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January 2008

28週後...

28week 人間を凶暴化させる“RAGEウィルス”によって崩壊したイギリス。それから28週後、復興も始まり国外へ避難した人々が帰国をはじめた。そんな中、旅行中で難を逃れたタミーとアンディの姉弟も父親と再会を喜ぶ。しかし、姉弟の行動が最悪の事態を招くことに。

 ウィルスによって人が変わる恐怖、極限状態での人の恐怖を描いた前作『28日後...』その後の世界をシミュレートした続編である。すでに国家は崩壊してしまったが、ここで崩壊してゆくのは人間ではないだろうか。たんなるホラー作品ではなく、社会のなかの漠然とした問題を浮き彫りにしているようでもある。物語としては一つの家族を中心に描かれ、タミーとアンディの姉弟、そして両親のドラマが挿入される。もしも身近にいるはずの家族が感染したなら、逃げられるのか?それとも殺せるだろうか?ここでは事態を解決する可能性を持つ家族だったわけで、暗示的なシーンに意味を考えさせられる。
 前作では事の始まりから詳細が分からず、訳の分からぬまま逃げ惑う主人公さながらに恐怖を感じた。今回は情報が整理されたなか、再びウィルスの感染がはじまっている。それゆえに恐ろしさを知っている者の恐怖、人間のとる行動の恐怖を見せられる。まさに続編らしいところで、映像もスケールアップして荒涼とした世界が表現される。さらに無数の感染者も登場するあたり、追われる恐怖も倍増だろうか。ただし、きもいシーンも強調されるのは少しくどいかもしれない。
 ウィルスも怖いが、もっと恐ろしいのは非常事態での人の行為、軍による攻撃である。事態を収拾するためには感染者もろとも・・・。それは爆撃に無差別攻撃、まさに兵器は人を殺す為のものとわかる。そして軍の命令は瞬く間に伝わり、兵士が行動を起こすさまは感染するかの如く。決して凶暴なのはウィルス感染者だけではないようだ。ウィルスの感染、軍による殺戮、はたして人類の脅威となるのはどちらだろう。なんとも危機的な状況を迎えるものの、ウィルスの抗体を持つアンディに、命令に背いて生存者を救おうとする兵士がいる。せめてもの希望と思ったら、その願いも報われないバッド・エンディングがこの作品らしい。劇中にはいくつものifがあったのに、これが現実ということだろうか。DVDでは前作のように希望をみせてほしいものだ。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

Todd 19世紀のロンドン。幸せな日々を送るベンジャミン・バーカーは、無実の罪で投獄され妻子を奪われてしまった。それから15年後、スウィーニー・トッドの名でフリート街に戻った彼は、理髪店を開き復讐の機会を待っていた。

 ジョニー・デップとティム・バートン監督が、再びコンビを組んで挑むミュージカル映画。いつも二人の作品には何かを期待してしまうところ、どういったモノになるのか興味をそそられる。今回は復讐に燃える理髪師が主役。そこにはコメディと呼ぶには少しきついブラックな笑いを交えて、なにやら怪しげな独特の世界が描きだされている。もとが有名な舞台作品も、映画では殺人シーンなど生々しい感じがするわけで、素直に笑えない微妙さも。ここでデップ演じるスウィーニー・トッドは腕利きの理髪師であり、カミソリを華麗に操る。復讐の武器はカミソリと、この手の濃いキャラははまり役のよう。注目はミュージカル作品ゆえに当然ジョニー・デップが歌うことになる。ぎこちなくも無難にこなしているのは流石である。コメディとしてみれば、不思議なキャラを演じるのはデップのほかにはいないかもしれない。歌もなかなかいけていると思うのだが、もしや、ミュージカルは最後になるのだろうか。
 物語としてはシンプルで、一人の男の悲惨な末路が描かれる。いや、登場人物は皆、悲劇的だ。ベンジャミンを陥れた判事に、理髪店の大家ミセス・ラペットは罪を犯し、また嘘をついている。結果として招く悲惨な結末。ありがちな物語であるものの、そこに見えてくるのは愛だろう。ここでの登場人物たちは愛の為に罪を犯している。いや、愛と呼べるかどうか、単なるエゴかもしれない。スウィーニー・トッドも愛するものの為に復讐を誓う。しかし、そのために大切なものを失ってしまうとは、結末はあまりにも悲しい。愛とは何か?復讐とは?常軌を逸してしまうことの恐ろしさが妙にコミカルだ。描かれるのは心の深淵、リアルな非現実世界?を体験するようだ。それにしても、理髪店のカミソリが恐ろしく思えるかも・・・。

 

ジェシー・ジェームズの暗殺

Jessejames 19世紀のアメリカに名をとどろかせたアウトロー“ジェシー・ジェームズ”。彼に憧れる若者ロバート・フォードは、ジェームズたちの列車強盗に加わり仲間として受け入れられた。しかし、時の流れは彼らに過酷な運命をもたらすことに。

