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October 2009

きみがぼくを見つけた日

Time_traveler 時空を旅する能力を持ったヘンリーは、何時どの時代へ飛ぶのかはわからない。特殊な体質に悩み孤独な人生を送る彼に、初めて出会うクレアという女性が親しげに話しかけてきた。幼いころからヘンリーと出会っていたというが・・・。

 時を超える能力で妻の少女時代へ会いにゆく。何とも不思議な物語は、アメリカのベストセラー小説をもとに、脚本は『ゴースト/ニューヨークの幻』の脚本家によるもの。ラブストーリーのなかに不思議な大人のファンタジー世界を見せてくれる。そのあたり純愛を期待してみたが、恋人や夫婦間の問題が妙にリアルで現実に引き戻される。
 ここではタイムトラベルという夢の能力を得たヘンリー、彼にとっては悩みのタネであった。自分の意志とは関係なく突然訪れるタイムトラベルに、場所も時代も選べないという不都合すぎる能力。まして衣服すら持って行けないとは、望んでの旅ではないようだ。現れた先では、たびたび騒動を起こしている。
 彼の未来と過去を考えたとき、よく考えるとつじつまが合わない気もするが、クレアは幼いころからたびたび現れる不思議な男ヘンリーに惹かれてゆく。ヘンリーにしてみれば、初めて会ったのは大人になったクレアのわけで、なんだか事情は複雑だ。そして、結婚後に過去の彼女に出会うことになる。まるで時間軸が逆転しているようで、どちらが先かは深く考えないほうがよいのだろう。いやはや、これが運命の出会いというものかも。
 それにしても突然消えてしまう夫との生活はうまくいくのだろうか?未来や過去からやってきたヘンリーが現れたりとクレアにとってはややこしい。これでは不満がたまるのもうなずける。特殊な体質ゆえに、子供を儲けることで夫婦間のすれ違いも起きている。しかし、ヘンリーが旅をするのは過去や未来のクレアのもとであり、時間は失われてはいない。それは同時に、家族や自分の未来をも知りえるわけで悩ましいかぎり。こうなると不都合な未来を変えられそうだが、けして変えられなかった。やはり運命だろうか。もっとも、クレアの未来を変えたのは確かだし、クレアによってヘンリーの未来は変わったといえるのだろう。
 不思議な関係の夫婦に、もはや互いの愛は時を超えてしまったようだ。ファンタジーと現実が交錯する物語は、人生の不思議を感じさせる。 (u_u。)


評価:moon2

ATOM

Atom ロボットと人間が共存する未来都市メトロシティ。事故により息子のトビーを亡くしたテンマ博士は、トビーをロボットとして蘇らせる。しかし、息子との違いを感じて、しだいに愛情は薄れてしまう。傷ついたトビーは、居場所を求めてメトロシティを離れた。

 懐かしのアニメがハリウッドでリメイク、CGアニメとして蘇った。とはいえ名作といわれる原作アニメはかなり昔の作品ゆえ、観ていないので比べることはできなかった。ここは現代の作品として、過去の内容をおさらいする意味で観てみた。
 あらためて振り返ってみると、日本ではすでにTVアニメで2回リメイクされていて、微妙に設定は変わっているという。そのときどきで時代を映しているのだろうか、ハリウッド版ではどういった解釈がされるのか興味をそそる。もっとも、未来の話であり無国籍な感じだから、違和感をおぼえることもない。ただ、脇役のロボットたちなど、やはりアメリカンな味付けだ。それはそれで面白いところだろう。そして、のちのATOMことロボット・トビーは、テンマ博士が亡くなった息子そっくりのロボットに、トビーの記憶を組み込んだもの。自分を人間と思っていたロボット・トビーを、息子とは違うことへ失望したテンマ博士は拒絶してしまう。ATOM(トビー)は自身の存在に葛藤するという、物悲しいストーリーだ。  
 行き場を失ったATOMは地上へ降り、本当の世界を知ることになる。メトロシティとは空中都市で、上流階級が暮らす街。ロボットは共存しているというよりは人間に奉仕するもの。対して地上は捨てられたロボットでゴミの山という荒廃した世界だ。しかも、メトロシティと地上とは対立している。どうやら世相を反映しているらしい。そんな環境で生まれたATOMに居場所はあるのだろうか?この物語は失った自身の存在意義を見出す、ATOM誕生のストーリーなのである。
 はじめて観たATOMとアトムの世界であったが、原作へオマージュしつつ、物語としてよくまとまっている感じだった。きっと子供から、かつてのアトム世代も楽しめるはず。まったく古さを感じない物語、古くて新しい現代のおとぎ話なのだろう。(o^-^o)

評価:moon1

私の中のあなた

Watasi 白血病に冒された姉のため、言われるままに治療に協力してきた妹アナ。ところが11歳になったある日、両親を相手に訴訟を起こした。アナは臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作により生まれてきたのである。

