしまった。セレブな友人の住むマンションを訪れたジャロッドとエレインは、パーティーではしゃいだ翌朝、強烈な光に目をさます。そして窓の外には信じられない光景が広がっていた。一面を埋め尽くす巨大な物体、それに吸い上げられる人々。映像としてはよくできていて楽しめた。
 でも、作品としては説明不足のようで、意味の分からないところも多い。彼らは人間を吸い上げて、どうしようというのか?大小さまざまな生物(?)が残った人間を探しはじめる。一般市民にとって突然現れた侵略者の前にはなす術もない。ジャロッドやマンションの住人たちが、ささやかな抵抗をしてみても無残な結果となった。3日目にして軍隊の反撃が始まるものの、此れもまたまったく歯が立たない。
 これでは希望は見えてこないわけで、冒頭のドラマは何だったのか?セレブも些細な人間関係ももはや意味が無いということだろうか。ただ侵略されるのを見ているようで、結末も予測不能だ。もっとも結末もよくわからないゆえ、かってに解釈するしかない。エレインの妊娠が明らかになるあたり、エイリアンの繁殖・・増殖方法とを対比しているのだろう。彼らは、まるでウィルスのようでもある。そんな最後のシーンは何だか意味ありげだが、やはりわからないところ。最後までタイトルと征服の意味を考えてしまう。
┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~ 今度こそロサンゼルスは死守しなければ・・・


評価:moon3


赤ずきん

Redhood 赤ずきんことヴァレリーは年ごろをむかえ、幼馴染のピーターと愛し合っていた。しかし、裕福な家のヘンリーとの婚約を親が勝手に決めてしまう。そんなおり、満月の夜にヴァレリーの姉が何者かに惨殺された。魔物ハンターのソロモン神父は人狼の仕業だという。

 グリム童話でお馴染みの『赤ずきんちゃん』が大人へと成長した姿を描いた作品。少々ダークな世界観と謎をはらんだサスペンスが面白い。けして子供向けの作品ではありません。もっとも童話のほうも、よーく考えればホラーなのかもしれない。
 物語は、美しい娘のヴァレリーと木こりのピーターが愛し合うなか、割って入ったヘンリーとの三角関係となった。大人の事情があるわけだが、受け容れられないヴァレリーである。そしてピーターと村を出ようとした日に起こった姉の惨殺事件。この村では、狼と人間とのルールがあって、満月の夜に家畜を生贄として捧げていた。それで人が襲われることがないというわけなのだが、事件は起こった。「狼がルールを破った!」ということで、村人は狼退治に躍起になる。そして魔物退治のプロ、ソロモン神父が呼ばれたという展開だ。  
 しかし、この神父も曲者で村人の中に人狼がいると言い出した。人狼は普段は人の姿をしているらしいが、神父は怪しい者を片っ端から締め上げる始末。狼よりもたちが悪そう。やがて狼が狙いはヴァレリーだということが明らかになり、魔女として生贄にされようとしている。助けるために必死の父親やピーター、そしてヘンリー。神父にたて突く者は、人狼と決め付けられてしまうのだから困ったものだ。
 それでは本当の人狼は誰なのか?ピーターやヘンリー、母親やお婆ちゃんまで怪しく思える。これではヴァレリーも疑心暗鬼に陥ってしまうだろう。そのなかで見えてくる人の本心や嘘、皆が何かしらの秘密を持っていたわけだ。複雑な人間関係が見えてくると事件の全容が明らかになるのだろう。しかし、最後まで二転三転させるような巧みな演出に翻弄される。
 よく嘘も方便とは言うものの、ここではしてはいけない嘘がたくさんあったようだ。ルールを破ってもいる。彼女の周りは真っ赤な嘘ばかりなのか・・・。そう思うと何だか怖い世の中でもある。
∑(=゚ω゚=;)


評価:moon2 dog

X-MEN ファーストジェネレーション

Xmen_2 大学教授チャールズは、遺伝子変異の研究で第一人者である。なによりチャールズは自らがテレパシー能力を持つミュータントだった。CIAの依頼を受けて敵国のミュータント軍団を調査するなか、金属を自由に操ることができるエリックと出会う。