 野心家の若者ロバートが、有名なアウトロー“ジェシー・ジェームズ”暗殺にいたるまでを描いた、その心に迫る作品。ジェシー・ジェームズは数々の犯罪に手を染めたお尋ね者だが、その一方で南部の人たちからは英雄視されている。銀行強盗に列車強盗と彼にまつわるエピソードは数知れず、伝説の真偽のほどは定かではないらしい。日本では馴染みの無い人物ゆえに、ロバートが憧れる気持ちや、ジェシーのカリスマ性はどうも伝わらないところ。まあ南北戦争後のはなしで、元南軍のゲリラだった彼が英雄的に慕われるのも頷けるだろうか。それでは彼は英雄か?それとも犯罪者か?どちらもyes,すべては物事の二面性ともいえる。見方や立場が違えば、まったく違って見えるはず。そのあたり、劇中の出来事や人物にもあてはまるのだろう。
 この作品ではジェシーの生涯で晩年の部分が描かれている。伝説を残す強盗団とはいえ、いつまでも続けられるわけないのがこの世界。多額の懸賞金がかけられるようになると、手下たちが裏切りはじめた。互いに不信感を抱くようになるが、ロバートの心はどうだったのか。憧れていた彼を懸賞金のために殺したのだろうか?ジェシーはロバートに撃たれることを予見していたようで意味ありげだ。セリフは無くとも二人のあいだにある想いが、分かるような分からぬような。言葉にならない思いが伝わってくる。それでは暗殺は正しかったのだろうか?犯罪者の末路としては、やむを得ないかもしれない。いっぽうで、英雄?ロバートのその後についても描かれていて興味深い。暗殺の場面を芝居で演じては、賞賛されるはずが卑怯者とののしられる始末。やがて自らも悲惨な最期を・・・。
 それにしても憧れ続けた人物を殺すとは、心のうちの複雑さを見るようで解釈できないところだ。もっとも暗殺の真相は闇の中、二人の心の内はわからないままである。歴史に名を残すのはジェシー・ジェームズ。どうやら暗殺者は英雄にはなれないようだ。

 

日本インターネット映画大賞・外国映画部門

07年を振り返るにあたり「日本インターネット映画大賞」の投票に参加してみます。全ての映画を観ることはできませんし、邦画はあまり観ていないので外国映画部門のみで参加です。


 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「ブレイブワン  」      5点
  「ディパーテッド 」      4点
  「幸せのちから 」      4点
  「ブラッド・ダイヤモンド」   4点
「ボーン・アルティメイタム 」  4点
「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド」 3点
  「バベル 」            2点
  「300 スリーハンドレッド 」 2点
  「プロヴァンスの贈り物 」   2点
  
 
【コメント】
07年もいろんなジャンルの作品が公開されましたが、リメイクにシリーズものが多かったですね。
そのあたり点数がつけにくいところですが、観た作品のなか印象に残ったものを選びました。
もちろん娯楽作品も大きく評価したいところです。
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【監督賞】              作品名
   [ポール・グリーングラス ] (「ボーン・アルティメイタム」)
【コメント】
  スリリングな映像とドラマに圧倒されました。前作から通しての構成が見事です。
【主演男優賞】
   [レオナルド・ディカプリオ] (「 ディパーテッド 」「ブラッド・ダイヤモンド」)
【コメント】
   重いテーマの作品に多彩なキャストの中、新しい役柄を熱演していますね。
   オスカーを逃していますが日本公開は07年度なので選びました。
【主演女優賞】
   [ジョディ・フォスター ] (「ブレイブワン 」)
【コメント】
  さすがの貫禄といったところで、複雑な感情を伝える演技が印象的でした。
【助演男優賞】
   [ジャック・ブラック ] (「 ホリデイ  」)
【コメント】
  三枚目の役どころでも、知的な演技に内面のかっこよさを見せてくれます。
  作品の印象を変えてしまいますね。
【助演女優賞】
   [マリオン・コティヤール ] (「プロヴァンスの贈り物  」)
【コメント】
  コメディ以外の演技に実力を見ました。今後の活躍に期待大です。

【新人賞】
   [ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス ] (「 幸せのちから 」)
【コメント】
   ほかに対象者がいなかったので選びましたが、まるで親子(ですが)のような名演技です。
【音楽賞】
  「バベル  」
【コメント】
   三つの異なる物語が一つのテーマへとつながってゆきます。なかでも挿入される曲がまとめ
   ているようで印象に残りました。。

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【勝手に○×賞】
   [カムバック賞 ] (「ロッキー・ザ・ファイナル」)
 
【コメント】
   ながらく休眠中の作品が完結しました。すでにロッキーを知らない世代もいるなか、中高年に
   勇気を与えてくれましたので何か賞をあげたいところです。。
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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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AVP2 エイリアンズVS.プレデター