 娘が両親を訴えるなんて・・・世の中ついにここまできたか!と思ったら、言葉にできないくらい優しさのつまった作品だった。答えの出せない問題を突きつけられるように、とても重い作品です。
 娘が幼くして難病にかかったなら、親としてどうするだろう。命を救うためにはドナーを待つしかない現実がある。そこで両親が決断したのは、倫理的に多くの問題がありそうな医療行為、ドナー適合者を生むこと。遺伝子操作によって、ドナーになるために生まれてきた妹のアナである。母親サラは命を救うためには何でもする。キャリアも捨てて看病に専念し、すべてはケイトが中心の生活となっている。ゆえに自身を見失いがちだ。やがて家族の絆はきしみだすことにも。
 それにしても、アナはなぜ訴訟を起こしたのか?姉のために健康な身体を傷つけてきたものの、姉を気遣うよい妹だったはず。しかし、11歳となったアナは移植手術を突然拒み、敏腕弁護士を雇い両親を訴えるという暴挙?にでている。確かにアナの立場もわからぬではない。裁判では、これまでの手術がアナの同意を得ていたのか焦点となるわけで、倫理的な二つ目の問題であろう。ここは法律の盲点のようだ。非常識に思える裁判のなか、明らかになる、ある想い。アナの行動の裏にある想いとは意外なものだった。
 母親の献身的な看護にも、肝心なものが抜けているのではないか。ケイトの看護で家族の絆はバラバラになろうとしている。家族の苦悩は患者にとっての苦悩だとしたら・・。延命を図る医療行為が、苦痛を与えるだけになっているとしたら・・。それぞれの願いを思うと、とても切なく悩ましいかぎり。
 ケイトの病気がなければ生まれていないアナである。家族の生と死、自身の生と死をどう受け止めるのか。生きること、死ぬことの意味を考えさせられた。医療のなかで置き去りにされた心、大きな問題を提起しているようだ。
(´;ω;`)ウウ・・・

評価:moon1

ワイルド・スピード MAX

W_speed_max 今はFBI捜査官となったブライアンは、ある麻薬組織のボスを追っていた。組織へ潜入するために危険なストリート・レースに出場することになるが、そこにはある男への復讐に燃えるドミニクの姿もあった。8年ぶりの再会で再び手を組むことになるのか・・。

 猛烈なスピードと、ワイルドなドラマを展開するカーアクション。劇中では日本車や70年代のアメ車を改造した人気の車が疾走する。NOSにターボにスーパーチャージャーと、もうチューンドカーのオンパレードだ。日本車V.Sアメ車という夢の競演が見もの。欧州のスーパーカーでないところが、この手の車好きにはたまらないシチュエーションかも。02年の1作目から続くシリーズでは、日本のコンパクトスポーツ車が多数登場したり、東京でドリフトを魅せるなど、流行の変化を映しているようでもある。
 今作ではビン・ディーゼルにポール・ウォーカーなど、主要な1作目のメンバーが集結して原点に戻ったようだ。ストーリーは8年後であり、そこには相変わらずお尋ね者のドミニクと、FBI捜査官として復職したブライアンの姿がある。冒頭からの派手なタンクローリー襲撃と、あいかわらずカーアクションは健在だった。かなりCGも多用されているようで、ゲーム的な感じはするけれど、この疾走感はたまらない。また、ブライアンが活躍するアクション・シ-ンもあって見どころは多い。
 物語は復職したブライアンが麻薬組織に潜入するため、運び屋をスカウトするというストリート・レースに参加することになる。このとき押収した車からレース用にブライアンが選ぶのは、やはりGT-R(R34)だった。最新のR35があったのに使わないのはブライアンらしい。いっぽう恋人の復讐に燃えるドミニクは、麻薬組織のある男を探してのレース参加である。ドミニクの愛車ダッヂ・チャージャーとGT-Rの壮絶なバトルは見ものだ。車に乗り手の性格が出ているようで面白い組み合わせである。組織へ乗り込む二人が手を組めば、もはや向かうところ敵なし!ボスを捕らえることはできるのか?復讐をはたすのか?決死のバトルを繰り広げる。
 でも、最後はなんだかな~。ブライアンは再び友情を取ったのだろうか。アバウトなストーリーとなってしまったが、なんともワイルドさがMAXですね。
アブネ━━Σ(゚д゚;)━━!!


評価:moon2

南極料理人

Nankyoku 南極の昭和基地からも遠く離れた、南極ドームふじ基地に料理人として派遣された西村。妻と娘を置いての単身赴任は心もとないが、それぞれの想いを持って派遣された8人の男たちの共同生活が始まる。・

 これはもう、究極の単身赴任だ!雪と氷の極寒の地「南極」で、外界から隔絶された世界に男が8人、共に一年も暮らすことになるとは・・・。真面目な話でも、もう笑ってしまうしかないだろう。見ることのない越冬隊の仕事ゆえに、どんな事をしているのか気になるが、もっと気になるのは彼らの生活である。過酷な環境に少ない娯楽、彼らの楽しみとは・・・。いい年をしたオジサン達が、ときには弾けておバカもしてしまう。その気持ち、わかります。隊員たちの本音を垣間見ているようで、人間臭さが笑えます。
 そんなわけで、きっと食事は貴重な楽しみに違いない。タイトルのとおり南極まで料理を作るために派遣された男、西村をとおして8人の生活を見ることになる。それにしても、西村の作る料理はどれもおいしそう。海上保安庁で炊事担当しているとは思えない腕前だ。これならば辛い単身赴任も乗り越えられそう!・・かな。まぁ、それだけでは無理か・・、ときには我慢も限界に達してしまう。この作品では、隊員たちの喜怒哀楽が淡々と描かれていて、それぞれの家庭の事情も見えてくる。
 なかでも西村は至って平凡な男だった。家では妻と子に煙たがれ、存在感のないお父さんといったところ。妻の料理に不満を持ちつつも言葉を飲み込む。それで幸せなのだろうか?南極に赴任してからは、まるで違う立場で生活をすることになる。基地では頼りにされる存在となり、個性的な面々に手を焼くこともしばしば。充実しているようでもあり、以前の生活とのギャップに複雑な心境が見えてくる。
 はたして以前の平凡な生活は幸せなのか?極限の地、南極の生活も何処か同じ日々の繰り返しだ。どこかシュールな感じの作品に、いったい幸せはどこにあるのか考えさせられる。
それにしても、この映画を観ていたら無性にらーめんが食べたくなった。些細な幸せ、案外そんなものだろうか。( ´艸`)プププ


評価:moon1


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