 はたして彼らは進化した人類か否か?人類の敵か味方か?ときは戦後の東西冷戦時代、突然変異で様ざまな特殊能力を持ったミュータントの存在が明らかになる。人類は彼らとどう向き合うのか。彼らはどう生きるのだろうか。双方にとっての永遠のテーマである。  
 その能力は、やはり戦争に利用されようとしていた。CIAは敵国にミュータントの存在を掴みチャールズに協力を依頼する。キューバ危機の陰で行われたもう一つの戦いという設定がリアルな時代背景を感じさせる。ここでの共通の敵は敵対国なわけである。そのなかでX-MENを創設する後のプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアと、ブラザーフッドの首領マグニートーことエリックの出会いと友情が描かれている。シリーズを通して対立していた二人が、かつては親友だったことが明らかになるなど見どころ満載だ。物語はより深化してゆくわけで、シリーズを見直してみたくなった。そして新たに登場するミュータント達は若い世代でもあり、その能力は多様で後の世代につながってゆくようでもある。映像としても楽しめる場面は多い。
 裕福な家で育ったチャールズに対して戦争中の不幸な体験をもつエリック。仲間をもたない彼らをつなぐのはテレパシーでミュータントを探すことができるチャールズである。共に戦うには理由があり、世界支配を企て米ソの全面戦争を画策するミュータント軍団の存在である。首領のショウはエリックにとって戦争中の出来事から因縁の相手だった。
 共存か支配か・・・人類との共存を考えるチャールズと、人類は敵になると主張するエリックは、しだいに対立してゆく。戦争を回避させようとした行為は、まさに皮肉な結果を招くことにも。最初の世代となる彼らの選択はいかなるものか。共に戦いながら違う道をゆくことになる二人の葛藤など、知られざるエピソードに、ちょっぴり感動してしまう。
 まさに原点のエピソードなのだが、シリーズの謎が解けたようでスッキリした気分だ。せっかくだから、若い旧世代(?)の活躍を見たいものである。
o(*^▽^*)o


評価:moon1

手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-

Budda 戦の絶えない2500年前のインド。シャカ国の王子シッダールタは、幼いころから厳しい階級社会や戦争への疑問を抱いていた。そのころ、最下層身分のチャプラは、身分を偽ったまま敵国コーサラ国の勇者へと登りつめる。しかし、二人の運命は大きく変わってゆく。

 手塚治虫の代表作、仏教の開祖・シッダールタの生涯を描いたコミック「ブッダ」の初のアニメ映画化作品である。独自の解釈をもりこみ、架空の人物もからめて描く手塚ワールドには古さは感じられない。
今回は3部作の第1部となるわけで、シッダールタの誕生から王位を捨てて旅立つまでを描く。劇中では奴隷の生活や戦争の現実が描かれて、内容は残酷な部分も多いのだが、きつ過ぎないのはアニメでの表現だからだろう。子供から大人まで観られる作品になっている。
 ここではブッダを主人公とした作品ゆえに、宗教や説教じみたものかと思ったら、意外にも人間くさい物語だった。もっとも、シッダールタはまだブッダへはなっていない。厳しい階級社会に疑問を抱きつつも、変えられないことに苦悩している。苦しむ人を助けたはずが、かえって災いとなるなど無情な世界を見ることになる。
 そして平行して描かれるもう一つの物語は、最下層身分のチャプラの物語である。自らの運命を変えようと野心を抱く。シャカ国との戦争で瀕死の傷を負った将軍を助け、うまく取り入ることができたわけだ。武勲を重ねて頂点へ登りつめようとしていた。しかし、待ち受けていたのは厳しい現実だった。
 身分の違うシッダールタとチャプラは、それぞれが社会に疑問を抱きながら違った道を歩んでいる。しかし、何も変わらない現実を見るのだろう。階級社会は変わらず、チャプラは身分を偽り続けるしかない。シッダールタにしても戦争を止めることはできない。あまりにも無情な世界に嫌になりそうだ。そう思っていたら、だいぶ風刺的な作品なのだと感じられた。
 遥か昔の難しい問題に、どんな答えを見つけるのか?それは次回へとつづくわけで、数奇な運命を辿る登場人物のその後が気になる。(u_u。)


評価:moon1

プリンセス トヨトミ 

Purinsesu 東京から訪れた会計検査院の松平たち調査官3人は、大阪の財団法人「OJO」を不審に思い調査に取りかかる。そのなかで明らかになる歴史の真実。大阪全体が隠している何かを知ったとき、大阪のすべてが停止してしまう。

