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March 2010

NINE

Nine 天才映画監督グイドは、9作目となる新作の構想に行き詰まっていた。妻に救いを求めるものの、愛人関係がもとで愛想をつかされてしまう。彼は幻想世界のなか、過去を振り返り幾多の女性との関係に思いをはせる。

 一人の男の栄光と挫折、彼を巡る愛と葛藤を描いた作品。もとが有名なミュージカルであり、豪華キャストの共演が注目である。
 主人公のグイドはスランプに陥り、脚本を書くことができない。頂点を極めたゆえの苦悩だろう。スケジュールが決まっているなか、平静を装い撮影の準備を進めている。しかし、プロデューサーやスタッフの期待とは裏腹に、現実から逃避してしまうあたり気持ちは分からなくはない。そして、かつて映画に出演した彼を慕う女優たち、妻や愛人とのいくつもの愛に接しながら、選ぶことができない男でもある。彼の映画には主演女優との愛が必要だったのだろうか。妻に愛想を尽かされるほど、こんなことで苦悩するとは、ちと羨ましすぎて理解できない世界だ。もっとも、彼も若くはないわけで、これが情熱というものかも。
 なんだかよく分からない内容に退屈しそう。やはり作品で注目は歴代オスカー女優の共演なのだろう。マリオン・コティヤールにペネロペ・クルス、ジュディ・デンチなど、なんとも豪華なキャストに目移りしてしまう。こうなるとグイド以外の誰に注目したらよいのやら、グイドのように選べないかも。幻想のなかで見せる彼女たちのエロかっこいいダンスに見入ってしまう。確かに、そこが見どころに違いない。でも、それだけの作品なのか?グイドの精神世界は難解に映る。最後の決断がせめてもの救いだろう。
 結局、全てを失ったことで、始まりだった9歳のグイドに立ち返った。そこに戻ったことで、再び意欲を取り戻せただろうか。道に迷ったときに原点に戻るという当然の帰結。何か昨今の映画事情への風刺に見えなくも無い。
ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…


評価:moon2

噂のモーガン夫妻

Morgan 不動産会社の女社長“メリル”と、敏腕弁護士“ポール”のモーガン夫妻は、只今、別居中。ポールがメリルとよりを戻そうと誘ったディナーの帰り、二人は殺人事件を目撃してしまう。殺し屋に狙われた夫妻は、証人保護で田舎暮らしをすることに。

 何でこうなるのか!離婚寸前の夫婦が同居することになるとは・・・。当然、喧嘩が絶えないわけで、二人が巻き起こす騒動をほのぼのと描いた大人のラブコメディだ。
 ニューヨ-クで活躍するモーガン夫妻には子供がなく、関係はギクシャク。夫の浮気がもとで別居中である。それでも夫は妻が好き、関係修復に懸命とは都合がよすぎるだろうか。そんな折、殺人事件の目撃者となったことから証人保護プログラムが実行され、遠くワイオミングへ送られてしまう。しかも、クマが出没するような田舎町の外れとあって、ありえないけど笑える展開だ。
 有名なセレブ夫婦は、名前も肩書きも変え、まったく違う環境に置かれてしまう。都会とは違う何かと不便な生活。住人たちとの付き合いも、これまでの常識が通用しない。でも、忙しい日常から離れ、大らかな住人との交流が、二人に変化をもたらすことになる。すべてがゼロからの生活は、やり直すにはよかったのだろうか。二人の微妙な距離が面白いような悲しいような。ただし、メリルの意外な告白に、再び殺し屋に狙われる波乱もあって、絆を取り戻すには一筋縄ではいかないようだ。
 ここで描かれているのは、ありがちな夫婦のすれ違い。本当の原因は互いにあったのかもしれない。なんだかハッピーエンドに、やれやれって感じだ。世話が焼けるのも、お似合いかも。どこに行っても注目の的、噂になりそうな夫婦である。 ┐(´д`)┌ヤレヤレ

評価:moon2

シャーロック・ホームズ

Sherlock 19世紀末のロンドン。若い女性が次々と不気味な儀式で殺される事件が発生していた。この難事件をホームズが解決し、黒魔術を操るブラックウッド卿は処刑される。しかし、予言どおり蘇ると、国家の転覆を企てていた。ホームズは再び事件の謎に挑む。

 コナン・ドイルの生み出した世界でもっとも有名な探偵、シャーロック・ホームズ。頭脳明晰で優れた推理力をもった英国紳士。そんなイメージが定着している彼だが、この作品の中のホームズは快活でお茶目だ。しかも、ロバート・ダウニーJrの演じるホームズは、肉体派で武術も得意とあって、見た目もアウトローのようである。そんな才能を駆使して謎を解き明かすとは、探偵というよりも、もはやヒーローといえるかも。パイプや帽子などのトレードマークに面影をみるも、イメージの違う血気盛んな若きホームズなのである。かなり違和感はあるけれど、まぁ、こんな解釈もありだろう。見る側の思考をリセットする必要がありそうだ。
 事件は儀式殺人から秘密組織へ、そして国家を揺るがす大事件へとつながる。警察もお手上げでは、やはりヒーローの出番だろう。こういった作品での楽しみの一つは、自ら推理することではなかろうか。でも、呪いや甦りの謎は観ていてさっぱり分からなかった。最後に明らかになるとしても、ヒントくらいはほしいかも。そこは僅かな手がかりから答えを導きだすあたり、さすがはホームズの面目躍如である。
 そして、お馴染みのワトソン君も、ここでは主役に負けず個性的だ。助手というよりは良き理解者?で親友・・いや悪友かもしれない。対照的な二人のかけ合いもなかなかおもしろい。映像としては、肉体派のホ-ムズゆえアクションシーンが多くスリリングだ。自身がお尋ね者になってしまうなど、波乱に満ちた物語は最後まで飽きさせない。
 ともあれ新たな解釈のシャーロック・ホームズは、今までのイメージとまったく違うだけに、別の作品に見えてしまうのは残念なところ。これから、新しいホームズが定番となりうるだろうか。   ( ̄Д ̄;;


