ハリー・ポッターと謎のプリンス
ホグワーツ魔法魔術学校の6年生となったハリーたちは、あわい恋の季節を迎えていた。その頃、ヴォルデモートはマグルの世界で力を強めており、学校内でも事件がおきる。危険を察知したダンブルドアは、ハリーに戦いの準備をするよう促した。
長らく続いてきたシリーズも、もう6作目。最後の物語へむけて佳境へと入ってきたようだ。これまで断片的に語られてきたヴォルデモートとハリーの過去が、しだいに明かされようとしている。さすがに6作目ともなると、シリーズとして時間が経っているゆえに全体の流れが掴みにくく、過去をお浚いしたほうがよさそうだ。まぁ、すべてが明らかにならないのは歯がゆいが、次の展開を予見させるあたり期待を持たせる内容である。
今作では、ヴォルデモートとの戦いに備えるダンブルドアとハリーの姿があった。ヴォルデモートの力はマグルの世界へも影響を及ぼし始めて、ホグワーツの危機は間近に迫っているのだろう。二人は密かに行動を起こす。直接対決のない今回はつなぎの意味合いが強く、物語は次第にダークな世界にいざなわれる。戦いにも痛快さは無く、重い感じだ。
いっぽう、ハリーたちの成長を描く学園生活では、思春期の彼らそれぞれの恋が見どころ。恋の魔法がひと騒動おこし、ロンとハーマイオニーの微妙な関係が見えてくる。このあたり唯一の笑いどころであって、ほのぼのとさせる。すでにそれどころではないはずなのだが、これが若さか・・。そんな学園内でも事件が起こり、事態は急を告げる。シリアスな話が点々として分かりにくいところも。やはり、お浚いは必要かも。
そのなかで訪れる悲劇!ハリーにとって大切な人が、またもや・・・。衝撃的なラストで明らかになる部分と新たな謎も出てきて、もやもやとした余韻だけが残った。どうやら、それぞれの立場ははっきりとして最終章をむかえるようだ。もはや決戦への流れは止められない。ハリーはどうやって立ち向かうのだろうか。こうなると原作本を読むべきか悩むところ、早く結末を知りたいものである。 ∑q|゚Д゚|p
評価:![]()



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