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July 2006

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

Carib 愛船で自由を謳歌するジャック・スパロウであったが、彼の前に現れたのは深海の悪霊デヴィ・ジョーンズ。かつて自由と魂を引き換えた、血の契約期間が迫っているのだった。そのころエリザベスは、ジャックを逃がした罪で投獄され、ウィルはジャックを追うことに・・・。

 前作より3年、個性的な海賊“ジャック・スパロウ”の新たな冒険が始まった。しかし、様子が変だ!何かが来るのを恐れているのである。手のひらに現れた烙印は、海を支配している悪霊デヴィ・ジョーンズとの契約の証。ジャックは捕らわれてしまうのか?
再びスクリーンに登場した“ジャック・スパロウ”やはりジョニー・デップ演じるつかみどころの無いキャラクターが魅力的、その立ちふるまいに引き付けられる。そしてオーランドにキーラ・ナイトレイら主要なキャストの3人が再び顔を合わせることになるが、時を経て役者としてそれぞれが存在感を放っているようだ。その他のキャストも引き続き登場するあたり、前作のその後が見られるのはシリーズ物の面白さだろう。今回、明らかになるジャックやウィルの過去、微妙な関係をにおわせたジャックとエリザベス。3人の関係は少々複雑に絡み合う。どういった進展があるのか注目だ。
 物語としては前作からのつながりは強引だが、新たな冒険の始まりに子供のころのわくわくする高揚感がよみがえる。映像もコミカルで夢があり、次々とたたみかける展開はまるでアニメのようだ。そして魔物と化した恐ろしい海賊たちだが、どこか愛嬌のある表情は絶妙である。ディズニーの作品らしく子供から大人まで楽しめる作品なのだ。しかし、すべては次回へ持ち越したという印象だろう。もっとも、3人それぞれのドラマが平行して進行することにもなり、内容は盛りだくさん。それゆえ今回は続編への前ふりということになるのだが、いくつもの謎をのこしたまま「さあ、これから」というところで終わってしまうのは映画作品では少々残念だ。そのぶん大きな期待が膨らんでしまうだけに、どういった結末を用意しているのか・・・続編の公開が待ち遠しい。

日本沈没

Nc 潜水艇により深海調査を行っていた地球科学博士の田所たちは、海底プレートの急速な沈降を確認した。導き出されたのは、わずか1年後に日本列島が沈没するという驚愕の事実。国民の避難が実行されるなか、激しい異変が押し寄せる。

 小松左京 原作のベストセラー小説「日本沈没」が映画作品としては33年ぶりにリメイクされた。当時のことは知る由も無いが、映画にTVドラマまで作られたのだからかなり衝撃的であったことはうかがえる。高度経済成長にあった日本で、国土の消滅という全てが崩れるシナリオは考えもしない事態を突きつけていたに違いない。今にしてみれば成功の対極にある挫折を、災害のみならず示しているようにも思える。
 今回の映画化では、リメイクとはいっても現代に置き換えられた設定ということもあり、国土の水没という衝撃的なシチュエーション以外は別の物語のようだ。阪神の震災を期に各地で起こる異変、物語のなかでは地震と噴火により一年足らずで日本は水没するという。災害の記憶は新しいだけに、現実のように感じるものだ。もしも、よりどころである国土が無くなるとしたら・・・。政府は危機にどう対処するのか?世界はどう動くのか?人々はどう生きるのか?考証を重ねたシミュレーションはリアルというよりも、どこか風刺的 だろうか。そして再現される映像からも、災害の恐ろしさを疑似体験できるディザスタームービーであるのは変わらない。自国の災害ゆえに、やはり衝撃的だ。
 注目は、そのなかに描かれる潜水艇のパイロット“小野寺”とレスキュー隊員“岡部玲子”の恋だろう。登場人物の設定は原作とは違っているが、恋を絡めて描かれた内容に見方も変わってくる。個人の問題のなかに垣間見る、護るべきものはなにか?生きることとは・・・できることは・・・。自己犠牲や覚悟といった部分は日本的ともとれるが、うしろだてが無ければ、そこにあるのは何も持たない人だけなのだ。そして最後に残るもの、それは人の良心であると思いたい。そこから希望の持てるエンディングにつながるのだろう。災害はいつ起こるとも判らないだけに、単なる映画の話にも思えない。災害の頻発する昨今において、こういった作品こそ海外でリメイクしてほしいものだ。


