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September 2007

パーフェクト・ストレンジャー

Perfect 幼なじみの変死事件に、広告会社の社長ハリソンが関わっていると推理した女性記者ロウィーナは、独自の調査をはじめた。しかし、調査が進むにつれ、彼女の恋人や親友までもが疑わしく思えるようになる。はたして真実は・・・

 ハル・ベリーとブルース・ウィリスの共演が注目のサスペンス作品。殺人事件をめぐっての謎解きをすすめるなか、次々と容疑者が浮かび上がる展開は、最後まで誰が犯人か分からないのがミソ。はじめは見抜くつもりで観ていたのだが、「あなたは絶対にだまされる」ってキャッチコピーのとおりにだまされた。そりゃ、劇中ではそうなるように誘導しているわけで、反則気味(?)ではないかな・・・。幼なじみと関係を持った恋人に、親友のハッカー、ネットで知り合った社長など、主要な人物にはもっともらしい動機がある。少しだけヒントがほしかったものだ。振り返れば、意味ありげなセリフやシーンも隠れていて、もう一度観れば違った角度で観られるのかもしれない。
 劇中では現代の事件として、他人をつなげたインターネットの世界が描かれている。インターネットでは、その秘匿性から他人が成りすます危険も。そして隠れた本心も現れるのだろう。仮想世界は真実と虚構の入り混じる世界である。一方、現実の世界を見れば、誰にも隠れた一面、知られたくない部分があるのではないだろうか。他人に成りすますなどできないが、内に秘めたものを謀らずとも隠している。ここでは会社社長もハッカーも、ときに表向きの顔を装っているにすぎないのかもしれない。いや、もしかして自身も他人を演じていないだろうか?そう思うと誰もが信じられなくなるようで恐ろしくもある。知らなくてよいことも、知りたくない真実もあるわけで、ロウィーナに限らず悩ましい問題だ。ネットも現実の世界も、対照的にみえて案外似たものである。せめて自身を見失わずにいたいものだ。


ファンタスティック4 銀河の危機

Fan 彗星の如く現れた宇宙からの使者”シルバーサーファー”。彼は世界各地に異変を起こしていた。政府から依頼され調査をしていたリードたちは、地球存亡の危機を知ることになる。タイムリミットが迫るなか、ファンタスティック4の戦いがはじまった。

 コミックから抜け出した元祖ヒーローも、ついに続編の登場である。もっとも、前作はヒーロー誕生のストーリーでもあり、流れからして続編を匂わせていた。超能力ユニットとして板についてきた様子の4人であるが、今回は地球が破壊されるという宇宙規模の事件が起こることに。強大なパワーを持つ異星人の登場に、もはや人類に打つ手はない。協力を依頼した将軍も、ファンタスティック4に期待しすぎのよう、果ては前作で騒がせた宿敵ビクターにまで頼らざろうえない。このあたり話がややこしくなってくるものの、彼らのコミカルな能力が役に立つのか疑問ではある・・・。そこで面白いのは、シルバーサーファーと接触したヒューマン・トーチことジョニーが、メンバーと能力を交換できる力を身につけたことだろう。不慣れな能力に戸惑うことにもなるわけで、マンネリになりがちな部分でも、お約束のネタが楽しめる。
 「ヒーローが実際にいたら」といったノリが楽しげなこの作品、今作では少し(?)スケールが大きくなってしまい、物語が終わってしまうのではないかと・・・心配になる。それでも重いテーマにピンとこないのがよいのだろう。影を持たないヒーローが、心ならずとも社会の中で悩む姿は面白いのである。ここでは続編として物語は進んでいる。危機が迫っているものの、世界が注目するリードとスーの結婚式が行われようとしているのだ。ヒーローとはいえ、ごく普通の生活を求めるリードとスーである。プライベートな時間を持てなくなった悩みに、ヒーローなりの苦労が面白い。
 なかでも個性的なメンバーの紅一点、インビジブル・ウーマンことスーが魅力的だ。ユニットの中心的存在のようで、異星人とも心を通わす。そのなかでシルバーサーファーの悲しい事情も垣間見え、最強の敵の素顔が明らかになる。それにしても、銀色のサーファーは存在感が大きく、すべて持っていかれた感じがする。しかも、彼は全てCGなのだとか。まさにファンタスティック。
 今回、心新たにヒーローとしての自覚にめざめた4人である。きっと次もあるはず、マンネリにならぬよう、趣向を凝らした活躍を期待したい。