 万城目学の同名小説を映画化。もしも、豊臣家の末裔が今も存在したなら・・・、密かに大阪が独立国であるとしたなら・・・。奇想天外なストーリーも歴史のミステリーと重なり興味を惹かれる内容である。
 ここでは親から子へ代々引き継がれながら大阪国の秘密は守られ、事実は(大阪の)国民以外には知られずにいるという。それなら独立国とはいえないのでは?とつっこみたくなるところ。そのあたりは後半にむけての物語の核心部分であろう。
 物語はシリアスな内容かと思いきや、個性的な人物設定が面白い。調査員のリーダーで“鬼の松平”と恐れられる松平元は、どんなときでも顰め面。ハーフの若きエリート、旭ゲーンズブールはいたってクールだ。そして、ときに天性の勘で大きな仕事をする“ミラクル鳥居”こと鳥居忠子の天然さが笑える。3人のかけ合いが微妙にいい感じだ。そのほか、表の顔はお好み焼きやの主人で大阪国総理の真田幸一。息子の大輔は「女の子になりたい」という悩みを抱えているなど少々ドタバタした展開となる。
 やがて松平の鋭い指摘で明らかになる大阪国の存在。深刻な事態と受け止めた真田は松平との会談に臨むわけだが、このとき大阪の機能は停止し大阪国民が決起して府庁に集結するなど、しだいに大きな事態になってくる。
 はたしてどうなることか・・・そのあたり父と子の関係がこの物語の全てであった。劇中での大阪では父から子へ歴史の真実を伝えるときがあるという。父と子が真剣に話をするという、なかなかできていないのではなかろうか。真実を伝えるという大切なこと、それもできていないのではないか?何だか身につまされるところだ。真田総理の親子の関係や松平の過去のエピソードは、ちょっと、いい話のようである。
 それでは大阪国は在るのか無いのか?何か気持ちの問題なのかもしれない。結局、何も変わらないのだけれど、この結末・・・これでよいのか?ミラクル鳥居も納得できたのだろうか?何か観ているほうが納得いかない気がする。(゚m゚*)


評価:moon2


アジャストメント

Ajyasutomento 上院議員候補のデヴィッドとバレエダンサーのエリースは、ひょんなことから一目惚れ。ところが突如現れた謎の男たちによって二人は引き離されてしまった。運命はすでに決められており、2人が恋に落ちるのは予定外だという。エリースとの再会を望むデヴィッドは必死の抵抗を試みる。

 SF作家フィリップ・K・ディック原作のサスペンス。もしも運命があるとしたら、それは誰が決めたものなのか?変えることは出来ないのか?といった漠然とした疑問がでてくる。そこに第三者の意思があるという設定が、面白くも不思議な物語である。
 ここで登場するのは、全ての運命を監視し調整する『運命調整局』という謎の組織。人ゴミの中、人知れず仕事に勤しむ。山高帽にスーツ姿の彼らは、いたるところに現れ、電話を不通にしたり、あらゆる物を自在に操ることができるらしい。彼らはいったい何者か?存在を知ってしまったデヴィットに「天使なのか・・?」と聞かれて否定はしていない。どうやら人知を超えた存在らしい。彼らが言うには、人の運命は『運命の書』で決まっており、それを逸脱したとき軌道修正するのが運命調整局の仕事だという。「運を天にまかせる」とはこのことか・・・。それでは運命は必ずしも決まってはいないのでは・・・。
 何ゆえに調整が必要かといえば、局員曰く「人類に運命を任せていては破滅に向かってしまう」らしい。デヴィットとエリースは出会うはずのない運命が逸脱を始めたことから、運命調整局は必死に修正しようと奔走している。そのことに気づいたデヴィットは、彼女との恋を邪魔されまいと必死に抵抗しているわけである。恋する二人と阻止する局員の駆け引きは、どこか滑稽ですらある。そこまでして運命に従わせたいのは、デヴィットには大切な使命があるらしい。幾度の妨害にあっても何故か惹きつけあってしまう二人。もはや、これが運命なのでは・・・。こうなると最後まで恋の行方は分からない展開だ。
 ここで運命調整局がなかったなら、運命的な出会いの恋物語となるわけなのだが・・・、いや、そもそも運命的な出会いさえないのかもしれない。何だか考えると『運命』の意味が解らなくなってくる。すべてが決まっているのか、いないのか・・。逸脱して予測不能になるのなら、明るい未来もあるのではなかろうか。Σ(;・∀・)


評価:moon1


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