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May 2011

パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉

Pairetu ジャックの名を騙る偽者を探すなか、女海賊アンジェリカと再会したジャック・スパロウ。『生命の泉』を知る彼は半ば強引に連れ出されてしまう。アンジェリカと最強の海賊・黒ひげと共に危険な冒険に挑むことになる。

 カリブの海賊たちの冒険は、まだ終わってはいなかった。ついにシリーズは4作目となり、3D作品となってキャプテン?ジャック・スパロウが還って来た。ジョニー・デップの扮するジャックの相変わらずのキャラを見て、ほっとしてしまう。今回狙うお宝は、不死をもたらすという伝説の『生命の泉』。やはり、ちょっぴり恐ろしい海賊とファンタジーが入り乱れた世界観が魅力である。
 今回は新たに登場のペネロペ・クルスが扮する女海賊アンジェリカに注目だろう。ジャックの昔の恋人らしいが、かなりの曲者ぶり。在りかを知るジャックは、まんまと『命の泉』を探す冒険に駆り出されてしまった。そして、アンジェリカとは親子?という最強の海賊《黒ひげ》と行動をともにし、人を襲う人魚のいる危険な海を旅する。そこで『生命の泉』を狙う英国の公賊バルボッサやスペイン艦隊との駆け引きをしながらの旅は波乱含み。
 すべては彼女が仕組んだことなのか・・・その目的とは・・・といったところが物語の核心部分のはずが、何だかよくわからないというのが率直なところ。彼女とジャックとは過去にいろいろあったことを匂わせているわけで、もっと掘り下げてほしい部分だ。
 おかげでジャックのキャラがあっての作品も、今作では存在が薄くないだろうか。そもそも今回の冒険は乗り気ではないし、ジャックらしい活躍がみられないのが残念だ。そして映像としても3Dとなった面白さはあっても、前作以上のスケールが感じられない。もっとも前作では世界の果てまで旅をしているわけで、期待が大きい作品ゆえにシリーズ物の難しさかもしれない。
 まぁ、この映画ではアンジェリカがキーとなっていて存在感が大きい。謎を残したままでもあり、もしや主役交代への布石なのかとも思える。今後の活躍も期待させるキャラゆえに再びの登場を願いたい。;:゙;`(゚∀゚)`;:゙


評価:moon2


ブラック・スワン

Burakku バレリーナのニナは、プリマを夢見て全ての情熱をバレエに濯いでいる。そんな彼女に、バレエ団の新シーズンのオープニング作『白鳥の湖』の主役に抜擢されるチャンスが巡ってきた。しかし、役を演じきれずに悩み、さらにライバルの存在がニナを追い詰める。

  有名なバレエの演目『白鳥の湖』をモチーフにした作品。タイトルが何でブラック・スワンなのか?と思っていたら、この演目の主役は白鳥と黒鳥を演じなければならないという。清純な白鳥と悪魔の娘が化けた黒鳥である。意外と知らないもので『白鳥の湖』のストーリーをおさらいして納得であった。ここでは白と黒、人の心にある二面性を浮き彫りにしてゆく。そこで『白鳥の湖』と演じるニナの現実とがシンクロしてゆくあたり、不思議な感覚だった。バレエを観たことは無いのだが、ニナを演じるナタリー・ポートマンの踊る姿に惹きつけられる。最後の舞台のシーンは圧巻だ。
 もっとも、ここではバレエよりも精神的な葛藤を見ることになるのだろう。バレエだけに打ち込むニナに、それを支えることに熱心な・・・いや、異常に過保護な母親。何だかワケ有りのような母子だ。そのあたり、ニナや母親の態度が腑に落ちず、明らかにならないところに怖さも感じさせる。しだいにサスペンスのような展開になってゆく。
 物語はニナに主役のチャンスが巡ってきたことから巻き起こる騒動である。清純なニナにとって妖艶な黒鳥を演じる難しさや、小悪魔的なライバルの存在があった。プリマから主役を奪ったプレッシャーやライバルの視線。自分がそうであったように、彼女も主役を狙っているのか?疑心暗鬼になったニナは精神的に追い込まれてゆく。本当に悪魔が現れたのか?と思わせる不可思議な現象が次々に起こる。幻想と現実が交錯して、ニナはしだいに混乱してゆくわけだが、見ているほうも混乱してしまいそうだ。そのなかで明らかになってゆくのは、ニナは病気ではないのか?ということ。それとも母親が・・?これはライバルのリリーが仕組んだのでは・・・と謎が深まってくる。
 いろんな伏線があるものの、白鳥と黒鳥になりきるうちに抑えていた自己が目覚めてゆくといったところだろう。公演の日を迎え、ニナは鬼気迫る演技で観客を魅了するわけだが、そこには役そのものになったニナの姿がある。『白鳥の湖』が悲劇であることを考えると、役を演じきったニナはどうなったのか。あのエンディング・・・はっきりしないだけに気になる。
(lll゚Д゚)


評価:moon1


岳 -ガク- 

Gaku 山岳救助隊に配属された椎名久美は、着任早々、救助の現場へ同行することになった。そこで山岳救助ボランティアの島崎三歩に出会う。救助隊での自分の未熟さに落ち込む久美は、三歩の前向きな姿に励まされ成長していく。

 人気コミック『岳 みんなの山』が実写化された。昨今の登山ブームと相まって、何を伝えるのか注目である。いつも笑顔の主人公・島崎三歩、そして舞台となる北アルプスの山々が見ていて爽快だ。実際は厳しい環境のはずだが、綺麗な雪山を見て登りたくなるかも・・・。
 山を舞台に様ざまなドラマが交錯するなか、ここで描かれているのは山の厳しさや楽しさであった。でも、やっぱり厳しさ怖さを見るのだろうか。楽しさの反面、つねに遭難の危険が伴う。生と死が紙一重の現実を突きつけられ、登山ブームへの警鐘といった部分を強く感じさせる内容だ。
 物語は山岳救助隊の新人・椎名久美と三歩の出会いから、やがてそれぞれが抱えている過去が明らかになってゆく。遭難現場で人の死を達観しているかのような三歩や隊長たち、それに困惑する久美である。でも、けして人命を軽視しているわけでも人の死に慣れているわけでもない。それが山の現実、山へ挑む覚悟なのだろう。それぞれが親友や父の死を背負ってきたわけで、これまでに乗り越えてきたもの、これから乗り越えなければならないものがあった。さしずめ人生を山にたとえられるだろうか。
 しだいに山を理解し、救助隊員としてのスキルを上げてゆく久美の成長を通して、山の楽しさ、厳しさや救助の現実を知ることになる。そんなおり、急速に発達した低気圧によって山では猛吹雪。多重遭難が発生するというクライマックスを迎える。そのときどう行動すべきか?救助隊としての苦渋の決断を迫られる。
 山の雄大な景色に癒される反面、山について命について考えさせられるだろう。見終ったら何かとても危険なところしか伝わってこないのだが、劇中での久美の「山って何だろう?」のセリフのように、それでも人を惹き付ける。さらに、ことあるごとに三歩が笑顔で「山においでよ」って誘うあたり、やはり楽しそうだ。
くれぐれも楽しい登山をしたいものである。ι(´Д`υ)アセアセ


評価:moon1


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