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February 2011

ヒア アフター

Hia 霊能者として死者の声を聴くことができるジョージは、その能力ゆえに普通の生活ができずに悩んでいた。全てを投げ出し一人旅に出た彼は、臨死体験をして人生観が変わった女性や、兄弟を亡くして心を閉ざした少年と出会う。

 人は死んだらどうなるのか?死に直面した3人が答えを探し、生きる希望を見つける物語である。ここでは、それぞれが違ったかたちで死に囚われているようだ。
 かつて霊能者として活躍したジョージは、人に接することで死者の声を聞くことができるという。それがもとで人間関係はうまくいっていない。たしかに知られたくない過去まで判っては、気味悪がられるのも頷けるかも。いまは能力を隠して普通の生活をしようと努力しているのが滑稽でもある。
 そしてフランス人のジャーナリスト、マリーは津波に襲われ死にかけた。そのとき不思議な光景を見たことから、仕事も手につかず、それが何かを探求している。話を信じてもらえず、ジャーナリストとしての信用を失くすことにもなった。
 いっぽう、イギリスの少年マーカスは事故で兄を亡くし、母親からも引き離された。自立できずに、いつも面倒見のよかった兄と話したいと霊能者を探している。何人もの霊能者を訪ねても、本物の能力をもった人とは出会えないあたりナンセンスである。
 それぞれが違った視点で死を捉えていて、死後の世界を知る者、その存在を垣間見た者、存在を信じたい者といったところか。彼らは見えないものを見て、また見ようとするあまり、現実が見えていないのではなかろうか。
 大切なのは今。
死に囚われた3人が出会ったことで、生きることに希望を見出してゆく。住んでいる国も境遇も違う3人が偶然出会うのだから。それが生きていることのすばらしさだろう。
 でも、結末はどうなることかと思っていたら、なんだかなぁ・・。生と死をテーマにするとは難解すぎて纏まっていない印象だった。誰にも訪れる死。でも、誰も知らない死後の世界。だったら先を考えても仕方が無いか・・・
(´ρ`)ぽか~ん

評価:moon2


あしたのジョー

Asita 孤独なケンカ屋、矢吹丈は、元ボクサーの丹下段平にボクシングのセンスを見いだされる。しかし、問題を起こして少年院送りとなった。丈はそこでプロボクサーの力石と出会い、互いにライバルとして惹かれ合う。二人は、やがてリングで拳を交えることに・・・

 かつてコミックやアニメで大ヒットした、ちばてつや原作の『あしたのジョー』がついに実写映画となった。なんとも懐かしい。すでに30年以上も経つものの、まるでアニメのイメージそのもので、リアルで観た当時の興奮が蘇ってくる。子供の頃、今だったら問題になりそうな、ボクシングごっこをしたものです。
 物語はもちろん知られたところ、丈と力石との運命的な出会いから宿命の対決に至るまでを描いている。いまさらながら、いろんなドラマが詰まっていて大人の観賞に堪える作品だったと感慨深く思える。ただし、原作を知らないなら展開は駆け足のように感じるかも。短時間に纏められた物語は、けっこう唐突にシーンが飛んでいます。
 この映画の見どころは、もちろん試合のシーンで手に汗にぎる展開だろう。とりわけ、力石と丈の役作りには脱帽です。これがなければ作品にはなりえないだけに、本当の試合を見ているかのよう。それと、濃いキャラの丹下段平はどうだろう。漫画チックで浮いているところもあるが、イメージどおりだから許せるか・・・。ストーリーも原作そのまま、安心して(?)観ていられる。それでも、分かっていても、あの結末は衝撃だった。アニメから飛び出した宿命の対決は、時代を超えても見ごたえがある。こうなると、丈が燃え尽きるまで見たいところだ。
 近頃、子供のころの漫画やアニメが実写になって、懐かしくもイメージとのギャップに微妙な感じもしていた。漫画のイメージは大切にしてほしいもの。なんだか懐古趣味のようだが、良いものに時代は関係ないのだろう。
もしや、あれや、これも・・・・続くのだろうか。
ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉー


評価:moon1


太平洋の奇跡  -フォックスと呼ばれた男-

Taiheiyou 1944年、太平洋戦争末期のサイパン。アメリカ軍は圧倒的な戦力で島を制圧したものの、山に潜んで抵抗を続ける日本兵に悩まされていた。僅かな兵を率いて民間人を護った大場栄大尉。彼はアメリカ兵から、いつしか“フォックス”と呼ばれ畏れられていた。