TRICK 劇場版2

Trick ある日、上田のもとに一人の青年が訪ねてきた。10年前に行方不明になった幼馴染みの女性が、筐神島という孤島に捕らわれていることが判明したという。連れ去ったのは筐神佐和子という恐ろしい霊能力者のため、上田の助けが必要だというが・・・。

 自称、売れっ子天才奇術師“山田奈緒子”と天才物理学者(?)“上田次郎”のコンビが事件の謎を解き明かすドラマも、劇場作品としては2作目となった。前作から3年ぶりということで、久しぶりに見る二人のかけ合いは懐かしく思える。それゆえに少々物語には進展があるのかと期待してしまうのだが、良くも悪くも相変わらずといったところ、微妙に次回へつながってゆくのだろう。TVドラマの劇場版ともなると、えてして大げさなストーリーになってしまうものだが、今回は少し控えめだろうか。それでも村を消すという奇術の勝負を見せるのだからやはり大げさかも。たねをあかせば、「それはないだろう」ってつっこみたくもなるが、山田と上田の微妙にかみ合わない掛け合いの面白さと、濃いキャラたちに許せてしまう。その他、燃える箱からの脱出など、マジックねたも披露して楽しませるのはいつものとおり。回を重ねて少々笑いに振りすぎの感じも受けるが、それを踏まえたうえで楽しめる作品になっているのだろう。それにしても、“ユートピア”に“片平なぎさ”といったキャストは、昔の活躍(?)を知る年代には笑いのツボも違ってくるものだ。ストーリー以外でも楽しめ、そして幅広い年代で見られるのはこの作品ならでわ。今回は久しぶりというところだったが、舞台となるのは富毛村という寒村、そして霊能力者との対決といった定石どおりの展開に安心して観られる。しかし、宗教がらみの事件はマンネリにも思えるし、はたしてシリーズとしてこのまま続くのだろうか?だらだらと続けてほしくはないが、ときには驚くトリックも見せてもらいたいものだ。

ウルトラヴァイオレット

Ult 21世紀末、謎のウィルスによって高い知能と運動能力を得た超人間“ファージ”が誕生した。彼らを恐れた人間政府は彼らを絶滅させる秘密兵器を開発。ファージ軍は兵器破壊のため、女戦士ヴァイオレットを送り込むが・・・。

 スタイリッシュなアクションで描く近未来SF作品。女戦士ヴァイオレットを演じるのはミラ・ジョヴォヴィッチである。ウィルスによって人間を超えた能力を身につけている主人公・・・ってことは「バイオ・ハザード2」と重なってしまうが、この作品はスタイリッシュなアクションが見どころらしい。そうはいっても映像は今どきの作品とくらべると、少々荒い印象でもあり臨場感は薄いかもしれない。例えればアニメを見ているような感じだろうか。ストーリーも目新しいところは無いだけに、ジョヴォヴィッチのファンならずとも体当たりのアクションを楽しみたいところ。格闘シーンや殺陣など見せ場は多く、彼女の演技なくしては成り立たないだろう。それ以外に見せ場がないとも言えるが・・・
 それにしても近頃、女性がヒーローの作品が多い気もするが、魅せるのはしなやかな動きのアクション、やはり新鮮に思える。そして強さとのギャップであろう。不利な状況を逆転するのは爽快である。
物語は人間とファージの対立の構図、冒頭のシーンでファージ軍は血液センターを襲撃し、人類すべてのファージ化を企てる。人類がすべてファージならば争いも起きないということか・・・しかし、劇中ではよくわからなかったがファージは12年の寿命だという。これでは作戦が成功しても、いずれ人類は滅んでしまうのではないか・・・。よく考えれば治療法を探るヴァイオレットの判断は正しいのだ。ここで鍵を握る“シックス”と呼ばれる少年の登場だが、彼の命も尽きようとしている。少年の内にあるのはファージ壊滅の抗体なのか?といった部分は見てのお楽しみである。
相変わらずSFや近未来で描かれるのはダークな世界だが、それは現代の構図を写しているようだ。極端に行過ぎた世界に、考えるべき問題が垣間見える。生命の倫理、人類の存亡をかけて戦うのは女戦士なのだろうか?

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