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May 2010

パリより愛をこめて

Pari パリのエリート米国大使館員リ-スには、婚約者にも話せない秘密がある。裏の顔はCIAの捜査官(まだ見習い)だ。しかし、繊細な彼は人を殺すことなどできない。新たな任務は、麻薬捜査に訪れた超凄腕諜報員のワックスとコンビを組まされることに。

 潜入中の諜報員が要人をテロから救うという。よくある話と思ったら、意外な展開に・・笑える作品だった。ジェームス・リースは、いかしたエリート大使館員。そして裏の顔はCIA捜査官というヒーローみたいな男だ。ただし見習い中という落ちがついていて、語学は堪能でも他人を手にかけるなど考えられないわけだ。イメージとのギャップが面白いところ。
 そんな彼に上級職の任務が与えられ、型破りの諜報員ワックスとコンビを組むことなる。ワックスは見た目もさることながら、騒ぎを起こすは、いきなり銃をぶっ放すようなバイオレンスを地で行く男だ。それでも強引な捜査や意味の分からない行動にも、あんがい合理的だったりする。さすがは超凄腕諜報員である。役を演じるのは、これまた意外なスキン・ヘッド姿のジョン・トラボルタがはまっている。性格のまったく異なる二人がコンビを組んで、麻薬捜査からテロリストへの手がかりを追ってゆく。かけ合いが面白く、しだいに逆の性格がうまくかみ合ってゆく。
 物語は、ワックスの目的がテロリストであり、やがて核心の情報へとたどり着いたとき意外な事実を知ることになった。そこでリースが任務で最初に殺す相手は、またしても意外で、これは笑えない・・・。なんとも矛盾に満ちた世の中のようで、人は見た目では分からないもの。
 どうやら、ありふれた物語に“意外”がたくさん詰まった作品のようだ。ゆえに、なんだかどこかで見たようなシーンも散見される。二人の会話の中にも映画ネタがちらほら。まぁ、タイトルからしてオマージュなのか皮肉っているのかわからないが、それは密かに楽しめるところだろう。
Σ( ゜Д゜)ハッ!


評価:moon2

グリーン・ゾーン

Green イラクの砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の所在を追うMET隊。隊長のミラーは偽の情報に振り回され苛立つ。そこで独自に情報を掴んだものの、国防総省のパウンドストーンに奪われてしまった。疑念を抱いたミラーはCIAの協力を得て、独りで調査を開始する。

 イラク戦争の理由となった、有るとされてきた大量破壊兵器。では、何故見つからないのか?これは映画としての物語ですが、現実と重なるところもあり、あながちフィクションとも思えないリアルさで迫る。
 そしてタイトルのグリーン・ゾーンとは、政府機関や米軍関係施設がある地域で、塀で隔離され今もなお厳重に警備されているという。もとの権力の中心地であり、イラク国民にとっては外国軍の支配を象徴するものかも。安全地帯という意味にもとれるが、そもそも誰の為の安全なのだろう。
 劇中で描かれる大量破壊兵器の所在探しは、ハンディカメラの臨場感のある映像で緊迫した空気を伝える。しかし、MET隊は偽の情報に翻弄されるというありさま。これが現実ならば、かなり異常な事態であることが伺える。情報が錯綜するなか、ミラーは情報源に疑念を抱いてゆく。物語は、そんなおり、あるイラク人の情報から潜伏中の将軍の所在を記した手帳を手に入れた。この手帳を巡って国防総省とCIAの間でトラブってしまうあたり、戦争の影の部分が見え隠れしている。大義名分だった正義はいったいどこにあるのやら。
 それでも、真実を暴くことがこの国のためになると考え、将軍を証人としたいミラーたち。対して、全てを闇に葬ろうとするバウンドストーン。戦争の正当性さえ揺るがす事態に、双方の思惑が絡んで激しい攻防が繰り広げられる。
これは、あくまでも映画の中の話としても、いったい何のために争っているのか?ミラーと行動を共にしたイラク人の言葉が重い。
「自分の国のことは自分で決める」
もっともな意見に何もいえないところ。はたして真実は如何に・・・。Σ(・ω・ノ)ノ!

評価:moon1

劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル

Torick3 天才物理学者・上田の元に依頼が舞い込んだ。とある山村を治めてきた霊能力者の後継者を決める戦いをやめさせる為、霊能力など存在しないことを証明してほしいという。上田は村で、募集に応募した霊能力者たちに成りすましたマジシャンの山田と遭遇する。

 騙されやすい天才物理学者の上田と、自称、超・売れっ子天才美人マジシャン・山田奈緒子のコンビが繰り広げる笑えるミステリー。TVドラマの放映から10年、終了してからは随分と経ったものの、劇場版はついに3作目を数えた。そのほかスピンオフのTVドラマに、新作スペシャルの放映もあって盛り上げている。
 もっとも、前作で終わったものと思っていたから、またもやこのコンビのかけ合いがみられるとは、ちょっと期待してしまうところだ。まぁ、コテコテのギャグにお約束の展開も含めて、ドラマの枠を外れたエンタメ作品として楽しめるのだろう。
 今回の物語は、とある山村の守護者で霊能力を持つ“カミハエーリ”をめぐるもの。亡くなったカミハエーリの後継者を募集しているとは胡散臭い。そこで霊能力者など居ないことを証明するよう依頼された上田と、財宝(?)が目当ての山田・・。しかし、霊能力者を戦わせて守護者を決めるという習わしだとか。死者続出のバトルロイヤルって・・。何かのトリックなのか?以前の劇場版と同じ展開では・・・。劇場版ならではの大げさな演出もいかがなものだろう。ドラマのように、もう少しシリアスでよいのではなかろうか。
 それでも回を重ねてできた味がある笑いのツボは、はまると笑える。そして毎度のことながら、もの悲しい物語にすっきりしない後味。単純なトリックほど見抜けないものなのか。いやはや、究極のトリックかもしれませんね。今回は科学で解き明かせないこともでてきたようで、人の心もしかり。そして、どうなるのかと微妙な二人の関係が注目だった。はたして進展したのだろうか。なんだかこのままだと、まだまだ劇場版が作れそう。どこかで完結してほしいものである。そもそも、この作品って劇場版でなくてもよいのでは・・・。
( ̄ー ̄)まるっと