 終戦から65年を経て語られる、戦争のなかの一つのエピソード。実話ゆえに重く心に響く。原作は実際に戦ったアメリカ兵の話をもとにしたもので、当時の状況を知るには興味深い内容である。なにより玉砕の島といわれるサイパンで、最後まで戦った日本人がいたことはあまり知られてはいない。悲劇とともに残したいエピソードである。
 物語の主人公、大場栄大尉とは・・・映画で知るまで、まったく知らなかった・・・。たぶん多くの人がそうだと思う。日本とは当時の状況や立場、視点が違うからだろう。アメリカ軍にしてみれば島を制圧しながら、神出鬼没で大胆不敵、何ヶ月もの間とらえることの出来ない敵の指揮官を畏れるのも頷ける。それでは大場大尉は英雄かというと、そんなこともなく劇中では活躍もセンセーショナルには描かれていない。日本側の視点では、玉砕覚悟の総攻撃でからくも生き残ったわけで、生きることへの執着を垣間見せる一人の人間であった。潔く死ぬことを美徳とする軍にあって、生と死をわけたものが紙一重のように見えてくる。そして山地に逃れた民間人を護るという指揮官として当然のことをしたまでのこと。誰もが生きることに必死なのである。双方とも戦うしかなかった兵士の立場がよくわかる。
 ただし、敵から畏れられていたという興味深いエピソードも、双方の視点で真面目に描きすぎだろうか。それとも多彩なキャストが“フォックス”を霞ませてしまったのか。何を伝えたいのか・・・。この映画での見せ場は、大場大尉が最後に部下たちと誇りをもって投降するシーンである。生きることの意味を重く感じさせる。日本人の心を表現しているわけだが、深く感動するにはいたらなかった。それは日本人から見た日本人だからか・・。
(  ̄^ ̄)ゞ


評価:moon2

ザ・タウン

Town 銀行強盗の多発する街チャールズタウン。ここで生まれ育ったダグは強盗団のリーダーであり、計画は証拠を残さない完璧なもの。しかし、ある銀行の襲撃で、女性を人質に取って逃走する想定外の事態になった。解放された彼女は、後日、犯人とは知らずダグと恋に落ちる。

 チャック・ホーガン原作の『強盗こそ、われらが宿命』をベンア・フレックが脚本・監督・主演を務める作品。人質を取った犯人と被害者の恋。よくある?意外な展開の行く末、恋の行方が気になるところ。でも、二人の恋は淡々と描かれていて、この物語はもっと深い人のしがらみを見るようだ。
 原作の邦題が内容を如実にしめしているように、舞台となる街チャールズタウンでは、親から子へ強盗を家業のように引き継ぐ。ダグは人生の挫折から幼馴染とともに強盗となった。ここで彼が生きるにはそうするしかなかったのだろう。父親もまた強盗だったらしい。しかも裏社会の掟では、この街を出ることもグループを抜けることもできない。延々と強盗を続けるしかない宿命である。
 それにしても、ここでの強盗の手際のよさには痛快にさえ思える。ダグの立てる計画は証拠を残さない、人を傷つけない完全犯罪だ。しかし、人質を取ったのが間違いなのか。それとも警察の情報を得ようと彼女に近づいたのはミスだろうか。もっとも、恋をしたのが計算外かもしれない。人との関係は予測不可能である。
 いっぽうで強盗団を執拗に追うFBI捜査官フローリーは、コネクションを駆使して、ついにダグたちに疑いの目を向ける。こちらの動きも予想外か・・どちらも武装して、まるで戦争でもするかのよう。それでも大きな山を踏もうとする強盗団との攻防は目が離せないスリリングな展開だ。
 一度は躊躇ったものの強盗に加わったダグの決断は・・・仲間を裏切るのか?それとも新たな人生を諦めるのか?苦しい葛藤が見え隠れしている。生まれ持った宿命との決別は、大きな犠牲と引き換えになってしまった。なんとも釈然としないが、失って気づくのが大切なものだろうか。
(;´д`)トホホ…


評価:moon1


ウォール・ストリート  

Uxoru インサイダー取引で逮捕されたカリスマ投資家ゲッコーは、8年の服役を終えて出所していた。ウォール街では、勤務先の銀行が破綻し恩師の経営者も亡くしてしまった青年ジェイコブが復讐に燃える。恩師を自殺に追い込んだ黒幕を探すため、恋人の父親であるゲッコーに取引をもちかける。