Avp2 コロラド州のガニソン。山間の小さなこの町に、プレデターの宇宙船が墜落した。やがて船内から逃げ出したエイリアンが住人を襲いはじめる。事態を収拾するため最強のプレデターが現れたものの、住民をも巻き込んだ壮絶なバトルに町は戦場と化してしまう。

 夢の対決?再び!いや、人類にとっては最悪の事態が発生した。前作のエンディングで誕生したnewエイリアン(プレデリアン)によって、プレデターの宇宙船が墜落したという。結果として積荷のエイリアンが町に放たれてしまったわけで、餌食となるのは住人たちだ。さらにプレデターのDNAを持つプレデリアンは、残虐でパワーアップ。これでは人類に対抗する手段はないのだろうか?そして注目の対戦相手は後始末に現れたnewプレデターである。味方と思いきや、邪魔する者は抹殺するあたり人間の立ち入る隙はない。こうなると住人たちの知恵で対抗してほしいものだが、誰が生き残るか分からない展開がショッキングだ。ここでは、普通のホラー映画なら救われる子供たちも容赦なく餌食にされている。もっとも、エイリアンにとって人間は獲物でしかないわけで、常識に当てはまらないのは、この映画ならではの見どころかも・・・。そもそも、主役は異形のクリーチャーだった。主要な登場人物があっけなく餌食になるのは期待どおりともいえる。それでもドラマらしい展開があるわけで、簡単に餌食になってしまうのは微妙なところだろう。
 注目のプレデリアンとプレデターの戦いの行方はどうなるのか。奴らには当然セリフも無く、似たもの同士の戦いは何が何やらわからない場面に戸惑うことにも。はたしてどちらが勝つのか?と思っていたら、そこは人間も黙ってはいなかった。想像できてしまう展開が残念なところで、人間の非情な手段に戦いは水をさされた格好だ。両雄どちらも残虐だけれど、人間がもっとも残虐なのだろうか。こうなるとぜひとも決着をつけてほしいところ、はたして続編はあるのか気になる。まあ後の作品への布石らしいエンディングが思わせぶりだ。この映画では2大クリーチャーの能力をいかんなく発揮した対決を楽しめるものの、もとの作品のイメージが失われていくようで寂しいところも。できれば元のシリーズで復活してほしいものである。SFホラーの代名詞ゆえ、比べるのもナンセンス。やはり決着はつきそうにない。

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

National 謎に包まれたアメリカ大統領リンカーンの暗殺事件。その犯人の日記から失われたページが発見された。そこには、暗殺犯の一員としてゲイツの祖先の名があるという。「暗殺者の子孫」という汚名をきせられたベン・ゲイツは、一族の名誉をかけて真実を追求する。

 歴史学者にして最強のトレジャー・ハンター、ベン・ゲイツが帰ってきた。前作ではテンプル騎士団の秘宝を探し出し、富と名声を得たベンと仲間たち。それゆえにどういった続編になるのか興味津々だ。もっとも、ジョン・ボイドなど個性あふれる面々の活躍は相変わらずで、さらにベンの母親も登場するあたり物語の背景は拡がりをみせている。しかし、全てがハッピーエンドに見えたゲイツたちも何やらうまくいっていない様子で、ベンとアビゲイルとの仲も危うい。強引な展開はさらに、南北戦争の影の英雄と思っていた先祖のトーマスが、リンカーン暗殺の一員にされてしまったという。汚名を晴らすには、暗殺者の日記にある暗号を解き、隠された財宝を探すことが必要となる。まあ、それは罠であって宝探しの為にベンは利用されることに。それでもゲイツ一族の名誉をかけて真実を追求することには変わらない。彼にとって名誉は、何物にもかえられないものなのだ。
 今回はパリにロンドンと世界を股にかけた宝探しがなんとも楽しい。やり過ぎの感はあるものの、そこにはカーアクションもあり、冒険ありと盛りだくさんの内容に退屈しない。なかでも面白いのは謎解きである。一つの謎を解くと次の謎が出てくる展開は前作同様に面白いものだ。物語は突拍子もない歴史の裏側を、架空の歴史を史実も交えながら、それらしく描いている。歴史を知らなくても楽しめるところが魅力なので、あまりつっこまないほうが楽しめるかも。
 世界各地の歴史的名所を巡った今回、見つけたものは確かにすばらしい宝である。でも、見つけたものより、見つけることが重要だったのだろう。謎のトレジャー・ハンターでベンを陥れたウィルキンソンも、すべては名誉のためである。お宝探しも方法を違えば犯罪でしかないのだが・・・。今回手に入れたものは、家族や仲間、国を想う、その心がなによりも宝のようだ。前作よりもキャラ達の魅力が増しているようで、またもや続編を期待したくなる。

新年です!

あけましておめでとうございます
いつまで続くのかと始めた自己満足のブログですが、まだまだ続きそう・・かな?
これもモチベーションとなるのは、訪れてくださる皆様のおかげですね。本年もよろしくです。
でもってこのブログもマンネリになりそうなので、少々、趣向を変えたいところです。どうなることか・・乞うご期待。
Happy_4

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