イーグル・アイ
コピーショップで働くジェリーは、謎の電話を受けた直後、突然テロリストとして逮捕された。同じ頃、弁護士事務所で働くレイチェルは電話で脅迫をうける。二人は指示されるままに引き合わされ、逃亡を余儀なくされる。
ふと気がつけば、いたるところに監視カメラ。すべてがネットワークにつながってゆく現在の世界。これらを自在にコントロールできたなら、個人の行動全てを監視することができるのだろうか。もっとも、それならば世界を支配できるかもしれない。どこまで可能かはさておき、現状を見ればあながちフィクションにも思えない世界である。これまでにも数々の映画で描かれてきたテーマは、どのような結末を迎えるのか注視したい。はたして監視する者が誰なのか?目的は?謎を秘めた物語は最後まで目が離せない展開に、スリリングなアクションをからめたサスペンス作品になっている。
物語は、シャイア・ラブーフ演じる、ごく普通の青年がテロリストとして逮捕されてしまう。部屋に届いた武器、口座に振り込まれた大金、あずかり知らない証拠で固められてゆく。一方でレイチェルは息子を人質にされ、ジェリーの逃亡を手助けさせられる。見ず知らずの二人を引き合わせたのは、電話で指示をする謎の女。あらゆるものが彼女にコントロールされ、電話や行動すべてが監視されているという。しかし、二人を動かすのはある意味、情報でしかなく実態は見えない。FBIへの情報がジェリーを追い詰め、レイチェルを動かすのは彼女への脅迫というのが対照的だろう。情報のコントロールで人を動かすことが可能とは、情報化社会の怖さも感じられる。でも、それは今に始まったことではないのだろう。
やがて、物語の進行とともに二人が選ばれた意味が分かるわけで、周到な計画に感心してしまった。少々まわりくどいが、展開としては面白いところである。でも、結局はシステムの暴走というSF的な要素に醒めてしまう。冒頭の出来事へとつながるわけで、高度なシステムも最終決断をするのが人間ならば完全ではないということか。しかし、人が判断しないシステムが完璧を求めたら?人は邪魔な存在でしかないのかも。それでは本末転倒、このシステムの計画も完全ではないように、矛盾に満ちた世界である。 Σ(゚д゚;)
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