200本目

ついに!いや、まだまだと言うべきか?映画の感想を書き留めること200本目となりました。金額に換算すると?とか、時間に換算すると?など、野暮なことは言わずに、次を目指そうかとおもいます。まあ、観る事も書くことも、いろんな勉強にもなったかな。
もう少し本も読みたいところですが、なかなか集中できないのが実情かも。そういうわけで映画で知識をしいれたりするのですが、原作と違っていることも多々あるし、リメークものでは解釈が違ったりするもので・・。これはこれで、いろんな見方や楽しみ方ができるものですね。あらためて、映画ってホントーにいいものですネ。(水野さん、ゴメン)
振り返ってみて残念なのは、文章にできない映画があったこと。それは私にとって理解できない内容や、あるいは寝てしまいそうになる映画ですね。文章力の無さからでしたが、今なら新しい発見があるかも、いずれ書き綴ってみたいと思いますが・・・。

ひとつの区切りとして記しましたが、気負わずに続けたいですね。これからもお付き合いいただければと思います。

ミス・ポター

Potar 20世紀初頭のロンドン。上流階級の娘ビアトリクスは、32歳にして独身を貫き、自分の描いた絵本を出版するべく奔走していた。そんなある日、引き受ける出版社があらわれた。経営する一家の末の弟ノーマンと出会いが、その後の人生を変えることに。

 世界一有名なウサギ“ピーターラビット”の作者ビアトリクス・ポター、その波乱の半生を描いた物語である。作者にスポットを当てることは多々あれど、創作される作品のバックグラウンドには不思議なめぐり合わせを感じられるものだ。出版から100年を過ぎてなお愛されるウサギに、見る目も変わるかもしれない。
 当時は上流階級の女性が仕事を持つことはなく、親の薦める縁談を断り続けて夢を追うビアトリクスに周囲の目も厳しいはず。そんな彼女に転機が訪れ、波乱の人生を歩もうとは当の本人さえ想像しえないことだろう。ここで描かれるのは、ピーターラビットを世に送り出す契機となった、出版社のノーマンとの出会いである。ノーマンは出版社を経営する一家の末っ子として、失敗してもいい仕事を任されたわけで、それが初めて手がける仕事に意気込むことになる。そういった二人の熱意が形となり、出版した本はたちまちベストセラーになった。偶然か?それは当然だったのかもしれない。むしろ思わぬ結果は2人が恋に落ちたということだろう。しかし、身分の違いから親に反対され、それでも結婚を誓い合う。よくある話のようでもあるが、それもつかの間、悲劇が訪れるとはでき過ぎたドラマのようだ。彼女が物語を書くときのように、どこに辿り着くのかわからないのが人生だろう。
 そのあたり駆け足の展開に、ラブストーリーとしては物足りないかもしれない。有名になった彼女、支えたノーマンの心が読み取れなかった。もっとも劇中の後半は、心の傷を癒すため、彼女が幼少期に過ごした湖水地方の農場を買い取ったエピソードとなっている。晩年のビアトリクス・ポターは、景観を守るために尽力することになったのだという。映画の舞台として、彼女が守った当時のままの自然を見ることができるのだから感慨深いものがある。ビアトリクスを育て、ピーターを生み出した自然を、後に巡って守ることになるのだから、偶然の出会いは世界を変えたのかもしれない。ウサギがジャケットを着るように不思議な因果を感じられる。

TAXi4

Taxi

 いまや子育て中の父親となったダニエルとエミリアン。幸せな日々を送る中、凶悪犯“ベルギーの怪物”を護送する任務が舞い込んだ。しかし、エミリアンのドジで犯人は逃亡してしまい新たな事件が起こる。二人は犯人たちを追ってモナコへと向かうことに。

