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March 2009

イエスマン “YES”は人生のパスワード

Yes 仕事も私生活も否定的なカールは、すべてが“NO”。親友にも見放されそうだ。そこで友人に勧められたセミナーに参加してみた。何事にも“YES”と答えれば人生が変わるというのだが、はたして彼の人生は好転していくのか・・・。

 何事にも否定的な主人公のカール。離婚がきっかけなのだろうか、他人とのかかわりや面倒を避け、友人の誘いも断り続ける。つまり、付き合いの悪い奴である。彼にとって良くも悪くもない人生だろう。でも、何もしない人生では、何も起こらない人生かも。それは自身の幸せさえ遠ざけているのだろう。まぁジム・キャリーの演じるカールは、飄々として憎めないキャラである。
 そんな彼が親友にも見放されそうなとき、突然はじめた“YESマン”。胡散臭いセミナーで誓わされたのは、すべて肯定的に「イエス」と答えること。でないと災難が降りかかるとか・・・? そうはいっても理不尽なことにも否定できないとは、都合のいい人間でしかないようだ。なかなか断れずに“YESマン”になっている。あんがいこんな人いないだろうか。ある意味、はっきり「NO」といえるのも羨ましいかも。
 すべてを肯定的にとらえる、何事にも積極的に挑む。たしかに前向きなカールになったわけだ。そうしたら、なぜか仕事も私生活も順調になる。偶然知り合った前向きな女性アリソンは、そんな彼に好意を持った。こうなると完全に信じてしまったカール。反射的にすべてYESと答えてしまうほど。おバカなようでも、吹っ切れていて確かに人生が変わりそうだ。そんな前向きな二人の恋の行方が気になる。
 しかし、すべてが上手くいくかにみえたが、やっぱりYESだけで過ごせるわけではないのが世の中であろう。思わぬ事態に巻き込まれ、テロリストに疑われてしまうとは笑える。そして彼の前向きな行動は、たんなるYESマンとしての答えなのか。アリソンのプロポーズへの答えは・・・。それを知った彼女は・・・本当の気持ちはどうだったのか。もっとも、YESだけNOだけで語れるはずもない。カールにとっては人生が変わったはず。なによりも本当の気持ちが大切ということだろう。  `;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!! Yes We Can


評価:moon1


ワルキューレ

Valkyrie 独裁政権に疑問を抱くシュタウフェンベルク大佐は、祖国を戦争による破滅から救うためヒトラーの暗殺を企てる。その奇抜な計画は、失敗の許されない困難なものだった。すべてが予定通りに進むはずが・・・。

 第二次大戦下のドイツで起きた空前のクーデター。その顛末を描いた作品である。劇中ではヒトラーの暗殺計画が実行されるなど信じがたい話だが、これらは実際の出来事だという。それまでに40回も暗殺が企てられていたとは驚きだ。トム・クルーズ扮する片目と片手を失ったシュタウフェンベルク大佐も、ドイツでは抵抗運動の英雄なのだとか。世界ではあまり知られていないエピソードゆえに、実に興味深い内容である。
 それにしても、自国の総統を暗殺して事態は変わるのだろうか。シュタウフェンベルクの計画では、国内有事の対処計画「ワルキューレ作戦」を利用してクーデターを成功させるという。予め計画書を改ざんしておき、ヒトラー暗殺の非常事態に乗じて予備役がベルリンを掌握するのである。しかし、警備の厳重な司令部でヒトラーを暗殺するなど可能なのか?そこで、シュタウフェンベルクが自ら爆弾を仕掛けに赴くとは、なんとも大胆でスリリングな展開だ。
 まるでフィクションのような壮大な計画が実行され、一気に情勢は傾きはじめる。暗殺は成功し、予定通りに事が運ぶかに思われたが、些細な手違い、偶然から破たんしてゆく。そこには躊躇い、裏切りや忠誠心など、人の様々な思いが交錯している。結果は歴史の示すとおりのわけで、哀しい結末を迎えることとなる。実話としての重みが緊迫したドラマを演出する。ただし、史実に沿ったドラマから何を伝えようとしているのか分からないところも。
 彼らの行動は何かを変えたのだろうか?もしも計画が成功していたなら、世界は変わっていたかもしれない。その後の情勢を見れば、不思議な因果に満ちた歴史の分岐点のようだ。これまで大きく取り上げられることのないエピソードであり、重いテーマゆえにドイツで作ってほしい作品である。ヾ(.;.;゚Д゚)ノ


