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August 2007

ラッシュアワー3

Rush リーが護衛するハン大使が、謎の中国マフィア“シャイシェン”の存在を公表しようとして狙撃された。再会したリーとカーターは、大使と娘の護衛を続けるなか、事件の鍵を握る人物がフランスにいることを突き止めた。2人は事件を追ってパリへと飛ぶが・・・。

 ジャッキー・チェンとクリス・タッカーの最強?コンビが繰り広げるコメディ・アクション。かみ合わない2人の掛け合いが微妙な面白さを醸しだす作品は、舞台をフランスへと移して一騒動巻き起こすことに。ロマン・ポランスキーをはじめ多彩なキャストも含めて、なんとも異色の組み合わせのようだ。そんな作品も振り返ればシリーズは3作目となった。前作からは6年も経っているわけで、以前のようなノリができるのか心配するところ。しかし、前作のまんま2人は変わっていない。アクションシーンではさすがにジャッキーも最近は控えめのようだが、それでも生身のアクションは見ごたえ十分だ。そこにクリスのおとぼけ加減に、マシンガントークも相変わらずのノリで加わる。理屈は抜きで楽しめる作品に変わりはない。
 今作では多彩なキャストが注目されるなか、真田広之と工藤夕貴がマフィアの暗殺者として登場している。小気味よいコミカルなアクションはジャッキーならではのものだが、それに絡む2人のアクションもなかなか魅せてくれる。工藤夕貴のアクションは貴重だろう。なかでもフランスらしく、エッフェル塔での格闘シーンは一番の見どころ。まあ、そのほかフランスらしさを感じられないのは物足りないかもしれない。
 そしてアクションとコメディを楽しむ作品に、ストーリーはあまり重要では無いのだろうが、いまさらながら明らかになるリーの過去。シリーズ物らしく?少々むりやりの設定も見えてくる。ドラマ部分も楽しめるわけで、深みがあるともいえそうかな。そのあたりシリアスなドラマであっても、あまり深く考えないのがこの作品の楽しみ方だろう。全てをクリスのノリで台無しに?いや、コメディにしてしまう。そういった作品である。まだまだ騒動を起こしそうな2人に、次も期待できそうだ。

ベクシル 2077 日本鎖国

2077 21世紀初頭、国際社会から危険視された日本のハイテク技術は規制の対象となった。反発した日本は国連を脱退、情報を遮断し完全なる鎖国を強行した。それから10年後、謎に包まれた日本へ潜入した特殊部隊の女性兵士ベクシルが見たものは、意外な光景だった。

 CGを駆使したアニメ作品もここまでリアルになったものか・・、実写と見まがうほどの映像にはただ圧倒される。アニメと実写作品の境界も曖昧となって久しいものの、アニメ作品におけるリアリティの追求はどこに向かうのだろう。もっとも、アニメとしてみれば緻密なシーンも、作品全体ではバラツキは感じられるわけで、人物についても本物の役者に置き換わるまでには至らない。もしも置き換わることがあるのなら、規制が必要になるのかもしれない・・・。
 センセーショナルな内容の物語は、未来の日本を舞台にしたもの。ベクシルが出会う日本人は、サイバーウィルスによって体は機械と化していた。やがて全てが機械へと置き換わったとき、心は失われてしまうという。そんな人々が心のよりどころとして暮らすのは、どこかノスタルジックな街並み。人の心も温かい。永遠の命と引き換えに、心を失う日が訪れる。失って気づく大切なもの。機械でなくとも心が失われてゆくような現代としては、なにやら意味深だ。描かれているのは、自らの行為が破滅をもたらすダークな未来である。技術の暴走は現実の問題にもなりつつあるわけで、それは日本だけの話でもなさそうだ。暗喩としてとらえれば、過去の出来事と未来を重ねることもできるのだろう。伝わらないだけかもしれないが、生命の倫理に男女の愛と、せっかくのドラマに深みが感じられないのは残念なところ。企業とマッドサイエンティストの暴走で済ますには惜しい物語である。
 それでも、SF作品、アクション物の要素が凝縮されていて楽しめるのは確か、スピード感のある映像と展開に退屈はしない。物語はもう少し日本に希望があってもよいのではないかと思えたが、まあ心を失う前に気づくのなら、希望はあるはず・・だろう。
作品は海外での公開が決まっているのだとか、日本文化もグローバルになったものである。

プロヴァンスの贈りもの

Prov ロンドンで豪腕トレーダーとして多忙な日々を送るマックスは、おじの遺産としてプロヴァンスのぶどう園を受け継ぐことになった。20年ぶりに訪れ売却を済ませて帰るはずが、仕事のトラブルからそのまま休暇を取ることに。そこには人生を変える出会いが・・。

