K-20 怪人二十面相・伝
1949年の帝都・東京では、怪人二十面相なる怪盗が世間を騒がせている。サーカス団の曲芸師・平吉は、奇妙な依頼をうけたところ二十面相に仕立てられてしまった。お尋ね者となった平吉は、無実を証明するため二十面相との対決を決意する。
舞台となるのは1949年、現実とは違う歴史を歩んだ帝都・東京である。華族制度が続き、特権階級が富を独占する極端な格差社会を生み出している。レトロな時代背景にも、どこか今日の世相を映しているようでもある。何が起きても不思議ではない世界で、江戸川乱歩の小説でお馴染みの怪人二十面相や、名探偵・明智小五郎らが攻防を繰り広げる。
登場するのは馴染みの人物であっても、ここでのイメージは少し違っている。明智小五郎はクールなヒーローとなっており、財閥の令嬢と婚礼も控えている。対して、富裕層から盗みを働く二十面相は完全な悪者のよう。まあ、無実の者に罪を着せるとは、かなりの悪に違いない。そして小林少年は・・?主人公は二十面相に仕立てられた男というのも面白い設定。サーカスのスター平吉(金城武)は、無実を証明するために本物の二十面相と対決する。その過程で泥棒の極意を身につけようとの特訓なども見どころ。痛快なアクションも見せてくれる。
物語は、二十面相に襲われた羽柴財閥の令嬢を助けたことから、明智と平吉は協力することになった。そこには世界を変えるほどの発明が羽柴家に隠されているというのが、メインのストーリー。在りかを二十面相に先んじて探し出すことになるわけで、謎解きも交えて凝ったストーリーだが、世界を巻き込む大げさな展開となる。いろんな要素が盛り込まれていて楽しめるものの、スッキリしないところ。
そして気になる二十面相の正体とは・・・。変装の名人ゆえに意外な人物でも不思議ではないが、それはないだろうと突っこみたくなる。もっとも、ここは違う歴史を歩む世界だった・・・。本当に世の中を変えることができるのは誰なのか?ダークなヒーローの誕生は何を変えるのだろうか。再び現れることを期待したい。 (◎´∀`)ノ
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