評価:moon2

DRAGONBALL EVOLUTION

Dragonball 世界中に散った7個をすべて揃えたとき、どんな願いも叶えるというドラゴンボール。世界征服を狙うピッコロ大魔王が復活して、その力を手に入れようとしていた。じいちゃんから託されたボールを持つ悟空は、世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれることに。

 コミックやアニメで大人気の『ドラゴンボール』が、ついに実写化。ハリウッド映画であるのが微妙だが、スケールの大きな映像となるなら大歓迎だ。ただし、なつかしのアニメが実写化される昨今、期待が大きいだけに物議をかもしそうな内容が気になる。
 こういった作品で気になるのは、やはりオリジナル・キャラとのギャップだろう。チョウ・ユンファやエミー・ロッサムなど面白いキャスティングであっても、原作のファンには馴染めないかも。エッ・・亀仙人?ブルマって?!とつっこみたくなる。チョウ・ユンファはそのまんまじゃ・・・仙人じゃなかろう。登場人物やストーリーも、大まかな設定以外は別モノの内容である。もともと詳細な設定などない世界観ゆえに、リアルな世界に置き換えると違和感があるのもたしかだろう。鳥山明さんも「えっ?」て感じているようだし、もう一つのドラゴンボールとして楽しめればよいのではなかろうか。原作を意識しなければ、それなりに楽しめそうだ。欲を言えば、もう少し生身のアクションも見たかった。足早な展開ゆえに、せっかくの武闘大会のシーンがほとんど無いのも残念である。
 まぁ、思い入れのある作品ほど批判的な見方になってしまうが、原作と違っていることは映画ではよくあること。解釈が違えば、中身が全く違ってしまうこともしばしばである。「EVOLUTION」としての違いを楽しんでもよいのだろう。今回は良くも悪くも期待を裏切った?!・・・イメージがかけ離れていたようで、こんなのもありかなって感じられる。原作が変わるわけではないのだから、いつかまた違う解釈の「ドラゴンボール」を見たいものである。(・_・)エッ....?


評価:moon3

ヤッターマン

Yatterman ドロンボー一味の悪企みを阻止したヤッターマンのもと、行方不明になった考古学者の父を探してほしいという少女が現れる。彼女が持っているのは、父から託されたドクロストーンの一つだった。

 子供の夢、いや?おじさんの夢!実現である。昨今の実写化されるアニメ作品にあって、まさか・・のひとつであろう。現在も放映中のTVアニメだが、かつての『タイムボカン・シリーズ』の世代にとっては興味をそそられるところ。こういったギャグ・アニメをどう表現するのか気になる。これまで実写化されると、リアルな世界とギャップを感じるものが多いなか、アニメの世界をそのままに再現している。昔のイメージのままに、スクリーンへ飛び出した印象だ。懐かしのギャグにお約束の展開、作り手の思い入れが伝わってくる。今だからこそ実現可能な映像にも、当然アニメ的なこだわりが見える。多彩なキャストも見逃せないところ、かなり本気が感じられる。
 そしてストーリーは、説明するまでもなく相変わらずな展開だ。ドロンボー一味が狙うのはドクロストーンとよばれる秘宝。すべて揃うと願いがかなうという。この秘宝をめぐっての攻防を繰り広げる。もちろんロボット同士の対決も見どころのわけで、ビックリドッキリメカなどお約束が楽しい。ただ、劇場作品として2時間は少々長く感じるし、大げさな展開もいただけない。そしてドロンジョが注目されるのは当然かもしれないが、物語の中心になっていないだろうか?まあ、大人の妄想もはいっているのか・・最後まで遊び心満載だ。そこは十分に大人も楽しめるわけですが、子供が見る映画としてはもう少し真面目でもよかったかな。
 なにはともわれ、今でも笑えるギャグに当時を思い出すこと請け合いだ。夢と希望と妄想?!の詰まった娯楽作。たまにはいいかも。
pigあっ、エンドロールの後には来週の予告が入っているのでお見逃しなく。まあ、次回は無いんでしょうけど・・・。
(v^ー゜)ヤッタネ!!