評価:moon2

9<ナイン> 9番目の奇妙な人形

9 彼は研究室で目を覚ます。彼は麻布で作られ背中に9の番号のついた人形だった。街はすでに廃墟と化しており、ぼう然とするなか2の番号を持つ人形と出会う。ほかの番号を持つ者たちもいるというが、巨大な機械獣に襲われ『2』は連れ去られてしまう。

 ここで見るのは人類滅亡後の世界。暴走した機械と人類の戦いは終わっているらしい。映画では度々描かれる荒廃したダークな未来である。もとはアカデミー賞短編アニメ部門にノミネートされたシェーン・アッカー監督による同名作品で、ティム・バートンのプロデュースで長編映画化されたという。映像としても緻密で、リアルで不思議な世界を見せてくれる。もとが短編ゆえに間延びした感じは否めないところ、そのぶん映像としては楽しめるのだろう。
 物語は人類滅亡後の話ゆえに、主人公は人間ではない。目覚めた1体の人形は、まるで人間のような感情をもち、生まれたばかりのように世界をしらない。麻布で作られた粗末ないでたち、中身はロボットなのだろうか。背番号がつけられているとは意味ありげだ。やがて9番の彼が出会う同様の者たちは8人いたわけで、それぞれに性格は個性的だ。その彼らは戦いを好むわけではなく、むしろ恐怖におびえている。機械であるはずの彼らも、巨大な機械獣から敵視されているわけだ。同じ機械なのに戦うとはどういうことだろう。機械獣が求めているのは彼らの感情なのか?それともエネルギー?生い立ちも含めて謎めいた展開は、次第に難解に思えてくる。
 そんな抑圧された世界に変化をもたらすのは9番の彼なのだろう。皆がためらうなか、捕らわれた仲間を助けようと行動に出た。この世界を変えるのは勇気と決断なのか・・・。機械が感情を持っていたなら人類は滅びなかっただろうか。いやはや、感情を持ったとしても争いは防げないのかも。シュールな感じが、なんだか日本のアニメを観ているようだ。不思議な世界のなかで、生と死をどう捉えるのか・・無情な世界がリアルに思える。
 それにしても、9体の人形に込められたのは彼らを作った人間の希望だとして、後始末をさせられたのではたまらない。残された彼らにこそ、希望を見せてほしいものだ。Σ(゚д゚;)


評価:moon2


タイタンの戦い

Taitan 神々が覇権を争う中、人間の王が神に反乱を起こした。これに激怒した神々の王ゼウスは冥界の神ハデスを人間界に解き放つ。人々は魔物の脅威にさらされ、このとき漁師ペルセウスは家族を失った。実はゼウスの血を引く彼は神への復讐を誓う。

 ギリシャ神話をもとに、神々と人間の戦いを描いたかつての名作をリメイク。昔に観たときはスケールの大きな不思議な冒険を楽しませてくれたもの。当時はストップモーションアニメでモンスターたちが動いていたのが懐かしい。今作は3Dでの上映もあって、再び不思議な神話の世界を楽しませてくれるだろうか。
 もともと神話のストーリーは断片的には知っているわけで、メデューサなどのモンスターが、どういった登場をするのか興味をそそる。そして神と人間、怪物たちは近い存在として描かれ、破天荒にも思える展開が楽しい。
 物語は、神々の覇権争いから地上にも異変がおこり、ついに横暴な神々に反乱を起こした人間の王たち。繁栄した人間もまた驕りたかぶる。ついにゼウスの怒りにふれ、冥界の神ハデスや怪物クラーケンが解き放たれた。これでは神に勝てるはずは無く、神々と人間の戦いとは云うものの、最後の希望はペルセウスということになる。彼はゼウスと人間の間に生まれた言わば半神で、家族を殺されたことから神への復讐を誓うという展開だ。自らの出自を知らされてからも、あくまで人間として戦おうとする。リメイクゆえに物語に驚きは少ないものだが、若干ストーリーは変わっていて神話とは違う結末を迎える。
 映像としては3Dで繰り広げられる怪物たちとの戦いが見どころ。メデューサや巨大サソリにクラーケンと、次々と訪れる危機。そのあたり、最新の映像を認識できるところだろう。ただし、3D効果が今ひとつ感じられないのは見慣れてきたせいか?3D化が進む昨今、見せ方にも工夫が必要ではないだろうか。
 それでも、久しぶりに見た『タイタンの戦い』は、存分に楽しませてくれる作品になっていた。そして今回の物語には明確なメッセージが読み取れる。人間は神のもとで生かされていて、神も力を得るには人間が必要だという。物語の中では神と人間、親と子、国を治める者と民との関係が重なってくる。疑いや恐怖や悪しき心が世界を滅ぼすという。国を救い、王女を救う活躍をみせたペルセウスだが、王にも神になることをも拒んだ。なんだか神話よりもかっこよすぎでは・・・   
( Д) ゚ ゚


評価:moon1

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