消されたヘッドライン
ワシントン・グローブ紙の敏腕記者カルは、ある殺人事件を追いかけていた。そのころ、友人で国会議員のコリンズは不倫スキャンダルの渦中にいた。コリンズのもとで働く女性職員が地下鉄で自殺したのだ。カルは二つの事件につながりを見つけ、背後に潜む陰謀を突き止めていく。
事件を追いかける新聞記者が、裏側にある深い闇を暴いていくサスペンス。リアルな陰謀モノの作品として見ごたえのあるドラマが展開する。もとはイギリスで大ヒットしたテレビドラマということ、次第に明らかになってゆく事件の全容、状況のかわってゆくそれぞれの立場が面白い
なかでも主人公カルに扮するラッセル・クロウが、いい味をだした中年男を演じている。近年の太った(?)役でも、いろんな顔を見せてくれるものだ。新聞記者のカルは、警察などにコネクションを持っていて違法な取材もやってのける。粗雑な感じだが、事件を嗅ぎつける勘の鋭さは随一なのである。
そこで、友人である議員コリンズの一大スキャンダルが世間を騒がせているなか、事件に疑問を抱きはじめる。はじめは自殺と思われていた事件は、他殺の疑いが浮上し、そこからさまざまな謀略や利権の構図が明らかになってゆく。
新聞の売上が第一の編集長に対して、真実を追求しようとする記者カル。そのせいで、せっかく掴んだ情報にも他紙に先を越されてしまう。明日の一面を飾るはずの大事件、〆切までのタイムリミットもせまっている。そのなかで、明らかになってゆく新事実に奔走するカル。この緊迫感は伝わってくる。
しかし、もとがTVドラマだからなのか?足早な展開に複雑に絡んだ人物相関、利権の構図は分かりにくいところも。はたして得したのは誰なのだろう。政治と利権に女性スキャンダル。なんだかよく聞く話に苦笑してしまう。報道されるものが全てではなく、人もまた表と裏の顔をもっているのだろうか。なにを信じるのか?真実がどこにあるのか?深い闇が見えそうで見えない。 ( ̄Д ̄;;
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