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January 2007

ディパーテッド

Depa マフィアのスパイとして警官になったコリン。一方、マフィアへ極秘の潜入捜査を命じられた警官ビリー。正体を偽り生きる2人だったが、警察とマフィアはスパイの存在に気づき始めた。危険が迫るなか、互いの内通者を探すことに。

 香港映画のヒット作『インファナル・アフェア(無間道)』をハリウッドでリメイク。スリリングな駆け引きが見どころの作品も、スローな展開が印象を変えている。それでも終盤へ向けて徐々に盛り上がっていくあたり、設定の違いもあってやはりスリリングだ。この作品では、警官コリンの視点で多くが描かれているようで、題名が『ディパーテッド(死者)』でありニュアンスも違っている。さらに違った展開として、精神科医マドリンとの三角関係の恋の行方が気になったが、結末がはっきりしないのは惜しまれる。
 やはり注目は、マフィアの内通者をマット・デイモンが、潜入捜査官をレオナルド・ディカプリオが演じているところだろう。マフィアのボスはジャック・ニコルソンのキャラが印象的だ。先の作品のイメージとしては、二人は逆の立場でもよかったように思える。まあ設定も違うわけで、そのあたりを比べてみるのも面白い。この作品の面白さは、二人が本来とは逆の立場で生きるという皮肉さ。そして、身分を偽ることで本当の自分は何者なのかを問われているところだろう。エリート警官となったコリンにとっては、将来が約束されている。マフィアのスパイであることを除いてではあるが・・・。一方で、優秀な警官でありながら、その生い立ちから潜入捜査を命じられたビリーは全てを捨てさった。劇中で語られる二人の過去をみれば、どちらにも成りえたはず。それは、善と悪が背中合わせとも言えるのではないだろうか。
 結局は互いの存在を知ったとき、どういった選択をとるのか迫られることにも。劇中では「死人に口なし」という具合に、都合の悪い者は消されてゆく。生き残った者の都合で、その存在が解釈されてしまう虚しさだけが残る。自身を偽る者にとって、本当の自身はどこに在るのか。すでに存在していないのかも・・・、それでは死者と変わらないだろう。

ラッキーナンバー7

Slevin ニューヨークへ訪れた青年スレイヴンは、強盗に襲われたりと最悪な一日。さらに、友人と間違われギャングの抗争に巻き込まれることにも。いっぽう、謎の暗殺者が街に現れ何かが起こりそう。すべては、20年前の幸運のナンバー7へとつながってゆく。

 不運な男と殺し屋の出会い、その謎が見どころの復讐劇。殺し屋が語る物語の発端は20年前、競馬の八百長レースがもとで家族もろとも殺された男がいたという。その復讐を果たすのは何故?誰が?といった謎を投げかけるクライム・サスペンスである。
 ここでの不運な男スレイヴンを演じるのはジョシュ・ハートネット、二枚目キャラのとぼけた加減が面白い。そして、謎の殺し屋にはブルース・ウィリスと、はまり役のキャラをイメージさせる。モーガン・フリーマンにルーシー・リューといった脇を固めるキャストも賑やかだ。一見するとシリアスな物語でR15なのだが、ブッラックに笑える部分は多い。コミカルさとシリアスさが、微妙なニュアンスで保たれているようだ。しかし、断片的ストーリーは謎ばかり、序盤は内容がつかめなかった。まあ、そこがミソなわけで、衝撃のラストへとつながる。はずが・・・なんとなくエンディングは察しがついて、してやられたとまではいえないかも。最後のどんでん返しも、少々強引な結末が惜しまれる。もっとも謎は、ブルース・ウィリスの役回りってなんだったのか、いまひとつわからなかった。そこにつながるドラマがほしいところで、せっかくのキャストがもったいない感じだ。
 それでもいくつかの伏線があって、スレイヴンの立場が二転三転するあたりは楽しめる。
重すぎない物語は、スリリングな娯楽作ということだろうか。微妙に爽快ではある。最後に思うのは、不運な男スレイヴンは案外ラッキーな男ではなかったか・・・。人違いをしたギャングのボスにとっては、アンラッキーなナンバー“SLEVIN(スレイヴン)”かもしれない。

めぐみ 引き裂かれた家族の30年

Megu_1 30年前に起こった『横田めぐみさん失そう事件』。時を経てしだいに明らかになった事実、それは北朝鮮による拉致。手がかりのない中、捜索活動を続けてきた横田夫妻の姿、そして現在に至るまでを当時のニュース映像とともに映しだす。

 アメリカ人の監督“クリス・シェリダン”と“パティ・キム”による『横田めぐみさん失そう事件』に迫るドキュメンタリー作品。はじめは、この作品が外国人の手によって撮られたことに少し当惑した。「日本からメッセージを発するべきでは?」とも思えた。もっとも日本人が撮ったなら、もっと感情的な映画になっていたかもしれない。外国人から観た視点はどこにあるのか、事件をどう捉えるのか注目したい。まとまらない映像も多々見受けられるが、かえって客観的な視点でこの事件の複雑さ、家族の想いや周囲の反応を明確に伝えているのだろう。
今ではニュースに取り上げられることも多いとはいえ、事件発生からすでに30年が過ぎている。事件の当時について知らない人も多いはず。ここで昔のニュース映像を見ると、普通の家庭を襲った悲劇が生々しくよみがえる。そして事件を検証してみれば、誰が巻き込まれても不思議ではなかったことが伺われる。長らく不明の事件の真相が明らかとなった現在、戦い続ける両親の姿を見ると、30年の時が過ぎたことに憤りと悲しみがこみ上げる。まったく議論もなかった時代が残念であるが、さまざまな意見が飛び交う現在となった。しかし、政治も絡んで視点もいろいろ、解決への道のりは遠のいてしまったのだろうか。
 ひとそれぞれに意見はあるのだろうが、この作品を見て伝わるのは家族の思い。家族にとっては子を奪われた誘拐事件でしかないのである。それは終わったわけではなく、現在進行の事件。一刻もはやい解決を望みたい。そう思ってみても個人としては傍観しているにすぎないのだろうか。この作品が解決の道を探る為の契機となるならば、せめて多くの人たちに見てほしいものである。

たまには独り言3「謹賀新年」

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あけましておめでとうございます。
このサイトも続けること、はや3年目へ突入となりそうです。
これも訪れる方あってのことです。いろんな人とのコミュニケーションに、私自身も影響を受けていますし、+になっていると思えます。このサイトが訪れる方に何か+になれたら幸いです。

話は変わって、せっかくの正月休みですから映画を観ようと思うのですが、大作などもなく、公開作品は少々寂しいかぎりですね。製作側の都合でしょうか?まあ、おかげで?正月らしく過ごすことになりそう。
ということで昨年を振り返ることに、このところシリーズ物にリメイク作品が目立ちましたね。ネタ切れってことは無いのでしょうけれど、可もなく不可もなくといった印象の作品になっているようです。そんな中でも邦画が盛り上がっているのには注目でした。物語のアイデアは新鮮ですし、繊細です。ただ、メディアミックスで盛り立てているわけですが、話題性だけのものが多いのは残念。中身も伴っていければもっと盛り上がるのではないでしょうか。

今年の作品に期待しつつ、また一年よろしくです。

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