 金融界の闇を描いた‘87年の映画『ウォール街』から23年、マイケル・ダグラス扮するカリスマ投資家ゴードン・ゲッコーが還って来た。前作での最後はインサイダー取引で逮捕、収監されたわけで、8年の服役を終えて社会復帰している。とはいえ、かつてのカリスマは公演と執筆の日々。すでに過去の人物となっている。そのなかで、近年の金融危機を皮肉ったようなゲッコーの公演も興味深い。
 今作の舞台となっているウォール街は、時代はリ-マンショックの前後という設定らしい。前作とは時代は変わって電子取引の時代、投資の対象はグローバル化している。世界の変化は速く、取引規模も巨大なものとなった。そんなことはよそに、欲望が渦巻くウォール街では相変わらず不毛な争いが続いているわけだ。ジェイコブが勤める投資銀行は経営破綻し、恩師は自殺へと追いやられた。彼はライバル銀行の経営者への復讐を狙っている。
 ここではシャイア・ラブーフ扮する若きトレーダーのジェイコブが主人公だろう。そして、ジェイコブの婚約者でゴードンの娘ウィニーは、父親へ憎しみを抱き続ける。いっぽうで娘との関係を修復したいゴードン。3人それぞれの想いが交錯してゆくあたり、先行き不透明な展開である。
 そこで劇中ではうまく立ち回ったかに見えたジェイコブだが、やっぱり非情なゴードン・ゲッコーは一枚上手だった。利用できるものはなんでも利用するといったところ。ゴードンいわく、これはゲームだという。憎たらしくもカッコイイ・・、カリスマの完全復帰のようだ。
 なんだか、金融界の裏側をみるようで、こんなことで世界が動いているのかと思うとゾッとする内容だ。でも、最後はゴードンの心変わりにホッとするところ。ここで変わらないのは人の欲望ということなのだろうか。
(;´д`)トホホ…

評価:moon1

RED

Red 元CIAエージェントだったフランクは、年金で静かな引退生活を送ろうとしていた。ある日、謎の暗殺部隊の襲撃を受ける。彼は過去に関わった任務が原因でCIAから狙われたのだ。咄嗟に撃退すると、彼は引退した仲間を集め巨大な陰謀に立ち向かっていく。

 ブルース・ウィリス主演で名優たちの共演が見どころのアクション・コメディ。シリアスなスパイものと思ったら、なかなかどうしてコテコテのコメディだった。もしも殺しのプロが引退したなら・・・普通の暮らしに憧れていても、どこかが違う。悲哀のこもったコメディが、なんだかシュールに思える。
 ブルース・ウィリスが演じるフランクは凄腕のCIAエージェントだったが、今はリタイアして年金暮らし。たしかに歳を感じるものの、恋もしてるしまだまだ元気すぎる“じいちゃん”といったところ。それにしても髪もネタにされて、ほんとにコメディが似合うようになったものです。そのあたり、共演のモーガン・フリーマンにジョン・マルコビッチにヘレン・ミレンら、名優たちの真面目な演技に思わず笑ってしまう。平均年齢は高めの面々でも、あらためて彼らのパワーに圧倒されます。
 物語は、引退したエージェントたちが突然CIAから命を狙われたことから始まる。フランクは平穏な老後を夢見ていたはずが、あっけなく崩壊してしまった。いっぽうでCIAを操る黒幕は、彼らが“RED指定”だとは知らずに寝た子を起こすような事態になった。かくして引退した凄腕たちの最強チームが結成されたわけだ。やがて彼らが陰謀の裏にある真実を暴いてゆく。
 ところで題名の“RED”とは・・・、彼らはCIAで“RED指定”なのだとか。何のことかと思ったら、Retired Extremely Dangerous(引退した超危険人物)ということらしい。引退しても昔の腕前は健在、彼らを追う若いエージェントを翻弄している。
 なんだかストーリーはどうでもよい感じでも、久しぶりに素直に笑えるコメディを観た気がする。そして派手なアクションと老人たちのパワーに翻弄されっぱなしだ。そのギャップが痛快なようなそうでないような微妙な後味だった。
 ここでは、まさに最強の老人たちだったが、彼らがリタイアするには早いだろう。これからも存分に楽しませてくれそうだ。
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!


評価:moon1

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