評価:moon1

コララインとボタンの魔女 3D

Coraline コララインは両親と新しい街に引っ越して来たばかり。二人とも仕事が忙しくて自分にかまってくれない。そこで退屈しのぎに古いアパートの探検を始めると、レンガで封印された小さなドアを見つけた。ドアを潜ると不思議な、もう一つの世界が現れた。

 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のヘンリー・セリック監督によるアニメ作品。手の込んだストップモーションアニメは独特の味がある。どこかコミカルなキャラクターに薄暗く怖い世界。今作では3D化されて、さらなる不思議な世界を覗かせてくれる。アニメと3Dとの相性もよく効果的のようだ。
 物語では孤独な少女が不思議な世界へと迷い込んだ。家庭のなかの孤独といっては大げさかもしれないが、コララインと両親は口を開けばケンカばかり。互いの想いが通じていない。そういうことって案外あるのではなかろうか。そんな折、見つけた不思議な扉とは意味ありげかも。
 しかも、コララインが迷い込んだ世界には優しい両親がいて、全てが望んでいたとおりの居心地のいい場所である。ただし、違うのは目がボタンになっていること。この世界にある生き物はみなボタンの目をしている。ここでずっと暮らすならば目をボタンに変えなければならないという。代償が必要となれば話しは違ってくるのだろう。その裏にある恐ろしい事実に気づけば、まったく違う両親なのである。これは孤独なボタンの魔女が創った世界で、ある意味、コララインが望んだ世界なのだろう。
 必死で逃げだしたものの、事態は二転三転、本当の両親がさらわれてしまう波乱も。助け出すために再び魔女のもとへ向かうコララインである。わずかな間の出来事にも、成長は見て取れる。でも、両親にも反省するところがあるのではなかろうか。不思議な物語はわかりにくいところもあって、いろんな解釈ができそうだ。おかげで家族の絆を確かめられただろうか。どちらの世界が幸せなのか?親子で観たなら、きっと考えさせられるに違いない。
!(・oノ)ノ


評価:moon2

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

Pasi 落ちこぼれの少年パーシーのもとに魔物が現れた。彼はギリシャ神話の神と人間の間に生まれたデミゴッドだという。全能の神が持つ最強の武器「ゼウスの稲妻」を盗んだ疑いがかけられ、母親を連れ去られてしまう。仲間とともに母親を取り戻す冒険に旅立つ。

 神と人間のハーフというデミゴッド。神の能力を引き継ぎ、平凡な少年が英雄に・・・、なんとも夢のあるお話だ。ベストセラーの児童書が原作で、ハリポタの1,2作目を手がけたクリス・コロンバス監督による作品。なるほど、現代のファンタジーはどこか似た雰囲気がある。ゆえに、なんだか奇想天外な設定に笑ってしまうところも。
 いま神々のいるオリンポスはニューヨークにあって、冥界はハリウッドにあるという。しかも、神々はときおり地上に降りてナンパ?いや、恋をしているらしい。歴史上の英雄たちは皆、デミゴットだとか・・・。ここでは神話の神々が人間にみえてきた。そして主人公パーシーは、3大神であるポセイドンの子である。しかし、彼はそのことを知らず、平凡な少年として立場に戸惑う。もっとも、この世界には他にも特別な能力をもったデミゴッドたちがいて、彼らのために訓練所があると・・・。すごいイマジネーションと、足早な展開についていけないところも。
 物語では、まったく降ってわいた災難で、あらぬ疑いをかけられたパーシーだ。いっぽう神々の世界では、ゼウスとポセイドンが対立して戦争の危機にある。このままでは地上が壊滅してしまうらしく、立ち上がらずにはいられない。説得する為にオリンポスへの旅に出る。まだ未熟なヒーローが、能力に目覚め責任を感じていくわけですね。このさい神々にも責任を感じてほしいものだが・・。
 映像は神話の世界と現代が融合して、なんだか独特の世界観をみせる。神話でおなじみのメデューサやケンタウロスなども登場。さりげない映像と、それらを演じる多彩なキャストに、ちょっと驚いた。
 それにしても、観終わっても意味がわからない。よく考えたら、そもそもパーシーが疑われたのはなぜ?犯人はどうやって稲妻を盗んだの?疑問ばかりが浮かんでしまった。今作は物語の序章のようで、説明じみた展開が歯がゆい。はたして続編はあるのだろうか?それにしても、今の時代にパーシーの力は何に使えるのだろう。 ( ゚д゚)ポカーン


評価:moon3

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