 スピード狂のタクシードライバーと、ドジな刑事のコンビが繰り広げるハイスピード・コメディ。早くも4作目、いやー、よく4作まで続いたものだ・・・。今回は逃走した凶悪犯をダニエルの協力で追いかけるというもの。マルセイユ警察の面々の繰り広げるドタバタに、笑えるような笑えないような微妙さは顕在だ。深く考える必要もないのが、この作品らしさだろう。ゆえに、冒頭ではサッカーのスター選手登場といったサプライズも。フランスらしい相変わらずのノリで突っ走る。
 それでもただのコメディ作品ではないのが魅力で、ときに見せるカーアクションは楽しみなところである。今回はタクシーも新型のプジョー407にチェンジ、さらにスピードアップしているようす。毎回、趣向を凝らしたタクシーの装備は注目されるものの、まあ、空を飛んだり、雪山を走る装備はないようで、正統派?チューンのタクシーのようだ。ダニエルも家庭を持って、思うようにいかないのかな。
しかし、今回はカーアクションが少ない!いや、クルマはたくさん壊しているわけでタクシーの活躍が少ないのが寂しいだけかも。そのぶんというわけではないだろうが、署長は暴走ぎみで、まるで主役のような活躍ぶり。たんなる邪魔者かも・・・。この作品も当初はアクションが前面にでていたものの、しだいにホームコメディのようになってきた感じだ。そのあたり前作ではめでたく父親となり、今では子育て奮闘中で苦労も絶えない二人である。続いている二人の生活に変化を見られるのは、シリーズものの面白さだろう。ダニエルの妻であるリリーが登場していないとか、ペトラも潜入捜査中で家にいないとか、不自然な設定もなんのその、このシリーズはいつまで続くのだろうか。最速のタクシーはいつまでも走り続ける。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

Eva 第3新東京市に突如現れた“使徒”と呼ばれる巨大生物に、国連軍は進行を止められない。14歳の少年・碇シンジは特務機関ネルフの指令官である父親に、巨大な人型兵器に乗るよう強要されることになる。それは、人類が使徒に対抗する唯一の手段であるという。

 TV放映からはすでに12年も経ったものの、いまだアニメの枠を超えて影響を与え続ける「新世紀ヱヴァンゲリオヲン」。今回、その物語を4部に再構築することには、どういった意味を持つのか興味をそそられる。もっとも、TV版もその後の劇場版も謎だらけ、無責任とも思えるほど・・・。答えは見つからずに、観ていて翻弄されることになった。謎を秘めた物語はいろんな解釈ができるものの、今回は答えが提示されるのか、はたまた新たな謎を投げかけることになるのだろうか。そのあたりも含めて楽しむべき作品かもしれない。
 今回TV版の再構成とはいえ、劇場作品としての映像は注目されるところ。もともと古さを感じさせない作品だが、現在のデジタル処理を加え劇場版ならではのクオリティで復活している。迫力ある映像となって迫ってくるエヴァはカッコいいし、なんだか手抜きデザイン風の使徒が、不気味で強そうに見えるのだから、まさに以前の映像を補完するかのようだ。
 もっとも気になるストーリーは、新劇場版を謳う作品ゆえに大きな変化を期待してみても、今回はまだTV版と同じ内容である。序盤の山場までが描かれ、おさらいといえる内容となっている。たんなるリメークに思えるかもしれないが、以前の劇場版での総集編的なものとは違い、物語を再認識させているよう。そのあたり、スピーディーで時間軸に沿った展開はわかりやすいのではないだろうか。はじめて観る人にも受け入れやすいものとなっている。やはり序章にすぎないのか・・・。
予告では新たな使徒の登場に、TV版とは違った展開をにおわせる。こうなると次作も気になるわけで、かつてのファンも再起動(?)してしまうのではないだろうか。深まる謎に、しばらくは侵食されることになるのかも・・・。

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