評価:moon2

パッセンジャーズ

Passengers セラピストのクレアは突然呼び出され、飛行機事故から奇跡的に生還した5人のカウンセリングを命じられた。やがて明らかになってゆく事故の真相。次々と失踪する生存者。身の周りでおこる不可解な現象に驚愕の真実を知る。

 突然の大惨事。その時、乗客たちに心の準備はできていただろうか。ここでの飛行機事故では大勢の犠牲者がでるなか、奇跡的に助かった者が5名いた。しかし、彼らの様子は何処かおかしい・・記憶も曖昧だ。生死を分かつ恐怖体験をした者は、精神が不安定になってしまうという。セラピストのクレアが呼び出されたのは、心を癒す心理療法をおこなうためである。しかし、クレアのカウンセリングで記憶をたどると、航空会社が公表した事故原因とは違う事実が明かされてゆく。事故は操縦士のミスとして片づけられようとしているわけで、機体の欠陥という疑惑が浮かび上がる。
 はたして現実か否か。クレアは事故の真相を明かそうとするものの、何者かに尾行され次々と失踪する生存者たち。欠陥を隠す航空会社の陰謀なのか?しだいにクレアも混乱してゆくなか、真実は意外なものであった。
まあ、次々と起こる不可解な出来事に、観ている側も混乱してしまう。
「この展開は・・・あのスリラーのヒット作と同じか・・・」
 意表を突かれるのは確かだが、意味の分からないところが多々あって、最後まで納得できないところも。患者の一人であるエリックとクレアの関係も重要なポイントとなっている。それほど未練を残していたのだろうか?
そして、最後に明かされる真実とは・・・。何ゆえにセラピストが主人公かと思っていたら、カウンセリングが必要な者は誰なのか?を考えれば納得かも・・・一本取られた気分だ。少々意地悪にも思えるのだが、現実を受け入れられないとは、そうゆうことだろうか。でも、事故原因を明らかにしなくては、亡くなった者が浮ばれないのではなかろうか。伏線なども物足りなく、つじつま合わせっぽいストーリーが残念だ。 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


評価:moon3

オーストラリア

Australia 第2次大戦直前のオーストラリア。英国貴族の女性サラは、一年も帰らぬ夫を訪ねて一人異国の地へ旅立つ。しかし、夫が何者かに殺されたことを知り、領地と財産を守るためカウボーイのドローヴァーとともに壮大な旅に出る。

 オーストラリアの広大な大地を舞台に描かれるのは、人の欲望、そして純粋な愛。そこには変わる者と変わらぬ者、変えようとする者と変えられない者が織りなすドラマが繰り広げられている。
 物語の主人公である英国貴族の女性サラは、この地には不似合い・・・いや、場違いである。シルクのドレスにハイヒールで降り立つが、英国からはるか彼方の地は想像を絶する場所だった。もっとも、先住民にしてみれば我がもの顔の白人たちも場違いかもしれない。この時代には人種差別が公然と行われているのである。
 たいしてガイドとして雇われたカウボーイのドローヴァーは、アボリジニとも対等に付き合い、仲間からは爪はじきにされている。対照的な世界で生きる二人は、反感を抱きながら夫の領地“ファラウェイ・ダウンズ”へと向かう。
 しかし、夫は何者かに殺されていた・・・。事件の裏に謀略を感じたサラは領地を守る決意をし、残された1500頭の牛を売るために大陸横断の旅をすることになる。ところがサラをはじめ家政婦や会計士など、牛を追うには頼りないメンバーばかりである。過酷な旅を続けてサラの心境も変わってゆく。それが本当の自分ではなかったか。やがて反感を抱いていたドローヴァーとの間に信頼が生まれ、アボリジニの混血児であるナラへの母性が芽生える。変わったのは荒くれ者のドローヴァーも同じことだろう。このあたり、痛快な冒険ものかと思ったら、テーマは意外にも重い内容となってゆく。
 やがて戦争がすべてを壊してゆくわけで、人はどう変わるべきか問われているようだ。もっとも、ナラたちアボリジニにしてみれば何も変わってはいない。土地をめぐっての争いも関係ない話である。原点に立ち返ってみれば、変わったのは人間だけ、変えたのも人間だろう。 (ノ_-。)


評価:moon2

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