人生を変える転機、それはひょんなことから訪れた。ときに失敗は人生を振り返る機会でもあるのだろうか。やり手のトレーダーであるマックスは、違法行為すれすれの取引で巨額を稼ぎ出す。近ごろ株取引に纏わる話題が身近に感じられるだけに分かりやすい。ロンドンでは彼の周りに人は集まり、すべてが思いのままである。そんな彼が疎遠なヘンリーおじさんの遺産を受け継ぐことになり、ひと騒動起こることに。もっとも、おじの大切にしていたぶどう園に興味は無く、投機の対象でしかない。しかも価値のないぶどう園である。まあ後に価値あることがわかるのだが、マックスは高く売ろうと奔走している。それは普段の仕事と同様なわけで、お金が全てなのである。
 そんな折、順調に見えた仕事の失敗から休暇を与えられた。トレーダーとして頂点を目前にしての休暇は心休まるものではないはず。ロンドンからプロヴァンスへ、トレーダーからぶどう園のオーナーへと生活も一変することに。しかも、都会から外の世界へと出て見れば、なんとも不自由なもの。人との付き合いも同様に、電話ひとつで済ませることもできた都会とは対照の世界だ。
 やがてプロヴァンスの生活に、ぶどう園での思い出、少年時代の幸せだった記憶がよみがえる。そして一人の女性との運命の出会いが彼の心を微妙にかえることにも。けして金には変えられないものに気づいてゆくという、心温まる物語となる。マックスが人生の挫折を味わったかは定かではないが、おじが大切にしたぶどう園の秘密も明らかになり、少しうまく行き過ぎのよう。プロヴァンスの贈り物というよりも、これはおじさんの贈りもののようだ。一朝一夕ではいかない、長い年月と人の想いが生み出したものだろう。人の心は売ることなどできない財産である。彼はヘンリーおじさんから、また一つ学んだのではないだろうか。人生は芳醇なワインのよう。贈りものに気付くには、ときには人生に休暇も必要かもしれない。

オーシャンズ13

Oceans13 ダニー・オーシャンの仲間のひとりであるルーベンが、カジノ経営者バンクの裏切りから瀕死の目にあう。復讐を誓ったダニーのもとにメンバーが集結。カジノのオープンの日、バンクの目論みを徹底的に潰す計画を実行する。

 豪華なメンバーが再集結、犯罪ドリームチームの今回のターゲットは、ラスベガスにオープンするカジノ。その経営者のカジノ王・バンクをアルパチーノが演じるなど、これまた豪華な顔ぶれだ。最初のストーリーからは3作まで続くとは思えなかったものの、続けて見てみるとシリーズ物ならでわの面白さを堪能できる。これだけ個性的な面々が登場しても、それぞれの役割は控えめ、やはりチームなのだろう。そのストーリーは仲間の敵討ちを果たすというシンプルなもの。復讐劇にしては事がうまく運びすぎではあるが、ポップでスタイリッシュな展開、軽快なテンポにはただ痛快だ。
 ここでのオーシャンズの復讐計画とは、名実ともにNo.1目指すバンクを貶めるため、カジノを攻略して財産を奪い、さらにホテルの格付けを下げるなど精神的にも復讐する徹底振り。とはいえ、最新のセキュリティを誇るビルを攻略するには一筋縄ではいかない。それぞれ得意の分野で協力が必要となるわけで、昨日の敵は今日の味方?因縁の相手ベネディクトの協力も得ることになる。騙し騙されるのが彼らの世界なのだろうか?良くも悪くも仲間のようだ。そのあたり、前作からのキャストの出演となるとジュリア・ロバーツにキャサリン・ゼタ=ジョーンズの再度の登場がないのが寂しいところかも。その分オリジナルメンバーの11人で復讐をはたすという、原点に戻ったともいえる。この作品はあくまでも11人が基本なのだろう。
 3作目で終わりということらしいが、シリーズを通して仲間である彼らの物語はずっと続いているように感じられる。そう、これからも彼らが集えば最強のチームである。ぜひとも別の作品で共演してほしいものだ。そういえば彼らは詐欺師、いつの日か再集結もありうるのかもしれない。

トランスフォーマー

Transformers_2 あらゆる機械に変形できる金属生命体。彼らは人類の傍で姿を変え潜伏していた。やがて目的の為にロボット型にトランスフォーム(変身)し、人類への攻撃を開始する。彼らの目的と人類を救う鍵は、一人の少年が握っていた。 

 日本生まれの玩具ロボットが、実写映画になって帰ってきた。どうもピンとこないところだが、アメリカでは誰しも遊んだことがあるほど有名らしい。日本でも子供のころロボットには大いに親しんだはず、実写の映像としてどう映るのか興味がわいてくる。玩具ロボットがどんな変貌を遂げているのか注目である。
 物語は、SFアニメによくある異星人同士の戦いという構図。地球の支配を目論む異星人ディセプティコンに対し、敵対するオートボット。何でクルマに変身しているのか?など野暮なことを言わずに見れば、機械と心が通じ合うという夢がある物語でもある。スピルバーグが製作指揮をしているだけに、“らしさ”が感じられるわけでファンタジー作品のようだ。それは、エイリアンといえど何処か愛嬌のあるロボットたち。コミカルな演技に笑いのつぼもおさえている。見事に命が吹き込まれたようで、無骨な外見とは裏腹に、人間的なロボットたちのセリフに感動しそうになった。そして、さりげない風刺にメッセージもこめられているようで、ただの娯楽作でもなさそう。十分に大人も楽しめる。
 もちろん見どころの映像は圧巻。実写として破綻しないトランスフォーム(変身)は見事なものだ。こういった素材を映像にしたら、玩具っぽく(?)なってしまうかも、さすがと思える。最後はロボット同士の戦いになって見ごたえ十分なのだが、めまぐるしい変化に何がなにやら分からないところも。「脅威の映像体験にお腹いっぱい」というのが正直なところか。映像に気をとられていると、肝心のストーリーを忘れそうだ。
 物語の中心であるサムと愛車のカマロ(バンブルビー)との交流。相手は機械でも、少年サムの心に感化され心は変化している。それは相手を思う心。もっとも自身の変化を求めていたのは少年サムであったはず。頼りなげな少年が、仲間の為に勇気を持って戦う。彼を変身させたのは変わらぬ心なのだろう。

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