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December 2010

トロン レガシー

Toron エンコム社CEOのケヴィン・フリンが謎の失踪を遂げてから20年。息子サムの元に謎のメッセージが届いた。発信源は父親が所有していたゲームセンターからで、秘密の研究室を見つけたサムは、気がつくとコンピューターの中の世界にいた。

 本格的にCGを導入して話題になった82年の作品『TORON』の続編。随分と時を経ての続編ゆえに、先のストーリーをおさらいしたほうがよさそうだ。前作からは20年が経ったという設定で、少年サムは27歳になっていた。消息不明の父と息子の20年ぶりの再会。そして変貌した仮想世界を描いている。
 今作では流行の3D専用の作品となっていて、ヴァーチャルな世界を体験するかのよう。視覚的にコンピューターの世界を表現するには今を待ったかいがあっただろうか。もちろん当時と比べればコンピューターやゲームも隔世の感がある。ついていけなかった部分も、今だからこそ理解できるのではなかろうか。ただし、斬新なCGも見慣れてしまったゆえに、取り立てて大きな衝撃は受けないところである。擬人化したプログラムとプログラム化した人間がコンピューターの中で争うという物語は、類似の作品で見てしまっては驚きも少ないわけだ。そこは独特の世界観で繰り広げるアクションを楽しみたい。
 舞台は20年を経て変貌した仮想世界。プログラムのクーデターにより仮想世界が現実世界を侵略しようとしている。人間がある種のプログラムとして仮想世界に入れるならば、プログラムもまた人間となりうるという。プログラムたちが支配する仮想の世界はパラレルワールドでもある。
 物語では、ケヴィンが自身の分身プログラム(クルー)に完璧を求めたゆえにクーデターが起きた。彼らにとって人間は不完全であり、排除すべき存在なのである。その一方、ケヴィンはこの世界を創った神でもある。現実世界へのキーとなるらしい。なんだか抽象的な表現もあって分かりにくいが、彼らの行動は現実の世界を投影したかのようである。   
 人間がヴァーチャルの世界に入り込み、ヴァーチャルもまた現実となりうるという。哲学的で深く考えると眠れなくなりそう。科学の進歩、その一端を垣間見た今だからこそ受け容れられる、何だか意味深い作品のようだ。
( Д) ゚ ゚


評価:moon1

ロビン・フッド

Robin ロビンは十字軍のフランス遠征からの帰途、イングランドの騎士ロバートが討たれる現場に遭遇した。ロバートの遺言にしたがい、父でノッティンガムの領主ウォルターに剣を届けると、なんとウォルターからロバートの代わりを頼まれてしまう。

 これまで多くの作品で様ざまに描かれてきた伝説の義賊ロビン・フッド。ときにアウトローでヒーローでもある彼を、リドリー・スコット監督とラッセル・クロウのコンビで、どう表現するのか注目されるところだ。
 そこで、あまりにも有名な主人公も、これまでの作品とは一味違って描かれていた。ヒーローになる以前の生い立ちから描かれて、イメージの違ったロビンを見ることになる。いち兵士であるロビン・ロングストライドの物語といったところだろう。そしてロビン・フッドといえば、いろんな役者が演じてきたなか、少々、歳を重ねたラッセル・クロウのロビンはシブイ。物語としても、騎士ロバートに成りすまして帰還したロビンが、本人の身代わりとして受け容れられるという、奇妙な展開が面白いところ。自身の出生も明らかになり、悪政から民衆を救うヒーローに目覚めるわけだ。
 とはいえ物語はいたってシリアスだった。舞台としては、12世紀のイングランドとフランスの戦いが背景にある。国王が遠征を重ねた結果、重税に苦しむ領主や領民。それでも重税を取り立て、反抗するものには容赦しないジョン王。諸侯たちの反発から、イングランドは内乱の様相。それに乗じてフランス軍が攻め込んでくる危機的状況となる。
 フランス軍の侵攻に対して、国を守るために立ち上がるロビンである。そんなヒーロー的な活躍も見どころだが、彼の思想に共感させられる。国民の忠誠を得られないジョン王に、理想の国家の姿を説き、民とともに自由を要求するとは、かなり政治的なメッセージを発している。そのあたり、今の世界に重なって風刺的に感じられるものだ。
 それゆえ、ここでのロビンは立派な人物すぎて、義賊となるロビン・フッドの誕生秘話として面白くも、大きなギャップも感じてしまうのである。
(・∀・)イイ!


評価:moon1

SPACE BATTLE SHIP ヤマト

Sp_yamato 西暦2199年、正体不明の敵・ガミラスの侵攻により、地球は遊星爆弾の攻撃にさらされていた。人類が滅亡の危機に瀕するなか、地球から遥か彼方のイスカンダル星から通信カプセルが届いた。最後の望みをかけて宇宙戦艦ヤマトは旅立つ。

 子供の頃に夢中になったSFアニメ『宇宙戦艦ヤマト』が遂に実写になって還って来た。おもえば、だいぶ昔の作品だし、戦艦が宇宙を旅するという奇抜な物語でもある。実写になるとどうなるのか?アニメを観ていた世代にとっては興味をそそられる。
 そこで注目の映像は、アニメの実写化では期待はずれも多々あるなか、スケールも大きくクオリティの高いものとなっていた。邦画のSF作品も大人の鑑賞に堪えるものになったと驚くばかり。そんなヤマトの描写は細部までリアルで、アニメ以上にメカニカルな説得力がある。波動砲の発射シーンは涙ものだ。
そして、もはや物語は知られたところで「人類滅亡まであと1年」イスカンダルへの旅を描く。そのなかでアニメでは敵艦との戦闘と駆け引きが見どころだったが、ここでは何か物足りない。敵の姿は謎だからか・・。何と戦っているのか?戦いに意味が見えないのである。
 そこはドラマ部分に注目というところかも。この作品では登場人物の設定は大きく変更されていた。古代進に扮するのは木村拓哉で、まんまキムタクの感じが・・・。そして森雪は勝気なパイロット?アナライザーは何処に・・・。もっとも違うのが敵であるガミラスやデスラーの姿かもしれない。誰が演じるのかと期待していたのに、このあたりの解釈が受け容れられるかどうかは微妙な感じだった。主人公、古代が中心の物語となっているだけに、良くも悪くもキムタクの《ヤマト》である。
 まぁ、これはこれで、もう一つのヤマトなのかもしれない。でも、折角だからアニメでの名シーンや名セリフを入れてほしいかも。
 何はともあれ、子供のころの感動が味わえるのはうれしいかぎり。昨年はアニメのヤマトも復活したことだし、今しばらくは『ヤマト』に注目である。ψ(`∇´)ψ

評価:moon2

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